SandiskのSDカード型番の沼
先日の散財祭りで購入したSDカード。その購入の際、カードの型番に少々振り回されたので備忘も兼ねて書き残しておきたい。
Amazonのブラックフライデー期間中にUHS-Ⅱクラスのカードを探し、予算と相談の上、「SanDisk Extreme PRO SDSDXDK-032G-GHEIN エコパッケージ」を買うことに決めたのは前回書いた通り。実はこの時、他のサイトではいくらくらいなのか調べてみたのだが、これが型番のドツボにハマるキッカケとなる。
何故か型番は違うのに、見た目が全く同じ商品が複数見つかり、値段もそれぞれ全然違ったのだ。
正確にいうと、型番は途中まで同じ(SDSDXDK-032G)で、最後の英数字5文字が異なっていた。具体的には次の通り。
1. SDSDXDK-032G-JNJIP(ヨドバシ/12,980円)
2. SDSDXDK-032G-GN4IN(価格.com最安/5,761円)
3. SDSDXDK-032G-GHEIN(Amazon/9,251円)
いや、違いが分からん。見た目まるっきり一緒やし。
…というわけで、少し調べてみた。
結論から言うと、
製品としては全て「同じ物」、だそう。
では、何が違うのか。それは「メーカー保証」の対象か否か。どうやら仕向地によって末尾の英数字を変えているらしい。
まず、1のJNJIPだが、これが「国内正規品」と呼ばれ、大手家電量販店でも取り扱っているもの。Extreme以上であればメーカーによる無期限保証の対象となる一方で、ご覧のとおり選択肢の中で最も高額となるのがネックだ。
次に、2のGN4INは、「海外パッケージ品」と呼ばれ、選択肢の中では最安となる。純正品であることには変わりないのだが、注意すべき点は日本国内では保証の対象外となるということ。また、異様に安く売られている海外パッケージ品にはラベルだけ張り替えたような粗悪品が紛れていることも多々あるため、しっかりと信頼できるお店で購入するよう注意が必要となる。初期費用は一番抑えられ得るので、「とにかく安く買えることが一番で、壊れたら買い換える」くらいのスタンスであれば、選択肢としてはアリか。
最後に、3のGHEIN。Jで始まっていないのでこれも2のような海外パッケージで無期限保証の対象外??と勘違いしかけたのだが、これはAmazon限定で売られているエコパッケージの製品(前回記事参照)の型番らしい。1の「国内正規品」とは異なるが、出荷元及び販売元がAmazon.co.jpとなっていれば、国内正規品と同様に無期限保証の対象となる。Amazonには海外版や粗悪品(と思われる品)が多数出品されているため、SanDiskの公式ストアから遷移すれば安心だろう。パッケージは簡素化されているが、無期限保証を受けられるのであれば、この選択肢が一番お得ではないだろうか。
というわけで、私は3のエコパッケージ品を購入することにしたのだが、実にややこしい。流石に公式サイトで型番の違いについて明記しておいてくれ、SanDiskさん。