主観と客観でわかりあうこと。 小説「糸」読書感想文
こんにちは
こころ癒しカウンセラーゆうすけ♨️です。
こころの専門家歴15年目
年間1200人以上の方のカウンセリングを行っています。
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前回
映画「糸」の感想
を書きました。
今回は
映画糸のノベライズ本の感想を書きます。
映画の「糸」は
中島みゆきさんの名曲「糸」に
インスパイアされた物語で、
平成の始まりから終わりまでの時間の流れの中で2人の男女が織り成す物語でした。
映画は主人公の2人
漣くんと葵ちゃんの2人の物語に
脇役が登場する感じでしたが
小説では
漣くん、葵ちゃんだけでなく
沢山の
映画では脇役だった人達の物語にもスポットが当たります。
それもたくさん。
例えば
葵ちゃん
葵ちゃんのお母さん
葵ちゃんのお母さんのお兄さん
葵ちゃんにご飯を食べさせてくれた近所のおばさん
漣くん
漣くんの友達
漣くんの友達の彼女
漣くんの友達の彼女の新しい恋人
というふうに
それぞれの物語が
一人称で語られます。
それは、いわゆる
ナラティブ
と言うやつですね。
「ストーリー」は第三者が語る完成した物語。
「ナラティブ」は個人が主体となって語られる
その人から見たその人にとっての物語。
小説ではあらゆる登場人物の語り(ナラティブ)が登場します。
するとどうなるのか。
二元論ではない世界が立ち顕れます。
「善」と「悪」だけではない世界です。
「悪」だと思っていた人にも物語がある。
最近はこういう世界観の作品が多いように思います。
鬼滅の刃も
鬼の悲しさも描いていますよね。
「善」と「悪」に分け切れない世界観。
それぞれの物語(ナラティブ)に共感しながら世界を観ると
「善」と「悪」の二元論にはない深みが生まれます。
小説「糸」の様々な登場人物の語り(ナラティブ)もまさにそうです。
「悪」として見ていた人の
物語を知った時。
その人の哀しみに思いを馳せたとき。
世界は単純ではないことがわかり
そのようにしか生きられなかった人に寄りそうことができるのかもしれません。
物語(ナラティブ)を知ることで癒される世界がある。
小説ではそのことを知りました。
映画もですが
小説もオススメです!
みなさんも自分で自分のことを
勝手に悪役や脇役に
してしまっていませんか?
「こんな自分に何ができるの?」
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こころ癒しカウンセリングでは
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自分を人生の主役に戻すお手伝いをしています。
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