「初めての人生の歩き方。――毎晩きみにラブレターを」第427話:外に出よう。
初めまして。小説家と詩人とシンガーソングライターを目指して日々色々と足掻きながら生きている有原悠二と申します。
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〇2021年3月19日(金)の日記
お金の話でもめたときに、「外に出たい」と言って彼女は泣いた。翌日、僕は職場でさんざん愚痴を言ったあと、ふと自分はこうして外にでて話す相手がいるが、彼女にはそれがないんだと思うと、自分は救われているんだと実感し、あながち彼女が早く仕事に戻りたいと言っているのも間違ってはいないと思った。
人は人の中で生きている。
仕事でプールに入り、子供たちの相手をしていると、不思議と胸のもやもやが消えていったのは、きっと子供たちの邪気のない笑顔と、溢れんばかりの未来にあてられたからだと思う。つい仕事のことを忘れて、ジャグジーに入って、子供たちと談笑していた。
人は、きっと、どこまでいっても人。
その夜、僕は友達と飲みに行った。「デートに行った方がいいよ」そう言われて、ふと、彼女に会いたくなったのだが、成り行きのまま、つい帰りが遅くなってしまい、そして帰宅すると、彼女はすでに眠っていた。安い缶チューハイをコタツで飲みながら、ブルーハーツのリンダリンダを口ずさみ、そうして、布団の上に横になった。
もう大丈夫。そんな気がした中、見た夢は、言葉では表現できないけど、とても楽しくて、童心に戻ったかのような、儚さがあって、僕の胸中に浮かんでいた黒い塊は、もうない。
☆きみにラブレター
手がつめたくなってしまった。もう寝よう、
清さんの夢が僕の寝床の中に来て居るかもしれないから。
内田百閒
もうすぐ、春だ、とは言っても、まだ夜は冷えて、寒い。その寒さが、好きで、だから君を抱きしめたくなる。
今夜は早く帰ろう。
それだけで、救われる夜がある。
★初めての人生の歩き方
今年も残り287日。
初めての人生、人はどうやら人との間で成長するようで、
だから「人間」と言って、
僕たちはその中で生きている。
記事が遅くなってごめんね。
今日ものんびりと楽しもう。
☆今日の名言★
親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。
プラトン
人生は、みんなは波乱万丈だ。ただそれを表に出していないだけで、苦労していない人なんてこの世にいない。
だって、苦労すればするほど、人生を振り返ったときの思い出に花が咲くから。
今日も、あなたの目の前の人は戦っている。
それはあなたも、わたしも、愛おしい人も。
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