おうちファラフェルで、中東の旅へ
「ファラフェル」って打ち込むとなんと「🧆」と絵文字が出てきたことに驚愕しているユイじょりです。すごいなあ!!
このファラフェル、平たくいうと中東のヘルシーコロッケ。
今日はこのファラフェルを家で初めて作って、ぴゅっとエア中東の旅へ出たお話。
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時は遡って先々週のこと。毎年恒例のミシュランガイド・フランス 2021年版が発表された。昨年はパリの「Restaurant KEI」さんが日本人初の三つ星を獲得したことで大変なニュースになっていたのを昨日のことのように思い出す。
今年はこんな状況で、フランスのレストランは昨年ほとんど営業ができていない状態だけれども、苦境の業界を救いたいとのメッセージも込めて例年どおりガイドは発行することになったらしい。
中でも今年は、フランス初、ヴィーガンレストランが1つ星を獲得したことがフランスでは話題に上がっていた。ボルドー近くの「ONA」というお店。店名は、「アニマルフリーの起源」を表す「Origine Non Animale」の頭文字からきているらしい。
完全雑食主義者の私からするとベジタリアンもヴィーガンも違いがよくわかっていない。下記のサイトによると、ヴィーガンとはベジタリアン(卵とか乳製品とか魚を食べるかによって細分化されるらしい)よりもさらに食べる範囲が狭まって、「卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義者」と定義されているようだ。まあ、アレルギーとかもあるだろうし、信条や主義もあるだろうし、何を体内に取り入れるかは人それぞれですからね。
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今週、Otto氏とふたりでアペロしながらぼーっとテレビを見ていたら、その「ONA」の女性シェフがトーク番組のゲストに招かれていた。
話半分に聞いていて興味深いところでは、お店のお客さんは、大体がヴィーガンではないらしい。どんな料理が供されるのか好奇心で訪れるという。
また、どんな食材を使っているのかという話題では、日本の食材名(しいたけとか諸々)がふんだんに上がってくるので、やっぱり日本の食材これからますますブームくるんじゃ!?とうれしくなった。どんどん広がって身近になってほしい。
で、この番組を観ながら、私と同じく完全雑食主義者なOtto氏が、ぽつりと言った。
「ワタシはヴィーガンと名のつくもので唯一美味しいと思うものがある。ファラフェルだ」
と。
あ、これ、激しく同感。
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パリのマレ地区にはユダヤ人街として有名だけれども、ファーストフード感覚で気軽に食べられるイスラエル名物、ファラフェルサンドのお店がひしめきあう界隈がある。
特に「L’AS DU FALLAFEL(ラス・デュ・ファラフェル)」というお店はいつも行列をなしている人気店。この方のブログにとても詳しく書いてあるので、興味のある方はご参照のほど。
そういえば、2017年に一度フランスを離れる前に、みるぅとOtto氏とテイクアウトして道端で食べたっけな。ピタパンの中にファラフェルと大量の野菜、謎に美味しいソースがたっぷりかかっていてボリューム満点でこれが美味しいのだ。
(毛を刈りたてのすっぽんぽんなのでなんだか恥ずかしい🐶ぼそり)
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よーし、ファラフェルを作ってピタパンでサンド大会しよー!と、金曜日にひよこ豆を買ってきて、水に浸した。ちなみに今回は、ファラフェルと検索して一番上に出てきたこのレシピで作ることに。見るからに本格派っぽいけど、簡単と書いてあるので。
こちら、乾燥ひよこ豆。
水に浸けて一晩冷蔵庫にいれておく。
翌日つまり土曜日。水を吸って膨張しているひよこ豆たち。
本当は夕方からファラフェル作りを、と思っていたのだけど、なんともうれしいサプライズで超特盛のクスクスが登場してしまったため、予定変更。
とりあえず日曜日にファラフェルは延期しようと決めて、水気だけ切ってキッチンペーパーの上にのせて冷蔵庫に入れておいた。
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満を持して、本日。ファラフェルづくり、スタート。
材料は、準備万端のひよこ豆、にんにく、たまねぎ、パセリとかパクチーを適当に、重曹、白ごま、クミン、パプリカ、お好みでチリパウダー。コリアンダーパウダーはないので、生で代用。
これらを全てフープロにいれてガーっとする。ひよこ豆の量が多すぎて一度じゃ入りきらないので、少しずつ入れてはガー!を繰り返した。
ようやく体積が減ってきたので、調味料類も入れて、ひたすらガー!
結構時間がかかったけれど、いい感じのペーストができた。常温でしばしおやすみいただく。
次に、ファラフェルに合わせるタヒニソースなるものを。
このサイトによると、無糖ヨーグルトに芝麻醤なるものとレモン汁を合わせてつくるソースのようなのだが、この芝麻醤がなんなのかわからない。調べたら、
「香り良く炒ったゴマをごく細かく磨り潰し、ごま油やサラダ油などの植物性の油や調味料を加え、なめらかに伸ばしたもの(wikipediaより引用)」
とのこと。
うーん・・・ゴマを炒ってすりつぶすの面倒だから、ここはジーマーミ豆腐以来使っていなくてまだ半分以上残っているピーナツペーストを代用すればいっか!といういつもの思いつきとノリで、ピーナツペーストにごま油を少々いれてなめらかにして、ヨーグルトと合わせてみた。
結果、かなりイケてるソースができた。本物がどうかは知らんけど。
それにしても懐かしのジーマーミー豆腐、3ヶ月以上も前のことなのか・・・。
さて、今宵はピタパンサンド大会と思っていたけれど、そういえば冷蔵庫に昨日頂いたスムールが大量に余っているのをうっかり失念していた。というわけでこちらも予定変更。野菜だけでクスクスのソースを作って、ファラフェルと一緒にいただくことにしよう。
野菜だけのクスクスソースは、さくっと。
にんにく、たまねぎ、にんじん、パプリカ(赤黄)、ズッキーニをオリーブオイルで炒めて、水とトマトペースト、クミンなどの調味料をいれて煮込む。
ソースを煮込んでいる間に、忘れちゃいけない、ファラフェルを。
一口サイズのボール状に、丸める。
あー、また適正量メーター振り切ってえらい量ができてしまっているなあ・・・。
クスクスソースが煮込み終わったら、ファラフェルを揚げていく。ころころしながら、低温でじっくり焦げ目がつくまで揚げる。
これは沖縄のドーナツみたいだな。
いっちょ揚がりました〜!
野菜とともに、お皿に並べる。
誰か食べにきて欲しいレベルの量だ。
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スムールをレンチンして、ソースとともに運んだら、ファラフェルとクスクスで一気に中東〜北アフリカの旅へ✈️
こんな感じでよそって、いただく。
ファラフェル、このなんちゃってソースにとても良く合うし、クスクスのソースにも相性バッチリなんですけど!美味しい〜!!
まあ相変わらずの大容量なので、2人じゃ到底食べきれず、ファラフェルが15個くらい残っている我が家。
当分ヴィーガンな生活が続く・・・のかな?
🧆(←ちなみにこの絵文字、なんとなくぽなPあたりが喜びそうだけど、私もかなり気に入っている)
俺にもちょうだい😋