読書メモ|『スマホ脳』
2020年に出版された『スマホ脳』をようやく読みました。
今年(2024年)のゴールデンウィーク中に読み始め、およそ一か月くらいかけて少しずつ読みました。
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏による著作。
日本語版の翻訳は久山葉子さんです。
■要約
■感想
多くの研究結果を元にした内容であり、説得力のある内容だなと思います。
自分なりにおおまかにまとめると、下記のようになります。
人間の脳自体は狩猟採集時代から大きくは変わっていないので、現代の社会生活は人間の脳に適さない。スマホやインターネット、SNSがある状態は人間の脳にとっては異常である。
スマホやSNSは人間の古来からの報酬系を刺激するようになっているため、依存しやすい。
運動や睡眠は大事。
デジタルデトックスは大事。
実際はもっと内容は濃いので、実際に読んでみる事をおすすめします。
一方、全てを鵜吞みには出来ないなとも思います。
例えば、「運動すると集中力が上がる」とか。
私は定期的に運動をしていますが、それでも集中力が高い方だとは思いません。むしろ、運動した翌日は疲れて集中力が落ちるくらいなので。
(疲れがとれれば集中力が出るのかも)
もちろん、運動すると集中力が上がる、という研究結果が出ている以上は、基本的には正しいのだと思います。私のやり方が悪いだけかもしれません。個人差があるというか。
また、本書が出てから既に4年経っており、スマホの与える影響については更に研究が進んでいるはずで、最新の研究ではどうなっているのかを見ていく必要があると思います。
そして、スマホやインターネット、SNSは使いこなせば自身の能力の拡張に繋がったりなど、良い面もあると思うのですが、本書で述べられているようなデメリットについても意識していかないといけないです。
デジタル社会に生きる以上、デジタル機器、インターネット、SNSなどの要素と私たちは切っても切り離せない関係にあります。
なので、メリットとデメリットをちゃんと把握しながら、それらと上手く付き合っていきたいよね、と思うのでした。
■後記
この記事、当初は本書の各章を自分なりにまとめて、感想をちょろっと載せる構成にするつもりだったのですが、各章の要約が長くなりすぎたので、要約に関してはGemini(生成AIの一種)にお願いしました。
自身で要約した内容は下書きに残っているので、気が向いたら読み直します。
といったところで今回の記事を終わらせていただきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
以下、余談です。(終わらんのかい)
スマホ、この約15年の間に生活必需品とも呼べるくらいには普及しました。
スマホに代わるデバイスも遠くない将来に出るのだろうとは思いますが、パソコンやスマホほど普及させるのはなかなか難しいのではないか、とも思います。
ARグラスや網膜投影、VR機器、等もまだまだ「一人一台」と呼べるほど普及はしていない。
どんなに革新的でも、スマホやパソコンのように普及させるためには世の中の情勢だとか、マーケティング(詳しくないです)が上手くハマったとか、誰もが使いやすくてとっつきやすいようなものである、とか、そういった要素がないと普及しないかな、とは思います。
私自身が年を取った時に、そういった新しいものが普及したとして、ちゃんと使いこなせるようになるのかな、なんて心配したり。(記銘力の低下の危惧)
以上、ありがとうございました。