『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』まとめと感想・学んだこと
本の概要
「なぜあなたは、出世や金銭的な成功というニンジンを目の前にぶら下げられても走らないのでしょうか?」という問いかけに対し、
「旧来の世代」と「新しい世代 - 乾けない世代」のモチベーションのあり方の違いを知り、「乾けない世代」が自分のモチベーションを客観的に理解し、人生を迷いなく生きるためのヒントを教えてくれる本です。
気になったことまとめ
生まれたときから「ないもの」がない、何かが欲しいと「乾けない」。この世代のことをこの本では「乾けない世代」と呼ぶ。
団塊世代以前は「身体的・心理的・社会的快楽」を求め、「乾けない世代」は「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視する。
だから「汗水垂らして高い目標を達成したご褒美として高級な料理や美しい女性と一夜を共にする」ためだけに一心不乱に頑張れない。それよりも「頑張る意味がもてるものを、好きな人たちと、とことんやる」。
つまり「乾けない世代」は「金銭的・物理的報酬」より「好き」を追求する。
今は好きなことで楽しく仕事をしている人に自然とお金や人が集まってくる時代。厳しいようだが、やりたいことがない人はこれからの時代は生き辛い。
必要最低限のものは溢れている。相手の潜在欲求を見つけ「どう遊ぶか」までの体験をプロデュースするのがこれからの仕事。
「他人から見れば非効率だけど、どうしてもやりたい」という偏愛とも言える嗜好性を、個人がいかに育てビジネスに変えていけるか。
VUCAの時代、トップダウンの組織は間違いなく時代に取り残される。
変化しないことがリスク
「ありがとう」の返事は「おたがいさま」
感想
「好きなことをやって生きていく」という、これまではごく一部の特殊スキルをもった人たちにだけ開かれていると思っていたことが、環境が整い、誰にでも開かれた時代になったことをあらためて感じました。
僕は、いわゆる「乾けない世代」より年齢的には少し上だと思いますが、それでもずっと「乾けずに」生きてきました。このへんはまた別のnoteに書きたいと思っていますが、とにかく「好きなことにとことん没頭したい」「お金のためにやりたくないことをやる意味がわからない」という考え方で生きてきました。
世の中はまだ「やりたくないことを我慢してやっている人こそが偉い」という風潮全盛で、周りからは「あいつはヤバい」「本物のバカ」と言われ続けてきたけど、時代が変わり「乾けない世代」に近い感覚をもって生きてきた僕も、自信をもってこう思えるようになりました。
「これまでどおり自分らしく生きていいんだな。」
幸い、ここまでの人生は、ほぼ好きなことだけをやって生きてこられました。ほぼですけど。これから、好きな人たちと、好きなことに没頭して生きていくことができたら幸せだな、と思っています。
学んだこと
多様に変化し、複雑に絡み合う、不確実で曖昧な時代に突入した今、トップダウン型で単一的なメンバーであることが求められてきた企業は、変わらなければ確実に取り残される。
これから組織に求められるのは、全員がフラットに繋がり、それぞれ強みをもったメンバーがコラボして補完し、変化に対し新しいプロジェクトをサクッと立ち上げていく瞬発力である。
そして、それはまさに「乾けない世代」が高いモチベーションで持ち味を発揮できる環境である、ということ。