編み納め2024 きつねのマフラー🦊
雪の降る信州松本よりこんばんは。地元の寒さはやっぱり、「痛い」。
日本への一時帰国中、noteの記事は基本更新せずいつもフランスに戻ってからまとめて更新していた。でも今、実家の自分の部屋で、小学校から高校卒業までずっっと使ってきた学習机にむかったらなんだか筆が進みそうなので、なにか2024年の振り返りをしてみよう。振り返りといえばやはり、アレか。
編み振り返り2024
私にとって、料理に次ぐライフワークと化しているのがそう、編み物。
寝食忘れて没頭できる偉大なる趣味に出会ってから、早3年。
今年は、否、今年もよく手仕事に励んだ。
このドローイングセーターは、自称紅白おめでたセーター🇯🇵今回の一時帰国で日本に着てきたくらい、この時期のお気に入り。
年末のコロナ罹患、それに続く体調&メンタル不良による超絶暗黒期のなかでも、唯一できたのが編み物。体内外の悪しきものを浄化するかのように編んだ、純白のマグノリアセーター。
セーター丸々1枚ほどいて初めて自分で編み図をこさえて編んだ、ミントカラーのポンポンセーター(ヒト用)と、アソートで編んだボーダーポンポンセーター(イッヌ用)。
今年の秋は、シックモード。落ち着いた色味のセージグリーンで一枚編み上げた。私はどうやら袖になにかデザインがあるのが好きらしい。もれなくアウターがぱっつぱつになるけれども。
イヌ用は俺に限らず。春の一時帰国の際、実家のプリンセスダックスフンド・ニコちゃんにもせっせと編み。
そしてやはり2024年の一番のニュースは、相棒である俺🐶とともに、ずっとやってみたかった犬のためのニットブランドを立ち上げたことだろう。
この新しい取り組みのおかげで、アメリカにお住まいのきこぺんさんとの素敵なご縁もいただいた。
来年もコツコツ研鑽を重ね続けて、素敵な出会いやご縁に恵まれますように🧶
ところ変われど
日本に戻ってきても、気になるのは毛糸屋さんとか手芸屋さん。松本市内には古くからの手芸店がいくつかあって、その存在は昔から把握はしていたけれどもまさかうっきうきで来店する日がくるとは思ってもみなかった。
そしてまさかのまさかで、母も昔編みにハマっていた形跡を実家で辿る事ができたりしてね。
これらの編みかけだけでなく、父に編んだアラン柄セーターとかジャカードセーター、カーディガンなどが数枚発掘された。穴が空いていたりはするけれど、修繕すれば問題なく着られるウール100%のセーター。40年以上前のものなのに、とびきり暖かく、そしてなんだかむしろ新しくさえ感じる。なにこの手編みマジック。もう冬服、買わないでいいわ。
編み納め2024
さて、これまで振り返ってきた2024年の手仕事。締めを飾るは、こちら。
秋くらいだったか、ツイッターで流れてきたのがこのきつねのマフラー。この投稿に反応して「これかわいい」とLINEで送ってきてくれた日本の旧友に捧げることにしよう。
日本に帰る前に、実家犬ニコちゃんに頼まれたセーター、妹用のバースデープレゼントにニット帽などを作っていたらあっという間に出発日が来てしまった。ヨドバシで頼んで実家に届いた本から、きつねのマフラーの編み図部分を遠隔操作で送ってもらい、フランスで毛糸だけは仕入れる。
輪針と毛糸を手荷物に詰めたらば、移動時間から編み開始。
実家に着いたらば、クリスマスに間に合うようにコツコツとこたつ編み。
ながーーーい胴体部分を編み終えたら、きつねの頭部分を編む。このとんがっている感じがうちのダックスニコちゃんにクリソツなので応用バージョンもつくれるんじゃないかという気がしている(多分つくる)。
そして頭のもう片方は、尻尾。
にょきにょきと4本の足を生やして、耳をつけ、最後に目を入れたら完成。目標のクリスマス前までに余裕で間に合った。
いやこれ、実物、思った以上にかわいいんですけれども。
この愛くるしいきつね第1号は、フランスのお菓子とともに東京に住む友人の元へ無事に旅立ち、クリスマス・イブの日に届いた模様。ニッポンの大都会で強くしなやかに生きてほしいよ、マイきつね🦊
来年も、私の手から生み出されたもので誰かに喜んでもらえるといいな。とりあえずフランスの硬水による乾燥&手荒れ防止のため、日本の高品質なハンドクリームを買い漁ることにしよう。手は命。