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【日本一周 九州編11】 値段を超えたホスピタリティ


・メンバー

明石、尾道

・値段を超えたホスピタリティ  筆者:尾道


 私たちは、宿選びに余念がない。


 大学在学中に日本一周を遂げるには、一度の旅行でなるべく多くの県を効率的に周る必要があるし、懐の事情からなるべく安価なところを選ばなければいけない。そういうわけで毎度の宿選びは、立地と金額にこだわっている。

 さらに欲を言えば、個室で、清潔感があって、備え付けのマンガなんかもあるとベリーベリーグッド。


 だいぶ誇張した表現になるが、私たちの宿探しはいわば500円を握りしめてカツカレーチャーハン(サラダ付き)を提供する飯屋を探すようなものだ。

 もちろんこんな欲張り条件を満たす宿なんてそうそうないのだけれども、今夜の宿「イルファーロ久留米」はそのほとんど全てを備えた宿ガチャSSRだった。



 1人1泊2,000円。通された部屋は完全個室とまではいかないがパーテーションで各部屋が仕切られていて、視覚的プライバシーは確保されていた。


 内装やシャワー、トイレはどれも文句なしに清潔。2階のフリースペースには1,000冊余りのマンガ(HPより)も備え付けられており、宿代を超えるホスピタリティに驚かされた。


二人が泊まるには十分すぎる広さ


 部屋にはビニール製の畳が敷かれていた。畳の色合いや部屋の開放感も相まって、母校の柔道場を彷彿とさせるものがあった。


 ついでに言えば、ちょうど寝技の乱取りができるくらいには広い部屋だったので、晩酌後の酔いつぶれかたによっては、明石に柔道勝負をしかける展開もあるかもしれない……


(結局この夜はお酒を飲まなかったので粗相を起こさずに済みました)


公式HPより


 晩酌の会場は1階のフロントスペースであった。フロアには様々なソファや椅子が並んでおり、家具店のお試しスペースで飲食をしているような背徳感を得られた。次にここらへんを旅行する機会があれば、ぜひまた利用したい。


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