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有斐閣・著者座談会

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本の刊行を記念して、著者どうしが語ります。広がる学問や教育の世界へようこそ。
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記事一覧

世界の比較憲法・日本の比較憲法

 『世界の憲法・日本の憲法――比較憲法入門』はテーマ別に各国の憲法を比較した、新しいスタイルの比較憲法テキストです。  しかしこの本の特徴はそれだけではありません。いま世界の比較憲法研究は新しい時代を迎えています。『世界の憲法・日本の憲法』はそのような潮流を反映している点でも新しいテキストなのです。  編者の先生方には、「書斎の窓」2022年11月号で比較憲法の教育について論じていただきましたが、このnoteでは、世界の比較憲法研究・憲法学研究の動向、そして日本の比較憲法研

【ストゥディア『民法3 担保物権』刊行記念】山本敬三先生に聞く(その③・完)

山本先生の謎を探る本日は、貴重なお話をお聞かせ下さり、ありがとうございました。 そういえば、ストゥディア民法の執筆陣のお一人でもあり、京大の研究室出身の先生から「山本先生はお仕事以外が謎」「くだけたお話しはしづらい雰囲気」といった情報をゲットいたしました。ストゥディア民法とは何の関係もないのですが、せっかくの機会ですので、最後のシメに、少しだけお仕事以外の情報を教えていただけないでしょうか。質問を3つ考えてみました! 好きな食べ物 自分を動物にたとえたら 民法研究者に

【ストゥディア『民法3 担保物権』刊行記念】山本敬三先生に聞く(その②)

物権・担保物権問題 このインタビューは、3巻の刊行を機に行われる……ということで、インタビュアー特権で、3巻について、少し詳しくお話しさせていただきたいと思います。 実は、当初、物権と担保物権とを合わせて1冊とする予定が、頁数が足りなかったことから、2冊に変更になり、第6回目の会議でお別れすることが決まりました。既存の各種の教科書でも、物権と担保物権とを1冊にまとめてあるものと、別々にしているものとがありますが、ストゥディア民法で、物権法と別れてよかったのかどうか、未だに

【ストゥディア『民法3 担保物権』刊行記念】山本敬三先生に聞く(その①)

2021年11月、ストゥディアシリーズ・民法の3冊目となる『民法3 担保物権』が刊行となりました。それを記念し、また、ストゥディアシリーズ・民法をより広く知っていただくために、監修の山本敬三先生へのインタビューを企画しました。全国の山本敬三先生ファンのみなさま、必見です! 2021年の11月に、有斐閣ストゥディア『民法3 担保物権』が刊行されました。ありがたいことに、各方面から、「わかりやすい」とか「ちょっと独特の雰囲気」とか、様々な反響をいただいたのですが、内容に関するも

ストゥディア『国際私法』刊行に寄せて

わかりやすい筆致でご好評いただいている有斐閣ストゥディア『国際私法』。 このたび本書が刊行に至るまでの苦労話やエピソードを語っていただくことにしました! ご登場いただくのは本書をご執筆いただいた次の4名の先生方。 本書を完成させるまでの、山あり谷ありの冒険譚を是非ご覧ください! ◇企画当初の素直な感想あのときは、わかりやすくて売れる教科書を書いてほしい、と言われましたが、「売れるかどうかまでを、我々執筆者が考えなくちゃいけないの?」みたいな(笑)。そういうところから始ま

ウィズコロナの教育と出版が目指す先に(3/3)【座談会:学術書出版3社×著作権法学者が語るいまと未来】

コロナ禍で、オンライン授業が急速に導入された教育現場。著作権法の制度はどのように教育現場に影響があるのか、またその課題はなにか。 『教育現場と研究者のための著作権ガイド』執筆者のおひとりである今村哲也・明治大学教授と、学術書出版3社(勁草書房、東京大学出版会、有斐閣)が、新規定にどのように対応するかを率直に話し合いました。 (目次) はじめに 新規定の概要と転回 出版社から見た改正 2020年度の運用を振り返る 次年度以降に向けた課題 教育と出版社の協働、未来へ 前回は

ウィズコロナの教育と出版が目指す先に(2/3)【座談会:学術書出版3社×著作権法学者が語るいまと未来】

コロナ禍で、オンライン授業が急速に導入された教育現場。著作権法の制度はどのように教育現場に影響があるのか、またその課題はなにか。 『教育現場と研究者のための著作権ガイド』執筆者のおひとりである今村哲也・明治大学教授と、学術書出版3社(勁草書房、東京大学出版会、有斐閣)が、新規定にどのように対応するかを率直に話し合いました。 前回はこちら 2020年度の運用を振り返る 今村(明治大学):明治大学では、授業が1か月先延ばしになって、5月中旬から開始したんですけれども、基本的

ウィズコロナの教育と出版が目指す先に(1/3)【座談会:学術書出版3社×著作権法学者が語るいまと未来】

コロナ禍で、オンライン授業が急速に導入された教育現場。著作権法の制度はどのように教育現場に影響があるのか、またその課題はなにか。 『教育現場と研究者のための著作権ガイド』執筆者のおひとりである今村哲也・明治大学教授と、学術書出版3社(勁草書房、東京大学出版会、有斐閣)が、新規定にどのように対応するかを率直に話し合いました。 本座談会は、2021年2月16日に収録されました。 『書斎の窓』ウェブ版で、電子ブック形式にてお読みいただけます。 (参加者) 今村哲也 明治大学情