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新春スイーツ〜鏡餅風・マカロンアイスケーキ
今日は、しっぽりと過ごした2021年マイ誕生日のつづきで、自作マイ・バースデーケーキのお話。
きっかけは、およそ2週間前に遡る。
もはやおうちスイーツの域をさくっと越えつつある、パリ21区のご近所ケイチェルおじさまが、新年スイーツに作っていた見目麗しいローズのマカロン。
おフランスの北国でダラダラしながら、新年からぶっ飛ばすなぁさすが天才スイーツおじ👏と思っていたら、コメント欄で、
「鏡餅マカロンはユイじょりたん任せた🤗」
との一言をいただいて。
いやはや、これは、やるよねー(IKKOさん風)
まっしろなコックにピンクのクリームがいいかなあとか、クリームのところは紅白マシュマロにしようかなあとか。車の助手席に乗っている超・暇な時間は、寝ている以外ずっと考えていたが、アイデアは色々思い浮かぶもののいまいちピンとくるものはなく。しかも、パリに帰ってきてからは色々とあって、作ることが叶わなかった。
そんななか、気づいたらマイ誕生日。クリスマスと正月と誕生日がほぼ1週間ごとに訪れる、年末年始だけ妙に忙しい私ゆえ、いたしかたない。
まあちょうどいい、誕生日ケーキを鏡餅マカロンにしようと、誕生日当日に企画再燃。
大きいモチ役もできるうちの子サイコー🐶と犬バカぶりをアピールしつつ、鏡餅って、こんな感じよね。
大きいお餅の上に小さいお餅がのっかって、最上部にみかん。
背中のチャックから類・YOSHIDAな私としては、モチがないから自作おやきにリアルみかんでもいいんじゃ?と真っ先に思いつくわけだけれど、作りたいのは誕生日ケーキ。甘いやつ。そして甘いものにはなんとなく忘れかけている乙女心を反映させたいという欲があるわけだ。
鏡餅っぽくするにはなんとなく高さを出したい。クリームと果物で高さを出そうとすると、日持ちもしないし、クリームが多いとおこだわりスイーツモンスターのOtto氏の趣味に合わない。
どうしようかなあと、困った時のカメラロール。
歴代のバースデーケーキは一体何を食べてたんだろうと遡ること数年。
バブリー時代はパリの行きつけレストランにて友人とともに飲んだくれで過ごしていたため、サプライズのバースデープレートをいただくも、どちらかというと食事とワインの印象が強く。
さらに遡ると、31歳の誕生日にサーティワンでアイスケーキを食べることが夢だった私だが、29歳の誕生日にフライングで父と妹が可愛らしいアイスケーキを31で買ってきてくれた記録が出てきた。なんとかわいらしいミニーちゃんのアイスケーキ。
ここまできたら心は決まった。クリーム部分はアイスじゃ!
奮発してダッツ(ハーゲン)じゃ!!
ということで、まずはコック作り。
前に作ったラデュレのレシピのコックを参考にする。レシピの3分の1量にて。
上から、卵白(60g)、アーモンドパウダー(92g)、粉糖(83g)、グラニュー糖(70g)。赤の調色パウダー。
卵白とグラニュー糖でマカロンのコック作り。巨匠ケイチェルおいたんのスイスメレンゲの作り方を真似っこしようと思っていたはずなのに、すっかり忘れていていつもの通りフレンチメレンゲで作ってしまった。
たぶんグラニュー糖の入れるタイミングがよかったのかもしれない。今回は運良く何事もなくきれいなメレンゲができたけど、次こそはスイスバージョンを試したい。
アーモンドパウダーと粉糖を混ぜ合わせてふるったものを入れて混ぜて、調色。
今回は優しい感じのパステルピンクにした。
ガトー・ダミエを作るときにまた増殖した我が家のセルクル型。選り取り見取りのなかから大きさをえらび、オーブンシートに型の下書きをする。シートの端を切るのが億劫なのでただ折り込むだけの横着ぶり。
絞り袋にいれた生地を、円形に合わせてしぼる。まあまあの出来。
ここから少し置いて、表面を乾燥させる。
室内めちゃくちゃ乾燥しているせいか、10分もしないうちに乾いたので、オーブンで焼き上げよう。
焼いたら膨らんで、なかなかにいい感じ。
これだけで私の誕生日ケーキのパーツはそろったのだけど、まだ半分以上生地が余っているので、普通サイズのマカロンを焼き上げる。
ありゃりゃ、ちょいと表面が美しくありませんねえ・・・まあ主役じゃないし、いっか。
中身のクリームは、うちに余っていたアプリコットジャムと、常備のヌテラで。
ココアパウダーふりかけたほうがヌテラ。
冷凍してあるティラミスなどとともに、カフェ・グルマン(デザートちょこ詰め合わせ)ができてしまった。
ちなみに、誕生日アペロのおつまみにある一口サイズのマカロンはこのときのあまり生地。
名探偵ケイチェルおいたんは、さすが目の付け所がスイーツ👀
さて、私の誕生日ケーキはここからがむしろ本番。組み立てだ。
スーパーにダッシュして、特別な日のダッツ!!と飾り用のフランボワーズだけ買ってきた。
ダッツはちょっと食感もほしいなってことで、バニラ×ピーカンナッツフレーバーを。ラップの上にコックと同じ大きさのセルクルを置いて、アイスを敷き詰める。小さいサイズも同様。
一度冷凍庫に戻して固めたら、アイスを外して、マカロンコックで挟む。アイスが取れない場合は、セルクル周りを両手でじんわり温めたら落ちるはず。
一番小さいコックは間にヌテラをはさみ、ピサの斜塔なみのバランス感覚で組み立てれば、計画通りの鏡餅風マカロンアイスケーキの完成。
なかなか可愛らしいでないの〜
金箔とかピスタチオとかのせようかなと思ったけど、シンプルでいっかと思ってこれにて完成形。
バースデーろうそくが一応あったので、食べる直前に小マカロンと取り替えて、一応儀式も催行。ライターなどがなく、Otto氏がバーナーで火をつけてくれた。
まあ、中身ダッツなので濃厚で美味しいこと間違いなし。特別感たっぷりで、なかなかよいアイデアだったのではないかと。
ありがとうダッツ、そして鏡餅アイデアをくれたおいたん。
一年の無病息災と世界の平穏、天国の祖母への感謝をこめて🙏🙏
りんご+お餅+みかんで鏡餅風だよーん🍎🐶🍊
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