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【子育てvol.1】「寝ない・食べない」3歳児に疲弊する母を救った「まさかの救世主」
はじめまして、ゆいです。
「子育て」と「家計」について発信する(予定の)2児の母です。
はじめてのnote更新…!
記念すべき第一回は、「寝ない・食べない」息子のお話です。
この記事は、いわゆる「育てにくい」と感じる子を育てていた私が、
「まさかの救世主」のおかげで心が軽くなった、
そんな経験談をつづります。
今、子育てに悩んでいるお母さんや、
疲弊している妻に、何と声をかければいいのかわからないお父さん。
そんな方々に「そんなこともあるのね(笑)」と思ってもらえるよう書きました。
熱がこもってしまい、少し長いですが
お付き合いいただけると嬉しいです!
授乳室ですでに自信喪失
「もう食べるのつかれたぁ。」
これが現在3歳8か月になる、長男の食事中のくちぐせ。
今思えば、彼は生まれたときから「食」にうとかったです。
予定日の翌日、2780gで生まれた息子。
産後入院中の授乳から、うまく飲めず。
おっぱいはがちがちに溜まっているのに、
授乳を頑張っている間に、疲れて眠っちゃう…
「もうちょっとがんばってみよ~」という
助産師さんのアドバイス通り、
足の裏をこちょこちょして、無理やり起こしては
泣きじゃくる息子におっぱいを押し付けていました。
あとから授乳室に来た他のお母さんは、
ささっと授乳して慣れた手つきで赤ちゃんをスケールに乗せ、いくら飲んだか計測。
「今日は100gも飲んだわ~」とさらっと帰ってゆく…
ひ、ひゃく…!?うちの子ずっと泣いててちっとも飲んでませんが!?
と、私が泣きそうになるのをこらえながら、毎回ミルクを足していました。
結局、息子はうまく吸うことができず、
途中から保護具を使って飲むように。
それでも、やっとがちがちのおっぱいから解放される喜びと
息子の温かさが愛おしくて、幸せな時間でした。
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退院後も、保護具をつけて授乳をしていましたが
ずっとそのままというわけにもいかず。
1か月を過ぎたあたりからは、
そのまま吸わせてもなんとか飲むことができました。
なんやかんやで5か月になった息子。
やっと、やっと私の本領発揮よ!と言わんばかりの私。
そう、私の前職は料理人でした。
退職した後は「家族に美味しいごはんをつくること」が、私の楽しみでした。
しかし、肝心の旦那は「食」に興味がなく、
食べれればなんでもいいタイプの人。
しかもそんなに食べない。
なんなら昼ご飯とか、食べることすら忘れてる。
加えて、パティシエの専門学校に通っていた私は、
お菓子を作るのも食べるのも大好き。
しかし旦那は甘いモノが得意じゃない…
付き合ってはじめて作ったバレンタインのチョコレートは、
2~3個だけ食べて、残りは部屋の隅でカビていました爆笑
3時間かけて作った、力作のボンボンショコラ。
二度と作らないと決意した、苦い思い出です(笑)
まぁ、苦手なもの押し付ける私も悪いのですが(笑)
旦那が食べてくれぬのなら!!
息子に美味しいごはんをたくさん食べてもらうぞっ!!!と、諦めない私。
まぁ、すでにフラグ立ちまくりですよね(笑)
はい、彼もまた、鬼の小食&偏食ボーイに成長するのでした。
なぜだ、なぜ食わぬ…?
