養生食201011(vegan)
なるべく北海道産の素材にしてみようという挑戦です。
・道産野菜の豆乳シチュー
・道産野菜のサラダ
あれ?ごはんは?と思われてますかね?
我が家では、子供の頃からごはんにシチューをかけて食べていました。
小学校の給食ではパンが当たり前なので、あれ~?とクラスの子に聞いてみたところ、だぁれもごはんにシチューかけてはいない。むしろ変だよおかしいよと言われました。
変だと言われても、うちはずっとごはんにかけて食べてきたのだから。パンで食べることもあるけど、やっぱりごはんが馴染んでいる。
我が家の味です。
おいしいですよ。ごはんにシチュー。(おそらく味の濃い方がごはんと合う)
地産地消、スローフード、フードマイルなど、身近な食材を食べるように、関心を持ってもらおうという動きはたくさんあります。輸送コスト(人件費・燃料・梱包・冷蔵・保管etc.)削減、ひいては環境にもいい。
田畑のない地域は難しい・人口の多さ(需要)と供給バランスをとるのは難しいこともあるけど、1品でも地元食材があるとオーガニックとは別に安心できる。なぜだろう?
オーガニック:化学肥料や農薬を使用しない野菜や、添加物を入れていない食料品などをさす。
安全で安心。対して地元食材は育てた人の顔が見える安心。似ているようで違うかな。
地産地消:地域生産・地域消費の略語。地域で生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)をその地域で消費すること。
スローフード(slow food):1986年にイタリアの カルロ・ペトリーニによって提唱された国際的な社会運動。「ファストフード」に対して唱えられた考え方で、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体を指す。
フードマイレージ (food mileage) :「食料の輸送距離」という意味。1994年に、イギリスの消費者運動家・シティ大学ロンドン食料政策学教授のティム・ラングがフードマイル (food miles) として提唱した概念。食料の輸送量と輸送距離を定量的に把握することを目的とした指標ないし考え方。
フードマイレージは、地産地消やスローフードの流れで生まれたといえます。
※引用:wiki、コトバンク
シチュー内訳
・玉ねぎ:北海道北見市(ドクター・ピルシ―という品種)
・人参:北海道
・しめじ:新潟県
・椎茸:北海道東川町
・小松菜:北海道夕張町
・とうもろこし:地元の知り合い(たぶん地元か隣町、夏に冷凍しておいた)
・大豆と黒豆:北海道産(十勝地方、ゆでて冷凍しておいた)
・じゃがいも:家の畑(真狩村かニセコ町の男爵いもを植えた)
・ピーマン:家の畑
・パセリ:北海道産
・水:水道水(商品化している)
・塩:北海道礼文町
・でんぷん:北海道産(じゃがいもが原料、”ばれいしょでんぷん”とも)
・セロリ:アメリカ
・豆乳:アメリカまたはカナダ
自家栽培は反則かもしれませんが。
最初のセロリで思いっきりはずした・・・笑
油ナシの煮込みです。野菜に軽く火を通して、甘味の出るとうもろこしを加え、お肉の代わりに豆類、豆乳、塩を振り、ピーマンと小松菜は最後に加える。じゃがいものでんぷんでとろみをつけました。
じゃがいもは別に茹でてあるので、シチューに旨味が溶けてないです。
里芋をトロミに使えます。
香辛料や乾燥ハーブを使っていないのでパンチがない。油っ気なしで風味あっさり。良く言えば優しい味。コーンの甘みは出てます。もう少し塩を足すか、キャベツを加えると甘味出てよかったかな。
出汁をとる、野菜をじ~っくり炒める、水を少なくまたは無水調理、練りごまを加える、あとからコクを出す方法を思い出してきた。次頑張るー
乳製品(バター、生クリーム・チーズなど)を使うとこってりします。チーズに使われるレンネットについては追跡できません。
北海道産牛乳を使えば100%北海道の一皿になりますね。冬になったら道産食材を使ったホワイトシチューのCMを多く見ます。
今時期は道産野菜が収穫されているので、ある程度は冷蔵庫にある野菜たちでまかなえました。セロリ・・・セロリねぇ。笑
セロリも国産がないわけではない。
ちなみに
・白米と玄米:北海道産
・もち麦とビタバァレ:国産
サラダ内訳
・サラダ菜:北海道産
・レタス:北海道産
・キャベツ:忘れた
・玉ねぎ:北海道北見市
・黄トマト:家の畑
・赤大根:地元(ご近所野菜)
・オリーブオイル:イタリア
・梅酢:自家製(収穫した梅の実、原材料のハチミツはカナダかアルゼンチン、米酢は本州)
調味料となると難しい。
梅酢を国産ハチミツで拵えたいけど、福沢さんがクールに去ってゆく。笑
酢に使われる酢酸菌って北海道にいたかなぁ?
いつもと違う農産物コーナーに行ったら、赤大根がありました。
品種によって中も赤いもの、皮は白く中だけ赤いものなどあるようです。煮物にすると色素が抜けてしまうので、もっぱらサラダや甘酢漬けなど生で使われます。ラディッシュみたいな感じですね。
ピクルスでもつくるか。
まとめ
アメリカ、カナダ(もしくはアルゼンチン)、イタリア。
北海道(札幌)との距離(Googleマイマップを使っての計算。便利!)
イタリア(ローマ):約9,000㎞
カナダ(アルバータ州)ーアメリカ(カリフォルニア州)経由:約10,000㎞
直線距離だけで考えても、地球半周できちゃう?笑
包装とかを考えると距離はもっと伸びるかな。
朝兼昼
トマトとパンの粥
「Pappa al pomodoro」パッパ・アル・ポモドーロという、イタリア・トスカーナの郷土料理を参考にしました。”al”は、”col”のこともある。
バゲットをちぎって昨日のスープで煮込んでみた。水分がなくなると焦げ付くので、かき混ぜながら柔らかくします。仕上げにバジルを。良い香り♪
「パッパ」は小さな子供が言う「まんま」ごはんのこと、「ポモドーロ」はトマト。
もともとは貧しい農民の料理で、硬くなったパンを無駄にしないためにつくられていたといいます。
トマト、パン、ニンニク、オリーブオイル、塩、胡椒、あとバジル。シンプルな材料でつくられますが、栄養豊富で健康的な料理とされています。
歌の題名になるくらい定番の家庭料理。
余ったり、残ったりした食材を無駄にしないという考え方は、世界中にあると思います。冷蔵・冷凍庫のなかった時代、保存のために砂糖や塩に漬けて冬を越えたといいます。新鮮な野菜が手に入る時期は、喜びもひとおし。
今は缶詰もあるし、朝とれたものが遠くから運ばれて食卓に上がるので、技術の発達に感謝ですが。たまぁに先人たちの知恵や近くの食材に目を向けてみるのも楽しいかもしれません。たまぁに。
いただきます。ごちそうさまでした。
201011 YUHUA O.