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1.『ちょっと、豚ちゃん、ヤバくね?』からの話〜減量〜

時期は2012年、20台前半の頃、ありきたりだけど、そもそもは彼氏の一言で目覚めた。



そもそも太りやすい体質


身長は155cm、高校卒業と同時に都会で一人暮らしを始めた。その頃は覚えている範囲で体重は45kgほど。
どちらかと言えば小柄に見られる方だったと思うけれど、油断するとすぐに太る。顔や見た目がすぐにムチムチする。友達からも『ゆいみ‥太った?』って聞かれる。
小柄だけど人並みかそれ以上に食べれる。でも周りと同じ様に食べていると、人並み以上に太るんだと言う事を気にしていた。

社食のあるバイトと居酒屋を掛け持ちする


一人暮らしをしたものの、必要最低限の家電が全然揃わない。若いから友達と遊ぶ費用が欲しいし、おしゃれもしたいけどお金がない。昼職だけでは金銭的に足りない事に気づいて居酒屋でバイトも始めた。
単純にラッキーだと思った。昼ご飯は格安で社食(主に定食)が食べれたし、夜は夜で無料の賄い(ガッツリ飯)が食べれた。これで食費は飲み物代位になるし、何より節約になる。
そこからいつの間にかジワジワ50kgを越えて、ピーク時は55kg位あったかもしれない。
勿論、それらの食事自体が悪いとは思わない。何より人が作った温かいものが食べれた。しかし後に書くが、ほぼ365日休みなく、ハイカロリー飯を食べることになる。

彼氏が名前で呼んでくれなくなる


そんな日は突然来る。
ある日のデート中に、彼氏が私のことを冗談半分に『豚ちゃん』って言った。
恐れていたことが完全に起きた。この〝彼女を豚ちゃん呼ばりする事件〟以来、絶妙なタイミングで『豚ちゃん』と呼ばれるようになる。

『ちょっと、豚ちゃん、ヤバくね??』


彼の性格を考えると、言わせる方も悪いと思う。
最初は本人で自覚して痩せるだろうと泳がせていたのだろう。しかし、その気配が見られないので、デートや買い出しの際にちょこちょこ『豚ちゃんは何食べる?』等と冗談混じりに聞いてくれていたのだろうと思う。(ポジティブか)

それがいつしか真剣な表情に変わり、複雑な何とも言えない悲しい表情で言った台詞、自称万年ダイエッターにさせた衝撃的な1言が、この『ちょっと、豚ちゃん、ヤバくね??』である。

これは、本当に真面目な話だ。


『最近、仕事増やしたけど、どしたの??』
『豚ちゃん、食いすぎじゃね??』

大好きな人間が目の前でこんな会話ばかりするようになった。これはノロケ話ではない。多分、アニメでしかお目にかかれないような複雑な顔で言う。
しかし、その説得力は惚れている女に言う時のソレとは違ってきた。変わり果てた人に悲しみと侮蔑を混ぜたような顔で何か言ってる。

自分ってどんな子だったっけ?


そんな関係になりながらも、しばらくは賄いご飯を食べていた。食べると美味しい。やっぱ完食して罪悪感に浸る。私って、好きな服を買って、髪型して、可愛いいって彼氏に可愛いいとかいわれたいんじゃないの??豚ちゃんって呼ばれるのが私のしたいこと???

給料日に、縦鏡と体重計を買った。驚愕した。
書いていてバカバカしいくらい初々しい挫折を感じたとき、急に己のダイエット神が目覚めた。

だめだ、絶対痩せる!
とりあえず45kgまで戻すぞ!!



#減量 #ダイエット #食事法 #晩ごはん






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