意気込んで作った離乳食は、
べーっべーっと吐き出されることがほとんど。
「まぁ、赤ちゃんだし?はじめはそんなもんでしょ!」と
懲りずに、野菜の離乳食やらおかゆやらを手作りで作っていました。
1歳を過ぎたあたりから、
「待てよ、ご飯の量足りてる…?」と、本気で心配するように。
当時の息子の食事の様子がコチラ
炊き込みご飯の一口おにぎり→ちょびっとだけかじる
野菜隠し入れハンバーグ→床に投げる
納豆ごはん→頭にぬりたくる
アンパンマンのスティックパン→めちゃ食べる
バナナ→一本まるまる食べる
ボーロ→浴びるように食べる
Oh…
これは世に言う、「偏食」というやつか…
2年間のワンオペ育児を経て、やっと現実を受け入れることに。
「このままでは、まずい!」そう思って、
外でいっぱい遊ばせる
息子が選んだお気に入りのお皿で提供
完食できた!を目指してめっちゃ少量だけ盛る
おにぎりに海苔で顔をつけてワクワクを演出
などなど、ネットやSNSのあらゆる情報を試してみましたが、一時的な効果しか得られず…
その後、保育園に通いだしますが
給食を完食したことは一度もありませんでした。
「牛乳を少し飲んだ」だけで、
先生が大喜びで報告してくれるほど。
とにかく「食べない」子でした。
不眠と過労により、母ぶっ倒れる
しかも、息子は赤ちゃんの頃から「寝ない」子でした。
背中スイッチはもちろん、そもそも眠りにつくまで2時間抱っこし続けたこともあります。
息子が6か月をすぎたあたりで、
私が急に高熱を出し、病院へ。
検査の結果は「睡眠不足による過労」でした。
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息子を上手に寝かしつけることもできず、自分が倒れる始末。
「ああ、どうしてこんなにうまくいかないの…」
そこで、完母から夜だけミルクにすることに。
すると、朝までぐっすり眠ってくれた息子。
「完母で育てたいという私の勝手なこだわりで、息子の睡眠を邪魔していたのかも」
朝まで寝てくれたという嬉しい出来事だったのに
疲れ切っていた私は、そんなネガティブな考えしかできませんでした。
また、夜通し眠るようにはなっても、
寝かしつけは2時間~3時間かかる…
「食べない・寝ない」息子を、なんとか生かしていた毎日。
かわいい盛りの時期でしたが、
純粋に育児を楽しめるはずもなく。
「ああ、また寝かしつけがはじまる…」と、
食事と寝かしつけの時間が苦痛でしかありませんでした。
全ての自信をなくした1人目育児
そしてむかえた3歳児健診。
ついに「成長曲線」を下回ってしまいます。
先生からは、「この時期は好き嫌いも激しいし、成長の仕方も個人差あるから気にしなくていいよ」と言われましたが…
かなり落ち込みました。
初めての育児で、一生懸命やってたつもりなのに…
私のせいで栄養も睡眠時間も足りなくて、
大きくしてあげられなくて、ごめんね、ごめんね…
そこでプツッと何かが切れたように、
息子の食事を頑張って作るのをやめました。
どんなに頑張って作っても、残され捨てられ…
それによって、イライラしてしまう自分も嫌でした。
それからは、栄養バランス度外視で、好きなものだけを食べさせて
とにかくカロリーを摂取することに集中しました。
それでも、ふりかけご飯やナゲットばかり
あげている自分に、自己嫌悪になることもしばしば…
完璧主義で、「全部ちゃんとしなくちゃ」というタイプの私は
「まぁいいか」というのが、どうも上手くできません…
「ちゃんとできないのは、私がダメだからだ…」
そう思ってばかりで、
完全に母親としての自信をなくしてしまいました。
まさかの救世主あらわる
そんな日々の中で、救世主が現れます。
それは、3歳差で生まれた娘です。
予定日より4日遅れで出てきた娘。
息子の出生時より300g大きく生まれました。
そして、なんと産後2時間で
おっぱいをしっかりとくわえて飲んでくれました。
助産師さんもびっくりの飲みっぷり。
「この子は、これからもたっぷり飲んでくれるわよ!」
その言葉通り、入院中の授乳では60g、70g、80g…と、
めちゃくちゃ上手に飲み、上手にゲップし、眠る。
拍子抜けするくらい息子と違いすぎて、驚きを隠せない私。
「え?2人とも私から生まれてきたのに、こんなに違うもん?」と助産師さんに聞くと
「そらそうよ~いろんなタイプがいるんだから!」と。
『ああそうか、同じ親から生まれてきても
赤ちゃんによってこんなにタイプが違うのか。』
こんな当たり前のこと、
1人だけ育てていた時は気付きもしませんでした。
だって、私が生んだのは「この子」だけだったから。
周りの子と比べて落ち込んでいましたが、
私が生んだ「もう一人の子」のおかげで
それを実感することができました。
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救世主、兄より食べてすくすく育つ
自宅に帰ったあとも、よく寝てよく食べ、すくすくと育つ娘。
こんなに「育てやすい子」って本当にいるんだ…と主人と感動していました(笑)
1歳になった娘は、離乳食後期ですが
3歳の兄より食べる量が多いです。(笑)
作りがいが、ありまくりです!!
