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ふるさとの香りがする広報紙の作り方

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全国広報コンクールで、2018年・2019年と2年連続で日本一になった、愛媛県内子町の広報紙『広報うちこ』。歴代の担当者が、町の暮らしの香りまでもが伝わるような紙面づくりを心掛け…
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#特集

レイアウトには型がある

レイアウトには型がある

皆さん、こんにちは!
4月の人事異動などで広報担当になった人など、これから初めて自治体広報紙の特集に挑戦する人もいるのではないでしょうか?
私が広報担当になった当初は、レイアウトって何?って感じのど素人で、
前任者の特集をマネしながら作っていたのを思い出します。

そんな私が最初に手にしたのが、『レイアウトの教科書。』という本です。

この本の中に「レイアウトには型がある」という言葉があって、

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現役ばりに特集のアイデア出してみた

現役ばりに特集のアイデア出してみた

皆さん、こんにちは!
今回のテーマは「特集内容のアイデア出し」です。

まず、私は特集記事を作る時、次の「4つの柱」を念頭に置いていますので、それを紹介します。

◎自治体はなぜ・何のために広報をするのか
◎広報をすることによって自治体をどのようにしていきたいのか
◎誰に何を伝えたいか(受け手は住民)
◎興味を持って最後まで読むことができる構成の工夫を・・・・・・ です。

例えばですが、全国広報

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広報うちこの特集ができるまで(後編)

広報うちこの特集ができるまで(後編)

こんにちは! 元広報うちこ担当の兵頭です。今回も広報紙の特集づくりというマニアックな内容ですが、全国で頑張っている自治体広報担当の皆さんの参考になるように「後編」も頑張ります。

前編では特集づくりの基本的な流れとポイントをお伝えしました。「骨子」ができたら、その膨らませたイメージを元に、実際に取材していくことになります。後編では、私の最後の特集となった広報うちこ4月号vol.306の特集を例に、

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広報うちこの特集ができるまで(前編)

広報うちこの特集ができるまで(前編)

皆さん、こんにちは!
4月に異動があり、「元」広報担当者になった兵頭です。10年間は長いようで短く、長かった・・・・・・。その分お世話になった人が増え、感謝の気持ちに溢れています。町民の皆さん、全国の広報担当者の皆さん、読者の皆さん、全ての人に感謝、感謝です。
その気持ちを込めて私のノウハウをお伝えするつもりですが、現役を離れると次第に勘が鈍ってくると思いますし、私の考え方自体が古くなってくると思

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タイトルを響かせるには——

タイトルを響かせるには——

タイトルは瞬発力で勝負こんにちは! 広報うちこの中の人、兵頭です。
今回は「記事のタイトル」についての話です。少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
 
その重要性は皆さんのご存じの通りだと思いますが、読者の皆さんが瞬間的に読むか読まないかを判断するのが、タイトル。忙しい人たちを一瞬で立ち止まらせる言葉の力が必要です。だから広報紙の担当者は、タイトルの瞬発力を鍛えなければなりません。

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