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「合理的配慮は押し付けがましい」という誤解

とある発達障害当事者が某所で、下記のようなことを書いていました。かなりインパクトが強く、引っかかりがありました。

「合理的配慮」という言葉が大嫌いです。
合理的配慮って、かなり一方的じゃないですか?
そもそも合理的配慮の語源は英語のreasonable accomodationの訳ですけど、accomodationに「配慮」なんて意味はありません。reasonable accomodationは、双方の交渉で、「双方にとってこのくらいが妥当」と調整していくものですよ? 合理的配慮は「求めるもの」じゃなくて「交渉してうまくいくように引き出す」ものですよ? 
発達障害者は「合理的配慮がない」なんて言いますが、言葉の使い方おかしいですよ。合理的配慮は「あるかないか」ではなく、単なるマッチングだと思えばいいんですよ。
私だったら、「差別だ!」と騒いで組織や社会を批判するのではなく、人事に気に入られる人材を目指しますね(笑)

確かに、発達障害者のなかには、子供時代から配慮されることに慣れすぎている人もいます。

けど、「してもらって当然」のように感じて生きているかのような人は、障害の有無や社会的地位を問わずいます。

一体なぜ当事者でありながら、「発達障害者は押し付けがましい」という視点で見てしまうんでしょうか。合理的配慮を「一方的な押し付け」だと思ってしまうのはなぜでしょうか?

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