【短歌+】埼玉ぽさ
海だった場所に建ってるビルたちの隙間を泳ぐ都会の魚 傷付いたレンズが映す街並に架かった虹は嘘でも綺麗 各々の歴史があるからどうしてもログインできぬ街並みがある ビル街を選んで咲いたたんぽぽが俯く人に笑顔を向ける■
やたらとオシャレに見える街並みってあります。埼玉から見ると、東京(の一部)とか横浜とか。そんで、埼玉もがんばって、そういうオシャレな街並みにチャレンジしてみて、それなりにそういう雰囲気があるところもあるんですけど、なにか違う。っていう感覚、埼玉にはあると思うんですが、どうでしょう。
けれど、先日、初めて鉄道博物館に子どもと行ってきまして、ちょっと見直した部分がありました。館内が広くてオシャレで、都会っぽい施設なのに、埼玉っぽい! オシャレを無理してない! 埼玉のまま、オシャレ! と感じたのです。街とその施設が溶け合っている、という感じでしょうか。
そういうのって、大事ですね。
もちろん、なんとなくオシャレぽいものを楽しむのも豊かなことだと思います。それも埼玉っぽさだと思いますしね。
最近は東京に入ると、人の多さとかにやられてしまいます。クラクラしてきます。若いときは、むしろ東京のほうで遊んだり仕事したりすることが楽しいと思っていたんですけどね。
それもあって、今ここにいるちょうど良さを感じているのかもしれません。