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相性の良い人とは

「相性の良い人」とはどんな人のことを言うのだろうか。
基準はいろいろあると思うけれど、私が考える基準の一つは
「自分のコンプレックスを『欠点』と捉えるのではなく、
 自分のコンプレックスを『魅力』と捉えてくれる/全く気にしない人。」

である。

一つの事実に対して、解釈は様々である。何事も表裏一体だからである。
例えば、私は繊細な性格なので「悩み事が多い」ことがコンプレックスの一つだが、これに対して
「人生の感度が高くて、自分の人生を一生懸命生きている気がして面白い」と捉えてくれる人もいれば、「その程度のことで悩んで連絡してくるなんて面倒」と捉える人もいる。

私と相性が良いのは、前者の人たちである。
自分のコンプレックスに対して、「そう?私は全然欠点だと思わないよ。むしろ素敵だと思うよ!」と言ってくれる人がいることでどんなに救われることか。そんな人が周りにいてくれると、どんどん自分を好きになれる。

そういえば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の最終回で、
今まで”小賢しさ”をコンプレックスとして抱えてきたみくりに対して、平匡が「僕はみくりさんのこと、”小賢しい”だなんて一度も思ったことありません」と伝え、みくりが感動して抱きつくシーンがあった。

やはり、自分のコンプレックスを全く気にしない/むしろ素敵だと思ってくれる人こそが、相性の良い人であり、パートナーとしてもふさわしいのではなかろうか、と思う。



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