ちなみに、息子も最近は少しずつ食べる量が増えてきました。
保育園でもたまに完食する日があります!(感動)
ゆっくりですけど、確実に大きくなっています。
一人目を育てているときは、
「食べない・寝ない」息子とふたりきりで、
どうしたらいいかわからず、一緒に泣いたりする日もありました。
今思えば、育児ノイローゼ寸前だったと思います。
当時は「こんなんじゃ、2人目なんて無理」と思っていました。
ですが、やっぱり兄弟をつくってあげたいと思い、
2人目を産むことを決意。
そして娘が生まれてからは、
私は3歳になる息子とおしゃべりもできるし、
何より二人の絡みが可愛くて愛おしくて…
また、1人目を育てたという自信と経験もあり、
純粋に育児を楽しめていると思います。
今では、早く3人目が欲しいくらいです(笑)
おわりに
私の母は3人兄弟をほぼワンオペで育てました。
「1人目のときがいちばん大変だったわよ~!」と
よく言っていましたが、信じられませんでした。
「いや、人数が多いほうが大変に決まってるじゃん!」
そう思っていました。
ですが、今なら言えます。
「そうだよね、1人目がいちばん大変だよね~」(笑)
もちろん、この感覚に個人差はあると思います。
1人目が育てやすくて、2人目が育てにくいとか。
でも、それはそれで
「同じ親から生まれてこれだけ違うなら、
個体差だし、仕方ないか!」という
『ポジティブな諦め』がつくと思うんです。
1人目を育てているときは、「この子」しか知らないことで
「うまく育児できない自分」とレッテルを張ってしまいがちです。
私はそうでしたし、そんなお母さんが多いと思います…
でもね、違うのよ、「個体差」なのよ。
寝なくても、食べなくてもね、その子の個性なの。
だからどうか、「私がダメなんだ」なんて思わないでください…
2人目を育てることで、うまくいってもいかなくても
「あ、そーゆータイプね!」で腑に落とすことができると思います。
研究したわけでも、アンケートを取ったわけでもないけど、
実際に2人を育てた私はそうでした。
今、寝不足で苦しんでいる人に
こんなこと言うのは、きやすめにもならないと思うけど…
やるだけやっても変わりそうにないなら、
割り切るのもアリだと思います!
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息子がまだ赤ちゃんだった頃、おばあちゃんに言われました。
「息子くんはよく笑うねぇ。
お母さんが、よく笑うからやねぇ。」
全部、いっぱいいっぱいだったあの頃。
私、笑顔で息子に向き合えてたかな…
それでも、そう言ってもらえて
本当にうれしかった。
だから、お母さん、お父さん。
もっと肩の力抜いて、口角はあげて。
今日も子供たちと、
いい思い出たくさん作りましょう!
この記事が、子育てに悩んでいる人の心を
少しでも軽くできますように。
それでは、また♪