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ビギナーになることが誇らしくなる 映画「人生はビギナーズ」

こんにちは
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映画を見ました。
「人生はビギナーズ」


この映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞した
クリストファー・プラマーの記事を見かけたことがきっかけでした。


「サウンドオブミュージック」のトラップ大佐を演じた彼が
今年の二月に亡くなったという記事でした。

2010年には「人生はビギナーズ」で史上最高齢、82歳で
アカデミー賞を受賞したとも書いてありました。

クリストファー・プラマーを偲ぶつもりで
この映画を見ました。

【ざっくりとあらすじ】
主人公は38歳の奥手な独身男性オリバー(ユアン・マクレガー)


彼の母親が他界した後、父親に「自分はゲイだ」とカミングアウトされる。
直後に癌の宣告されるも75歳にしてゲイ男性としての人生を生き始める父。
父の他界後、恋愛に臆病だったオリバーも不器用ながらも新しい出会いを経て
恋愛初心者(ビギナー)として新しい関係を築き始める。

【感想】
この映画の予告編では
「人生は何度でもやりなおせる!」といった
キラキラした人生讃歌のような雰囲気になっていましたが

実際は
人生の機微を丁寧に描いてあり
繊細で慎み深く、クラシカルな雰囲気の
静かで美しい映画でした。

邦題は「人生はビギナーズ」となっていますが
原題は「Beginners」です。
「初心者たち」
というニュアンスでしょうか。

ゲイ男性のビギナーとして
高齢であっても
積極的に新たな出会いを求めて
男性の恋愛パートナーを見つけて
癌でも、余命が限られていても
生きること楽しんだ父親。

38歳だけど
まだまだ恋愛ビギナーで
新たな出会いにも臆病で
先に進むことが怖くて
自分から関係を壊してしまう息子。

しかし、亡くなった父親に思いを馳せるうち
最後まで積極的に、貪欲に生きた父の態度が
今を生きる息子にも影響を与えます。

いろいろあるけど
勇気があれば
何歳になっても
「ビギナー」になれることが
誇らしくなるような映画でした。



思えば
何歳になっても「初体験」できること
人生の最後まで「何かのビギナー」になれるチャンスが残っているというのは
幸せなことですね。

毎日が同じことの繰り返しのように感じられて
退屈に感じることもありますが

1人の人生でできることは限られていて
興味あること全てを経験するには
時間が足りません。

ということは
私たちには山ほど
未経験の初体験が残っているということ。

そもそも「初体験」には
セラピー(治療)効果があります。

始めて経験することは
未知のことだから

「今」に没頭するしかなくなるからです。

生きていると
過去の後悔と未来への不安ばかりになって
「今」が見えなくなり
知らずに心のエネルギーを消耗してしまいます。

そんなとき
「今」だけに集中できれば
過去や未来にエネルギーを使わずに済みます。

「今」に集中することのセラピー効果は
瞑想、マインドフルネスでも証明されている通りで
ストレスの軽減、集中力の向上、感情コントロールの向上などに影響します。


みなさんも自分の未経験の初体験を見つけてみましょう。

まだ経験してないことはなんですか?

いつか経験したいけど
まだ経験できていないこと

たくさんあると思います。

そして
そもそも
人生はいつもぶっつけ本番。
私たちは「生きること」において
常にビギナーの状態であるとも言えますね。

初めてのお誕生日
初めての20歳
初めての38歳
今日を生きるのは今日が初めて。

そう思うと
常にビギナーとして毎日を生きていられることに感謝に気持ちが湧いてきます。

この映画に登場人物同様
ビギナーであることを楽しみましょう!

「初めての今」に集中して
たっぷり生きましょう✨

最後までお読みいただきありがとうございました!


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