
人材育成 「勝手に育つ」から抜け出すために
ほとんどのマネージャーは人材育成を知らない
今、マネージメント層にいる人たちのほとんどは勝手に育った人等だと思います。
若手の時代から、いろいろな経験ををする中で、自ら問題に気づき、課題に転化させ、自ら対策を立てるという行動を自然と繰り返してきているということです。
もちろん、先輩や上司、同僚から評価やアドバイスはもらって来ていると思うのですが、それは仕事を完遂するためのものであって、人材育成を想定したものではないケースがほとんどです。
自分が育つために必要なことは、自分で考え、調べ、学んで来たのです。
そんな人が人材育成に携わると、
勝手に育つ人には、「あいつはできる!」
勝手に育つことができない人には、「あいつは自ら行動しない…」
となってしまいます。
「私はこうやってきた」という自らの成功体験の押しつけになってしまいます。
これでは、「勝手に育つ人」しか大きく育ちません。
より多くの人材が育つためには?
対象となるメンバー個人にあったオーダーメイドの育成です。
「忙しいのに、そんな手間なことはやってられない!」と思った方、いつまでも忙しいのは、人が育っていないからではないですか?
今日の仕事は未来につながっていることを考えると、育成は自組織の業務と同等、もしくはそれ以上に重要なことなのです。
オーダーメイドの育成はどうやって実現する?
1.目標となる人材像を設定する
2.人材像をブレイクダウンして細分化する
3.現状を評価して目標とのギャップを明らかにする
4.仕事の中で成長を促すようなコーチングを主体としたサポートをする
5.本人とのコミュニケーション
普段の仕事やプロジェクトで行う、PDCAを普通に回していくことです。
ただ、
1〜2については、全社版の曖昧なものでは不十分なので、組織に最適化されたものが必要です。
3については定正的なものが多く、この辺りを評価できる人材が組織内に存在しないケースにも直面すると思います。
この1〜3の課題を解決する手段として、下記のような書籍を活用すると、スピードアップとぶれない評価が実現できると思います。
4については、忍耐です。
とかくアドバイスが答えを教えるティーチングになってしまいがちのところをぐっと我慢して、コーチング主体に変えることです。
目的は今やっている仕事を達成することではなく、他の仕事においてアドバイスがなくてもできるようになることです。
ただ、4〜5については、私もかなり不得手なので、いろいろ学んでいるところです。
何か良い情報や体験が得られた共有していきます。
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