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写真元年を終えて。

今日、2024/6/25。
写真のワークショップに初めて参加してからちょうど1年が経った。

眠っていた重たい一眼レフのカメラを下取りにだして、見た目がなんとなく良くて、手になじみのいい軽いカメラを手に入れて、たくさん写真を撮った1年だった。

1年で1番たくさん撮ったのは妻。最初の1枚。

今RAWとjpegを合わせて、4TBに届かないくらいのデータがHDDにRAIDして保存してある。とりあえず2TB のHDDが4つもあるし、MacBookも買い替えたけど、それとなく妻に還元もしているので家庭内で平和に楽しく写真を撮ることができている。

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「RAW」も「RAID」も知らないところから始まって、この1年のうち、350日くらいはカメラがそばにあった。
できるだけ素直に、見たものを真ん中で撮った。レンズも設定も変えずに撮り続けた。そして一度シャッターボタンに指をかけたらできるだけたくさんの枚数を撮った。

スキーに行く車内。
流れる景色が楽しくて窓の外をずっと撮ってた。

「うまくなる」みたいなことは、なるべく傍において。教わったことを思い出しながら愚直に撮った。

幡野さんのワークショップに参加して、本を読めば、趣味で写真を撮り始めるために大事なことは標準装備できる。本当に有難い。


写真を撮り始めて良かったことは何か。


「川に行ったら水が綺麗だった」

奥多摩で行水


「沖縄は海も星も壮大だった」

水中カメラも買った。
「こればっかり肉眼のほうが」という記憶の記録


「妻はいつも楽しそうにしている」

としまえんの跡地にできたハリーポッターの施設。
楽しすぎて妻がディメンターみたいになってしまった。


「友達と山に登った」

富士山に登ったら富士山は見ることができないという当たり前の事実を発見した


「家から仕事場までに色々な景色を見つけた」

毎日違う空模様の中でも目を引いた雲
知らぬ間に更地になる。
満車の駐車場



「美味しいものを食べたり飲んだりした」

父親と鰻
すぐ影響をうけるのでコーラを飲むことが増えた。
好物①トマトソースのピザ


好物②近所のちゃんぽん屋の皿うどん
好物③アベコーヒーのあんことクリームチーズの

そして、「その時自分が何を感じたか」
を思い出すことができる。

とてもあたりまえのことを言っている気がする。「写真ってそういうものですよ」と僕も思う。
でも、撮り続けた本人だけが写真を見るとき、見返した時に感じることがある。例えば、意外と好きな食べ物たくさんあるな。とか。

付き合いの長い大事な友人

たまに鏡とかガラスに映った自分を撮るくらいで、写真の中にほとんど自分は写っていない。

真冬AM5時台


だけど、意図して撮ろうとしてなくてもそこに確かに自分が写っている。
写真は自分が愛した記憶の化石。


たぶん世界中で僕にとってだけ価値のある写真

と、ワタナベアニさんが本を書いて教えてくれた。全くまるっとその通りだと思うし、この本がとても好きだ。


今日から2年目。
2年目もまず何より写真を撮ることを楽しいと思っていたい。
そして「いい写真」を撮りたい。
写真を撮ることを通して、好きなもの、好きなこと、好きな景色、好きな場所、好きな色、好きな形、好きな人達がたくさん発見できますように。


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