【無料】noteを書いている人たちの文章を通して"乗り越える力"をもらえる
noteを書き始めてそこそこの時が経ちますが、何気なく 記事を読みながら驚くことがある。
みんな、なんでそんなに文章うまいの?
いろんな方たちのnoteを度々読ませてもらっておりますが、いちいちびっくりします。
それぞれに味があり、それぞれに心を感じ、それぞれに技法もあり、それぞれの言葉選びや構成もある。
TwitterやInstagramなど様々なSNSがありますが、noteほど自分の色を出せる場所はないのかもしれません。
やはり多くを語れば語るほど、そのぶん気持ちや感情を晒していることと同じ。
初対面で相手のことを知ろうとするなら、語り合う言葉数がモノを言うはず。
Twitterは文字数が少ないし、Instagramは写真がメイン。
単純に1番多くを語っているのはnoteになる。
ただ、それゆえに試されている気もする。
長文を書くことは、どうしたってごまかしがきかない。
ある程度の文才がなければ文は書けないし、そもそも何を書くのか題材も必要。
インプットなんて言葉にすれば簡単だけど、日常の中で良いネタなんてそうそう落ちていない。
おそらくは、拾うのではなく見つける意識。
ただ、見つけたところで文に落とし込むのは難しい。
人は頭の中で考えたことの10分の1しか話せない。
話せることの10分の1しか文章にできない。
文章にできることの10分の1しか人には伝わらない。
そんな説を聞いたことありますが、話すことの10倍書くことは難しい。
口ではこれだけスラスラ喋れるのに、なんで文字にすると難しいのか…?
私はアイデアを生み出したり構成することを仕事にしておりますが、常にこの類のストレスはつきまといます。
誰かに本気のメッセージを伝えるなんて至難の業。
気心知れていて、お互いのことを熟知していても時に行き違いが起こるのに、会ったこともない人に何かを伝えるなんて難しいに決まっている。
そのハードルの高さを知っているからこそ
みんな、なんでそんなに文章うまいの?って自然に思えてくる。
時にシリアスな内容だったり、デリケートな内容だったり、その中身は多岐に渡りますが、本当に皆さんの文章に打ち震わされる。
それと同時に、人生にもいろいろあるんだなって…
他人事だったことが、ただの他人事ではなくなる。
年齢を重ねれば重ねるだけ、いろんな経験を積めば経験を積むだけ
誰かの人生の中に自分を見つける。
何食わぬ顔をして生きていたって、その裏には人に語れないドラマがあり苦悩がある。
大人になればなるほど本音を吐露できる場所は少なくなっていく。
誰かに聞いてほしくても、なかなか話せない。
長く生きれば失うものも増えていき、様々な経験値から先を予測する能力も養われてしまう。
その結果、人は待たなくなる。
夏休みを待ち、クリスマスを待ち、親が家に帰ってくるのを待っていた日々は記憶からも薄れていく。
もう、待たずして勝手に次の扉が開いてしまう。
人生はそんな繰り返しだとも知っている。
でも、人生の醍醐味は楽しみを待つことだけではない。
基本的に人は孤独かもしれないが、地獄の淵で誰かに寄り添ってもらえる瞬間がきっとある。
当然、誰かに寄り添ってもらうためには、誰かに寄り添える自分じゃなければいけない。
寄り添うことは言葉で言うほど簡単じゃない。
人の痛みを分からなければいけないし、言葉にできない気持ちまでも汲まなければいけない。
たくさん辛酸を舐め、傷ついた人間が真価を問われるのはそこだ。
長く生きる意味が問われる場所もそこに存在している。
私も30代の半ばを過ぎ、心をズタボロにされる悲痛な経験もした。
世界で1番恐いのは人間だとも知った。
同時に、自分の甘さも思い知った。
ハメられ、叩き落とされ、人を信じることすら難しくなり、トラウマも植えつけられた。
でも、人生で起こった全てのことに意味はある。
何かが起きたということは、何かしらの理由が隠されているはず。
おそらく、未来の自分が先回りして私にメッセージを伝えに来たのだ。
自分が傷ついて、ようやく誰かに寄り添えるスタートラインに立てるのだと。
優しくなるとは何か?
真っ直ぐ生きるとは何か?
ショック療法で教えてくれたのかもしれない。
それも自分にとって必要な経験だった。
前に進む糧にするため試練を与え、成長のチャンスをくれたのだ。
そう思い込ませて、無理矢理にでも自らを鼓舞して生きていく。
誰かの文章に打ち震える瞬間があるからこそ、noteに投稿されていく誰かの文章に対する私なりのアンサーがしたくなった。
私に届いたように、誰かにも届いてほしい。
皆さん文章もうまく、気持ちも乗っかっていて、そこには全てを伝えきれないままだけど様々な機微に彩られた喜怒哀楽が溢れている。
ゆえに、作家なんて偉そうに言っている私は自動的に謙虚になる。
もっともっと面白くて興味深い文章を書ける人間でなければいけないなと気が引き締まる。
たとえ
10分の1しか伝わらなくても
100分の1しか伝わらなくても
きっと大丈夫。
目の前にある大きな壁を乗り越えたら、また幼い頃のように純粋な気持ちで待つ時期がやってくる。
その大きな壁の先に、、、
まだ見たこともない絶景が目の前に広がってゆく日を待ちわびる瞬間がやってくる!
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