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彼女と彼女の猫



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↓アマプラに完全版があったんだけど、アニメもなかなかいい!

コミカライズされてた!
しかも、ブルーピリオドの人!!!


あらすじ

新海誠の幻のデビュー作が小説となって息を吹き返す!
アニメとは異なる視点で描いたもうひとつの『彼女と彼女の猫』。
都会で一人暮らしをする女性が、ある日偶然猫を拾った。
自分の感情を言葉にするのが苦手な彼女と、彼女の不器用さをそばで見守る猫。
友人との言葉の掛け違いを境に、彼女の日常から笑顔がなくなっていく。
拾われた猫たちを軸に描かれる、四つの連作短編。

「彼女はいつでも誰よりも優しくて、誰よりもきれいで、誰よりも懸命に生きている」

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感想

猫とその飼い主と、その飼い主の周りの人とその飼い猫や野良にまつわる短編連作。

ジョン博識だな。
ああいう風に犬や猫が物事を考えていたらと想像すると楽しい。
ジョンの選択がらしくあったけど、やはり死に目に合えないのは辛い気もする。
ジョンの後を引き継いで志乃に寄り添うクロが可愛い。
葵に抵抗出来ずお腹を撫でられてたとこなんて堪らない。

志乃さん良い人だなぁ。亮太が羨ましい。
心が壊れかけてる時は、あんな感じに接してもらえるのが一番良い。

美優が親友と決別したとこはなんとも言えない。
自分も察するのが壊滅的にダメだから、ああいう大事なことは正面から口に出してもらわないと分からない。
内容が内容なだけに察してというのは甘い気がする。
相手に伝えることもまた同じくらい大切な事だ。
チョビを拾ってからの美優が穏やかで活力がついていくのを見て、猫を無性に飼いたくなった。
というか、この作品を読んでいたら猫飼いたくなる(笑)

麗奈とミミも、ミミが飼い猫に落ち着いて良かった。
ミミも死なずにすんで良かった。ちいさいときは身体が弱くとも立派にお母さん猫になってくミミにほっこりした。

やはり新海さん関連の作品は良いなぁ。


読了日:2015/09/24 🌟🌟🌟



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