カキ・牡蠣・カキ・牡蠣・カキ・・・
ボンジュール。ワクチン接種により上半身の疲労度が通常比500%なユイじょりです。
さて、今日のテーマはタイトルどおり、カキ(牡蠣)。ということで、どっぷりと参ります。
恒例の読みものシリーズ
最初に、NIKKEI STYLEの今年最後の締めにこんな記事を書いたので、よろしければ是非覗いてみてくださいませ。
日仏カキの話は昔からぼんやりと知ってはいたけれど、いざ深堀りすると長い歴史があったようで、生まれ故郷の三陸とフランスのつながりには本当に胸が熱くなる。
恒例の(?)クッキングコーナーでは、駐在時代に私の胃袋を支えてくださったRestaurant TOYOのシェフ様にご登場いただくことに。
TOYOさんに関しては、noteを始めてすぐの頃、こんな記事を書いていた。
シェフに教えてもらって、記事の中で実践したアレンジカキフライがこちら。パート・ブリックで作るカキフライである。
春巻きの皮でもOKとのこと。日本の加熱用かきのでっかいやつで是非作ってみてくださいませ。日本の濃厚なカキで作ったら絶対美味しいだろうな・・・。
ちなみに盛り付けは、TOYOさんでいただいたことのあるこちらのカキフライを意識してみた。TOYOさんのカキフライは下に手の込んだソース(失念!)が敷かれている。
お会いしたときに、フランス人にカキフライってウケるんでしょうかね?と聞いたら、今は抵抗なく受け入れられるけれども、昔は唐揚げすら食べてくれなかったとおっしゃるシェフ。異国で長い間、コツコツと料理を通じて日本の価値を高めてくださるこういう料理人の方々のおかげで、食を通した日本・和のエッセンスみたいなものが徐々にフランスでも受け入れられるようになったのだなあと心の中で拍手を送った。
おしゃれカキフライ調理前夜
さて、TOYOさんに教えてもらったおうちでできるカキフライには裏話がある。(高い)カキで失敗したくないな・・・と思ったビビりな私は、カキフライチャレンジ前日に腕試しという名の練習をすることにした。
そう、万能なあの子。SURIMIという名のカニカマで。
パートブリックを素麺のようにほそーく刻む。
カニカマに小麦粉をつけて、くるくる巻きつける。くっつかないけど、油の中でそこはどうにでもなるので気になさらず。
油に入れたら、菜箸で巻きつけながらこんがりするまで揚げる。油がもったいないのでとりあえず揚げ焼きで。
じゃーん!
テッパンのブルドックソースとマヨ、レモンを添えて。
これは翌日の成功を確信せざるを得ない出来。そして自分でいうのもなんだけど、私、ナイスアイデア。すごく美味しい。
「これ、アペロにいいと思わない!?」とOtto氏に尋ねたら、「これは嫌いな人いないな」と太鼓判を押してもらい、爆速でなくなったのであった。
カキごはん定食
そうそう、シェフにTOYOさんで出してもらったカキごはんについても秘訣を教えていただいた。鶏の出汁でお米を炊く、すなわち「山」と「海」を混ぜるのだという。ああ、これぞ料理哲学。
カキフライを作った翌日、今度はカキごはんにもトライ。
鶏の骨から例のごとく鶏出汁を取って、下処理したカキを鶏出汁で軽くゆがく。
このカキをゆがいた出汁で、お米を炊く。酒を少々入れた。
炊き上がりに湯がいたカキと刻みネギをかけて、完成。
はい、こちらがカキごはん定食です。
そうそう、真ん中の揚げ物。パート・ブリックがまだまだ余っているので、今度は鶏肉に巻きつけて揚げてみた。
これがまたいい感じに外はパリパリ中はしっとり揚がって、グッジョブ!!
真ん中から時計回りに、鶏フライ、温泉卵(失敗)、ネギとわかめのお味噌汁、カキごはん、自家製ぬか漬け、ブロッコリーの茎でメンマ風。珍しくワンプレートじゃない気合の入った食卓。
ユイじょり的お決まりの、かきごはんには温玉。ゆるすぎて白身がかたまり切っていないけど、私はこれくらいでもへっちゃら。
はー、なんとも最高の夜定食である。
そして翌日は、鶏出汁の余り及び鶏フライでうどんランチ。
こう振り返ってみると、毎回使っている食材が大体一緒な気がするけれども、アレンジすると別物に見える不思議。
今後とも日々、節約無駄なしなアレンジ技を磨いていこう。
おまけ
日曜は3回目のワクチン接種をした。前回は翌日大変だったので、覚悟をしていたものの、今回は腕の痛みと疲労感以外、発熱もせずで安泰。
俺は久しぶりのトワレタージュ!(いぬの床屋さん)
スッキリさっぱりしましたー!ぷはー!
ロングネックが際立つ🦙
マルシェ・ド・ノエルをちょい散歩して帰宅。