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自分の中の”何か”を思い出す旅③

一泊のつもりで家を出た阿寒湖でアイヌの精神文化に触れる旅。
前回まではこちら👇

急遽、車中泊で旅を続行することを決意したので阿寒湖から車で約1時間の摩周湖まで行ってみることに。
と、いうのも、旅に出る少し前に「摩周湖で人生が変わった」という記事を見ていたのでこの旅のヒントになるかもと思ったのです。

摩周湖は世界で2番目に透明度が高い湖。しかしこの辺りは霧がよく出る地域なので、なるべく晴れ間を狙って行きたいところ…。移動中も天候を気にしていたのですが曇りが続いていたので後から晴れることを期待して先に摩周湖の近くにある神の子池に行くことに。

神の子池

神の子池は、摩周湖(アイヌ語でカムイトー:神の湖)の伏流水から出来ているという言い伝えから”神の子”池と呼ばれている。アイヌの方々は悩みや決め兼ねることがある時には「この美しい池と向き合えば自ずと答えややるべきことがわかる」とここに訪れていたそう。

確かに悩みを忘れるような美しさ。

ちなみにここは年間を通しても水温が8度しかないそうで、倒木も腐らずに化石のように沈んでいます。こんな素敵な場所なので、本当はもっとじっくりと流れる時間を楽しみたかったのですが……実はここ、アブがすごくて。

虫嫌いじゃなくてもアブには注意!

小さな池をぐるりと一周して車に戻ることに………したのですが、ここで私に異変が…。

朝からどうもお腹の調子がイマイチだったのですが、ここに来てトイレに駆け込みたくなる事態(私は一体なんの告白をしているの…)
神の子池にも一応ほったて小屋のトイレがあるのだけど、綺麗なトイレじゃないと無理なタイプなので「ちょっとここには入れない…!」と躊躇。一番近いトイレに向かおう!とマップを開くも山奥すぎて圏外…!

かろうじて車のナビは表示できたけど、清里町方面へ向かうか…今きた弟子屈町方面へ戻るか…どっちにする…!?今、最大の悩みを抱えているゾ、私…!今こそ神の子池に相談するべき…!?

ええい、悩んでいる暇はない!とりあえず戻るぞ!と急いで車を走らせていると、途中で”摩周湖第3展望台”の文字が…!しかも3キロの表示…一か八かにかけるしかない、と向かった先にありましたよ、トイレ。心の涙腺が崩壊。

しかし、急いで車を停めてトイレに駆け込むと【このトイレにはトイレットペーパーはありません】の表示。泣いた。車に戻って箱ティッシュを片手に再びトイレに戻って事なきを得た、というそんなプチ事件が起こっていました(私にとっては大事件だったけど)

摩周湖第3展望台からの景色

さて、大事件を乗り越え偶然第3展望台に辿り着いたので見てみると…やっぱり霧!何も見えない!激寒い!

薄々感じていたけど「あ、今回摩周湖に呼ばれてないね…!」ってことを改めて感じたので、潔く諦めてアイヌの施設がないか調べてみるとアイヌ民族資料館があったので行ってみました。

こちらでは「チロンヌプカムイ イオマンテ」というアイヌの伝統的な儀礼である”キタキツネの霊送り”の映画を観ることができる。(チロンヌプ=キタキツネ、イオマンテ=儀礼のひとつ)

この映画は1986年に撮影された記録映像を編集して作られているので、キタキツネの解体シーンも含まれますが儀礼の意図を尊重し、当時の様子をそのまま上映してくださっています。

こちらの資料館では35分の短縮版になりますが、本編は105分あるようです。

また映画館で上映することがあるのかしら…。
もし上映することがあるなら観に行ってみたい。
上映スケジュールも一緒に貼っておきます。

アートギャラリーを見たり、映画を観たり、自分の中で感じるものがたくさんあった。特にアートギャラリーでは、たった1枚の写真に心を大きく動かされました。写真という自分の持っている才能を使って人の心を動かすことができる。
そんなことを振り返る中、ふと私の中にこんな気持ちが湧いてきた。

私という存在そのものが、
誰かの何かになれることはないだろうか

元々、自分のやりたい!楽しい!をとにかく優先したいタイプなので、誰かの役に立ちたいなんていう想いが皆無な人間なんだけど…アイヌの精神文化やそれに関わるものに触れていったらなんだか”自分という存在が、誰かの役に立てたら”という気持ちに初めてなったのです。

恐らくこのノートをここまで読んでくださっているあなたは、きっとインスタから来てくださっているはず。そして、私のことをよく知ってくださっているはず。
そんなあなただからお聞きしたい。

私にして欲しいことは、なんですか?

なんだか大げさな感じになっちゃったけど。そんな大それたことではなくて、ただお喋りがしたいとかこんな発信をして欲しいとか。ちょこっとでも、あなたの心が軽くなるようなことが私にできたら嬉しいなぁ、なんて。

そしてこれが、タイトルにあるように「自分の中にある”何か”を思い出す」にまた繋がっていくんじゃなかと思っている。

もし良ければnoteのコメント欄か、インスタのDMであなたの”声”を聴かせてくれたらとても嬉しいです(小躍りしちゃう!)

お誕生日のお話も早くしたい♡

ちなみにインスタはこちら。
https://www.instagram.com/y.u.i_home/

<次回:最終話!>


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