牛乳プリンとエトセトラで圧倒的ミルク生活
長きにわたるアウェー生活を終えて、一足遅くやってきたささやかな夏休み。
夏休みといっても、なんの特別なことはない。私の夏休みは、港町の自宅で、Otto氏や義家族を気にすることなく、俺🐶とともに悠々自適ライフを送ることだ。俺のお世話をし、思う存分編み、好きなだけ料理をし、気が向いたらnoteを書いたり本を読んだり。心がけるのは、ストレスをためない健康的な生活。
牛乳を12リットル消費しなくてはならないという、ただひとつの義務、責任、オブリゲーションを除いて。
・・・大事なことなので、きちんとここで定義しておこう。
「私ひとりで、(1本あたり1リットル入りの)12本の牛乳を、16日間で、飲み切らなければならない。」
うちのストック大好きOtto氏が買いだめした、常温保存タイプの牛乳。ストックする習性がない私としては、せめてもうちょっと保存のきくやつを大量ストックしておくれよ・・・と思いつつ。ああでもパスタもトイレットペーパーもキッチンペーパーも納戸が埋まるほどあるよ。。
さて本題。いくら私が、「誰がなんと言おうと牛乳大好き人間なんだぜぃ!」と声高に騒ぎ立てようが、この量は割と意識高くいかないといけない感じだな?これは。
参考までに、私の牛乳ラバーぶりはこの記事から。
まずはさっくりざっくり、ミルク戦略を立てることとしよう。
つまり、4リットルを何かに加工すれば無理せず消費できそうだな、と楽観的推測。4リットルなら、甘味で3リットルくらいいけるか?残りはスープかなにかに仕立てることとしよう。
バターミルク風パンケーキ
頑張って早起きして、朝6時すぎのキッチン。まずはともあれ、鬼焼きパンケーキ🥞といこう。冷凍もできるし、朝ごはんにいただくことにする。
レシピは、いつも使っているはるか昔のエル・ア・ターブル別冊付録のスウィーツレシピブックから。
「基本のパンケーキ」のレシピの量を3倍にして、牛乳は390cc使う。
日が昇る頃、焼き終えた。最後の最後は俺用ミニパンケーキ🐶
朝からちゃんと料理をすると気持ちがいいものですな。お腹も空くし。いただきまーす!
もちろんお供に牛乳を忘れずに。
なお、パンケーキでも味噌汁をお供にしてしまうそれが不惑。
コンフィチュール・ド・レ(Confiture de lait)
ボンヌママンでも出しているコンフィチュール・ド・レ。直訳すると、ミルクジャム。当たり前にフランス起源なのだろうと思っていたら、ところがどっこい、南米諸国の伝統的な糖菓で、ポピュラーに食されているとのこと。牛乳オブリゲーションがなければ存じ上げなかったわ。
材料はシンプルに、牛乳1ℓ、砂糖500g、バニラビーンズ。バニラビーンズはないので、かわりにバニラシュガーでも入れておこうか。
レシピ自体もものすごくシンプルで、「ただただ牛乳と砂糖とバニラをひたすら弱火にかけて絶えずかきまぜる。90分。」とのこと。椅子と本を持ってきて、右手に本、左で木べら体勢。
読んでいた本が面白くて、読み終わる方を優先させてしまったため、トータル2時間くらい火にかけていた始末。案の定固めな仕上がり。
ジャム瓶に入り切らなかった分は、小さなココットに入れてちびちびと朝ごはんにいただくことにした。牛乳、バターミルクパンケーキ、ミルクジャム、ついでに飲むヨーグルトまで飲んで、完全なミルキーブレックファースト。
牛乳プリン
牛乳が好きとくれば、もちのろんでプリンなるものは大好物。1年前にプリンをつくったときは、牛乳ではなく卵の大量消費に励んでいたなあ・・・🥚まったく、まーた同じようなことをしようとしてるよ私ってやつは。
卵を使わないプリンといえば、森永の牛乳プリンは好物のひとつだった。今でも覚えている、あの紅白のパッケージ。太陽とポンデライオンを足して2で割ったみたいなキャラもかわいいよね。
森永の牛乳プリンに敬意を表して、本家に掲載されている牛乳プリンのレシピを参考に作ってみよう。シンプルな材料で手軽に作れ、さらにカルシウムもたっぷり摂れるので、お子さまのおやつの定番メニューにおすすめとのこと。健康になりたい私にはもってこいだ、いいね、いいね。
レシピは2倍量で。牛乳、練乳、グラニュー糖、ゼラチンでできてしまうらしい。ボンヌママンヨーグルトを食べて貯めた空き瓶、1年ぶりの登場。
牛乳と砂糖類を合わせて沸騰直前まで温めて、水でふやかしたゼラチンを加えて余熱でとかしたら、容器に注いで冷蔵庫に入れ、冷やし固めるだけ。簡単すぎて笑っちゃうねこりゃ。
プリンを冷やし固めるため冷蔵庫に入れたら、ちょうどお昼どき。コンロを別件で使い始めてしまったので、2ヶ月ぶりのノーマルNISSIN頼りといこう。もちろんお供はー?牛乳!!
昼食後、2時間くらい経ってもまだまったく液体だったので、まさかゼラチン入れ忘れた私??といきなり不安になったけれども、夕方までおとなしく待ってみたらちゃんと固まってくれた。ほっ。。
仕上げは、牛乳を意識してブルーのギンガムで爽やかに。一年前のプリンはただの輪ゴムで止めただけだったけど、うちには死ぬほど糸があることを思い出し、余り毛糸でさらに覆ってみた。毛糸の素晴らしい活用法を発見。
なんと可愛らしい仕上がり。白いプリン、いいな・・・。
早速夕食後にひとつ、いただいてみましたよ。禁酒中につき、絶賛スイーツモードゆえ。
このプリンは色々と正解だった。いちご牛乳プリンとかコーヒー牛乳プリンとかも作りたい気持ちがむくむくと湧いてきている。
あと、コンフィチュールにしても牛乳プリンにしても、基本、牛乳に砂糖加えただけのものを食べている気がしないでもないけれども、食感なり温度なり形が違うと全然別物なので、飽きずに消費できそう。
なんにせよ、楽しく美味しく勉強にまでなって、幸先いいミルク生活のスタートが切れた。
あと13日で、残り7,5本!