『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』謎の恐怖感
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』をプレイしました。
タイトルがややこしいですね。コピペしないとタイトルが書けません。
日本語にすると「牛乳の袋の中の牛乳の袋の中の牛乳」という意味らしいです。とても不穏なビジュアルノベルです。
このゲーム、とても病的です。
画面は紫と赤と黒のドットのみで表現され、表示される風景もどこか悪夢の中の世界のようです。作中のBGMも、どこか不穏です。
主人公(だと思われる)キャラクターは「自分が何かのゲームの主人公だったら」という事を気にしながらストーリーが進んでいきます。
また、プレイヤーは主人公の脳内?にいるようなキャラクターとして主人公と対話をしていきます。ここでいう対話とは、画面に出てくる選択肢を選ぶ、という意味です。
主人公とプレイヤー以外にも登場するキャラクターがいますが、どこか不定形の姿をしていて、謎が多いです。
他にも、主人公がアルファベットの"O"に恐怖感を抱いていたり、脳内の存在(プレイヤー?)は主人公が歩く際に「左足はアスファルト、右足は芝生」という事を気にしていたりなど、やけに神経質な印象を感じます。
また、途中で「牛乳を買わないで帰ったら、ママに窓から捨てられちゃう」という台詞が出てくるのですが、これも意味深で、気味の悪さを感じます。
ゲームが病的、というより、「ゲームの内容から作者の病的な感じが伝わってくる」というのが正しいかもしれません。
最後も不穏で意味深な終わり方をします。いったい何なのでしょうか。
プレイ時間は20分~40分くらいです。
意味深で病的で不穏なゲームに興味がある方にはぜひおすすめしたいです。