「学校から不登校の保護者に情報を届けてほしい」という切実な声
先日の不登校の保護者向けセミナーに参加してくださった方々からのご感想を紹介します。皆さんからいただいた言葉から、沢山のことを学ばせていただきました。
↓セミナーの動画はこちら。35分間なのでサクッとご覧ください。
情報にたどり着くことの難しさ
まずは、不登校に関する情報を学校から流してほしいというニーズです。
このようなお話しを聞けるチャンスがもっと早く欲しかったです。
不登校から２年が過ぎましたが学校からはスクールカウンセラーと教育支援センターの案内だけでした。最初の頃にこのようなセミナーや親の会の存在を自分で見つけることが出来なかった事が悔しいです。
これからの人の為にも学校から不登校の保護者にお知らせが届くようにしてほしいです。
次回も参加したいと思います。この様なセミナーを学校関係者にも見て欲しいと願っていますし、学校を通じて案内がくるようになるといいなと思います。
前回の記事でも触れましたが、今回のセミナーは学校から案内が届いたことで多くの参加に繋がりました。民間団体主催のイベントも学校が積極的に周知することで、救われる保護者さんは増えると思います。
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不登校の保護者は張りつめている
心が軽くなったというお声も、沢山いただきました。
・色々なお話が聞けて勉強になりました。心も少し軽くなったりも出来ました
・鈴村さんのお話を聞いて、心が少し楽になりました。感謝します。
・鈴村さんのお話では、エネルギーチャージしているんだと思うと、うるさく言わずに待てる心持ちでいられると思います。あと、本人の気持ちがお話のなかでわかった気がして、涙が出そうになりました。私が笑顔でいる事をもっと大事にしようと思いました。
不登校の子どもを支えるのはものすごくエネルギーを使います。
そんな保護者の方々が、少しでも明るい気持ちになるように心掛けたので、思いが通じて嬉しいです。
「当事者の話」を一般化する危険性
一方で、冷静なご指摘もいただきました。
個人の体験からくる話を一般化して伝えられているようなところは、みなさん抱えられている個々の状況が違うので、誤解を生じさせてしまうところもあるのかもしれない、と感じるところがありました。
その不登校の子たちに合った支援のマッチングが上手くいくような支援体制を作っていけたらいいな、と思っています。
今回は、セミナーに参加してくださった保護者さんの気持ちに寄り添い、少しでも希望を見出して欲しいという趣旨で話を構成しました。
その過程で、「個人の感想です」と伝える配慮が抜け落ちていたなと気づかせていただけました。日々精進です。
繋がることの大切さ
・チャットで参加者の方々と意見交換ができたのがとても有意義で楽しかったです。またこのような感じでいろんな方々と話が出来たら嬉しいです。
・不登校に悩んでいる親御さんがこんなにも多いことにも驚きました。学校だけで対応するのではなく、色々な方を学校に入れて取り組んでいくのがいいのではないかと思います。
・皆さん同じ様な状況を抱えていて、自分だけじゃないという安心感が持てました。まだまだ先は見えませんが子どもの笑顔と自分の笑顔を大切に、気持ちにゆとりをもち過ごせたらと思います。
・チャットでの参加者の皆さんの話を聞き、少し心が軽くなりました。子どもと自分の笑顔のためにどうすればいいかのきっかけを与えていただきありがとうございました。
・他の参加者とのチャットでのやり取りや質疑応答での質問でみなさん同じ悩みを抱えている事がわかり、周りには不登校の親がいなくて孤独だった私にとって居場所があるような気がしました。私だけじゃないんだと思える場所がある事は保護者もそうだし、子供にも必要なんじゃないかと思いました。
・セミナー中に、チャットにて参加している方のコメントが見れたのは良かったです。「（悩んでいるのは）私だけじゃない」という気がしてきて、お話を聞くだけのセミナーとは違う、繋がりみたいなものを感じられて良かったです。
「チャットのやり取りがよかった」というご感想を、本当に沢山いただきました。不登校の保護者はそれほど孤立しているということです。
子どもに不登校の兆候が表れたとき、学校から保護者に「親の会」の情報が届けば、孤立感を防げるのではないかと思います。
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