ゲーム感想|『Please, Don’t Touch Anything』お願い、何も触らないで
「おい、待て!このパネルは何だ?」
「とにかくここに居てくれるだけでいい。すぐに戻るから!それと何も触るなよ!」
『Please, Don’t Touch Anything』をクリアしました。
監視室のような場所で謎のパネルの謎のボタンを押していくゲームです。
監視室のような場所。最初に押せるのは中央の赤いボタンだけです。
押してみると…
何やら赤いスイッチが現れました。
スイッチを入れてみる。
するとスイッチの横にあるランプが点灯しました。
スイッチを入れた状態で再度中央の赤いボタンを押します。
するとカウントダウンが始まりました。
すると、何と目の前のモニターにはキノコ雲が。
どうやら核爆弾の発射ボタンを押してしまったようです。
これで一つのENDを達成。
といった具合に、様々な手順でボタンを押していく事でENDに到達します。
ENDは全部で25種あります。
最初は赤いボタンだけですが、何度も押しているうちに別のボタンやアイテムが現れ、どういった手順でボタンを押していくかでENDが変わります。
一見すると「とりあえずいろんなボタンを押していけばよいのだな」という風に思うのですが、実際は一筋縄では行きませんでした。普通に自分の当て感だけでクリアするのは難しいです。
ヒントは画面内にあるのですが、ある程度ゲーム外の知識とか教養があった上でさらにそれに気付けないと正しい手順でボタンを押していく事はできません。
例えば、下記画像の状況では右下に出現している1~4のボタンで「1211」と入力していきます。
これが何故、「1211」になるかというと、画面左上の「INSTRUCTION」の張り紙に書かれている数字から「ルック&セイ数列」というものを用いて算出するという事でした。
…いや、「ルック&セイ数列」って何…⁇
ってなりますね。
私も全然分かりませんでした。いくら画面内にヒントがあって「ルック&セイ数列」を知っていたとしてもこの事に気付けるのだろうか。
その手順を進めると、更に画面左下に3つのキーのみの鍵盤が現れます。
この鍵盤で何をするかというと、作中のBGMに合うように「右、右、中央、左、左、左、中央、右」の順番で鍵盤を押していきます。
いや、そんなの気付かないって~!
というわけで改めて自分の力ではクリアできないと感じ、Steamコミュニティ上の攻略ガイドを見ながら進めていく事にしました。
正直邪道ではありますが、そうも言っていられないくらいには難易度が高い。
おそらく本作の醍醐味は自分自身で試行錯誤をしながら様々なENDまでの正しい手順を模索したり、複数のプレイヤーで情報共有をしながら進めていく事なのだと思いますが、私は攻略ガイドに頼りました。
既に発売から9年経っている(発売日は2015年3月26日)ので、充分攻略情報は出回っています。
もし、自力でやるとなると何年もかかるか、もしくは手順を見つけられないまま辞めてしまっていたでしょう。
なので攻略ガイドを作成した方々には本当に感謝しますし、むしろ「どうやってその手順に気付けた⁈」となるので本当に不思議です。
各ENDの演出も様々で、前述した核爆弾が投下される演出以外にも大量の隕石が降ってきたり、過去や未来に飛ばされたりする演出があります。全部で25種類です。
ちなみに、全25種類のENDに達成しても全てのSteam実績を解除できません。
Steam実績の中には「全てのENDを解放後、セーブデータを消去」や「全てのENDを不要なボタンを押すことなくアンロック」(つまり全ENDをノーミスで行う)などがあります。前者はともかく後者はかなり難しい。
本当に理不尽なくらい挑戦的なゲームです。
それでも、全25種類のENDを達成した時の達成感は大きいです。
また、純粋に各種のENDの演出も様々で面白いです。
攻略ガイドを見ながらでも良いので、プレイする事をおすすめします。
※ちなみに攻略ガイドを見ながらだとクリアまではおおよそ2時間前後です
以上。
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