復活祭(イースター)2021〜前菜編
祝日のフランスから、ククー!今日も、エリザベス・ひよこ・ミルじょりがお届けするよ🐶
この写真を日本にいるかーちゃんの家族に送ったら、速攻で「ジェフカラーまんまで笑う」って妹から返信がきたんだって。ジェフっていうのはジェフ千葉(かつてのジェフ市原)っていうサッカーチームのことだよ。確かに赤緑黄でマスコットもジェフィくんっていうイヌだから、クリソツかも。
さて、どうやらかーちゃんは憑依体質らしく(女優きどってんじゃないよ!)、一度憑依するとアイデンティティ回復に時間がかかるんだって。その間にミルじょりによるユイじょりアカウントのっとり計画だぜ。ニヤリ。
昨日日曜日は、イースター。キリスト様の復活をお祝いする「復活祭」ってやつだね。
フランス語ではイースターのことを「Pâques (パック)」っていうんだ。
イースターは春分の日が過ぎてから最初の満月の次の日曜日に毎年設定されるんだけど、翌日の月曜日もLundi de Pâquesっていう祝日なんだよね。
俺っちの印象だと、パックはノエル(クリスマス)に次いで盛り上がるイベント。パックが近づくと、スーパーもパン屋さんもお菓子屋さんも卵型やうさぎさんのチョコで溢れるんだよね。こんなにチョコ並べてどーすんの??どんだけーって思うけど、どこのチョコ屋さんの前にもできる超大行列を見ると、ああ生まれながらにしてチョコ大好きな人たちだった・・・ってなんだか納得するよね。
アラン・デュカスのチョコレートやさんもシックな卵を売ってたよ。
イースターの日の朝は早い🐤前日夜からイースター仕様、ひよこに変身した俺は朝7時に起こされた。ねみぃし。
早く出してくれよ。
サクッとマルシェに行ったけど、かーちゃんはまたイワシ買ってた。帰ってきて、お昼の代わりにビール飲みながらクッキングを開始したよ。
まずは、かーちゃんがよく作る飲兵衛の飲兵衛による飲兵衛のためのつまみから。イワシのオーブン焼きだ!
イワシさんはまた1キロ近く買って、頭と内臓をとって綺麗に洗ってから中骨をとるよ。この中骨、イカの軟甲とはまた違った意味でなんだか美しいから、とりあえず蒐集だけしたって。半分は冷凍して、また何かに使おう。
イワシさんとトマト、しめった林家ペーパータオル(byきこぺんアロハ様)におくるみされたバジル、松の実を用意しよう。あらら、肝心なにんにくが映ってないね。
イワシさんは、塩をふってこれまた林家ペーパーさんをペっとのせて水気を吸収すっぺよ。林家さん大活躍!
片側に、バジルとにんにくと松の実をのっけるよ。
オリーブオイルを引いた南部鉄鍋にイワシを閉じて並べて、テキトーにざくぎりしたトマトをのせよう。
パン粉もかけるか迷ったけど、今日はパルミジャーノと黒胡椒だけごりごりしたよ。
オーブンを200度以上に温めて、焼く直前、もこみち風に追いオリーブオイルをファファファサーしてあっちっちなオーブンにぶち込むよ。
20分くらいしたらできあがり〜!塩ふって鍋のまま食卓へGo。永遠に白ワインが飲めてしまうわってのはかーちゃん談。あの人の血液、たぶんワイン占有率チョー高いと思うよ。くわばらくわばら。
イワシを調理している間、イースターっぽく卵でもなんかつくろっかなって思いついたかーちゃんは、ゆで卵を作り始めたよ。
ゆで卵を半分に切って、黄身だけとりだしてツナ缶とマヨとカレー粉と乾燥エシャロットとうつってないけどこの後食感要員でセロリを加えてた。ちなみに黄身が異常に多いのは、白身だけ俺用にちょっとお裾分けしてくれるかららしい。やさしいじゃねーか。
絞り袋でツナマヨカレー卵を黄身にしぼり出してピンクペッパーをのせてみたってよ。絞りながら、これ俺のKKみたいだな・・・ってつぶやいていたかーちゃん。こんな黄色くないもんね😠
前菜といえばサラダっぽいものも欲しいところだよね。カプレーゼつくるってさ。
トマト、モツァレラ(チェリータイプ)とバジルは定番だけど、今日はマンゴーも合わせていくよ。隠し味でしょうがを使うんだけど、また肝心なものが映ってないね。抜けてんな今日のかーちゃんは。バルサミコ酢は煮詰めてソース状にしておこうね。
トマトを3等分にして、オリーブオイルとフルール・ド・セル、すりおろししょうがを少々加えてあえておくよ。
マンゴーとモッツァも別ボウルでちょい塩をしておこう。
あとはバランスよく盛り付けて、バジルを散らして煮詰めたバルサミコソースをまわしかけたら、完成っちゃ!マンゴーとしょうがって合うんだよね〜
何人分つくってんだよってのは皆さんの心の中で突っ込んでおいてね。
そういえばみんな、とーちゃんが魚の形してるのに食べないんじゃないか?って気になるでしょ。今回は渋々ではあるけど、食べてたよ!!頭ついてないからかな?
俺はバゲットの匂いにスーパー敏感だから、かーちゃんの足元でずっとかーちゃんを見つめていたんだけど、俺の視線に気づいたかーちゃんがどさくさに紛れてちょっとだけくれた。レポーター代だってさ。やっぴー
次回、とーちゃんも大絶賛の美味しい一皿を開発したってかーちゃん喜んでたから、お楽しみにね♪
ひよこの俺、この人に似てるよね?