自然農法はただのスピリチュアルだった
以前は
「自然農法?そんなの出来るわけがない」
と、言われていました。
だけど、今は全く違います。
千葉県のいすみ市では学校給食が自然農法の食材で作られていますし、福島県の西郷付近の学校給食も自然農法の食材に変わろうとしています。
マルシェも殆どが自然農法の野菜が並ぶ様になりました。
時代は変わるのを肌で感じます。
人間のためだけでない、自然と共存する世界に向かう集団がそこら中で増えて来ているのです。
だから…と言う訳ではありませんが、自然の中にいると自分がとても穏やかで、私も自然に帰りたかったのです。
ただ、それにはそれなりの時期を待つ必要があった様でした。
そちらに向かおうとしても、一向に向かえなかったのに、今は、誰かが背中を押し、壁に見えていたものがあっさり取り払われたのです。
不思議としか思えない、繋がりが次々現れ、
「大丈夫。」
と、言ってくれる人が現れます。
壁の様に遮っていた母親でさえ、
「もう私は出来ないから、やればいい。」
と言うのです。
妹が、
「腰が痛くて、歩くのもやっとなのに出来るの?」
と聞くので、
「それがね。草を触ってると、始めは痛いんだけど、終いごろには痛くなくなってるの。」
と答えると、それを聞いていた母親が、
「それは、やれってことだわ。」
と、今まででは考えられない事を言うのです。
「これは何が起こってるの?」
と、目の前に繰り広げられる展開に驚きしかありません。
自然農法のやり方は、本当に人それぞれです。
耕した方がいいと言う人も、耕さない方がいいと言う人もいます。その他の事も人それぞれ。
結果、『なんでもいい』とさえ言われています。
なぜそう言われるのか、何故かわかる気がします。
今日出会った方は
「気候や風土がそれぞれ違うから、土をよく観察するしかない。どれだけ観察したかなんですよ。」
と言っていました。
気候や風土、土とタネの相性、人とタネと土の相性…だから、ひとそれぞれになるのが当たり前なのです。
人は見たいモノを見ています。同じ土を見ても、人それぞれ決して同じ土を見る事はありません。それだけでも、人それぞれになり、それが許されるかは、植物が教えてくれます。
よく考えれば、観察とは、
土•タネ•菌•自然と繋がれるかなのだと思うのです。
自然農法で有名な、今橋さんや、奇跡のりんごの木村秋則さんも、木や草、虫や動物の自然と話しをします。
その様子を見て、スピリチュアル以外の何ものではないと感じています。
スピリチュアルを科学的でないと否定するのは、もはやナンセンスでしかありません。スピリチュアルは、まだ科学的に捉えきれないだけなのです。
星座に恐竜の名前がないのは、その時代に恐竜の存在が知られていなかったのと同じ事でしょう。
木村秋則さんが未知の者(ご本人は宇宙人と話されていました)と、話された時、
「人間は118個の原子しか見つけられない。それでは何も分からない。」
と言われたそうです。
科学的には分からないかもしれません。
でも、幸せは考えると分からなくなるけれど、感じると確かにあります。
考えるより、感じる事で見えて来るものの方が多い様に思います。
そこで、スピリチュアルを定義するならば、感覚で繋がる…コンタクトではないかなぁと思っています。
自然農法は、あらゆるものとコンタクトを取ることの様に思います。
きっと、それが出来ないと上手くは行かないのでしょう。
故に、自然農法はただのスピリチュアル…と、思うのです。
と、
今日は自然農法第一回目記念日になりました。
手始めに、100歳で亡くなった祖母の畑を使わせてもらう事にしました。
祖母が畑をしなくなり10年放置されていた土地です。祖母の頃から無農薬無肥料です。
枯れた草の上に更に草が生え、絡み合っていました。
主に生えていたのははこべでした。そこに蔓草やオオバコなど。
だけど草を刈ると、出て来た土はふわふわで、適度な湿り気が保たれていました。
さすが!
ばぁちゃんの畑‼︎
ばぁちゃん、ありがとう。
↓の画像です。
草を刈ったばかりの時は適度な湿り気だったのに、あっという間に上澄は乾燥して行きます。
やはり土を剥き出しにするのは良くなさそうです。
土に埋まっていた何かの枝です。
農薬や化学肥料を使うと植物は腐り、農薬や化学肥料を使わないと枯れていくと言われています。
枝は腐らず枯れていっていました。
折るとぽきぽきと乾いた音がしました。
自然の中では、腐らず枯れる様です。
中央の緑の目は、10年前にばぁちゃんが植えていたらしいジャガイモから目が出ていたものです。
11月なのに、青々とした目が草の下のその下の枯れ草の下の更に下の土の中で育っていました。土の中は暖かかったのでしょうね。
なんか感動です。
ばぁちゃんの何かが、私に繋がった感じがしました。
目の出ていないジャガイモは冬越しのために暗室で取っておき、この目の出たジャガイモだけ、霜が当たらないよう土手のつつじの木の下に植えてみました。
本当は目を取ってしまって、他のジャガイモと一緒に保管した方が良いのでしょうが、ちょっとやってみたくなったのです。
どうか、春には花を実をつけてね。
そして、ニンニクを植えました。
初めて栽培したのはニンニクになりました。ニンニクになったのもたまたまの偶然で、
「植えても大丈夫。」
と言われたから、それだけの事です。
一度刈った草を草マルチとして被せたので、ただ草が生えているようにしか見えません。
周囲は草マルチで囲み、ニンニクを植えた所は、草の根マルチにしてみました。
そうした理由は特になく、
「根っこのマルチも出来るかな?」
と、思っただけです。
これから冬がやって来ます。
それでも、草マルチに保温され元気に育ってくれるよう祈っています。
今日の作業はここまで。
今日出会った方に、今植えて良いものを教えてもらいました。
そら豆、スナックエンドウ、ほうれん草、ルッコラ…。
ルッコラ?
ルッコラは恐ろしく虫が付きやすく、大好きなのに露地栽培は避けていた野菜でした。
そう話すと、暑い時期だと虫が付くけれど、寒い時期には虫は付かない事を教えてもらいました。
栽培出来ると言うだけではないのですね。
虫を避ける栽培方法と言うものもあるのを初めて知りました。
私の自然農法は、まだまだこれから、とても奥は深そうです。
あと50年程、どれだけ知る事が出来るでしょうか?何故か宇宙にまで繋がれそうな気がしています。
空がとてもドラマチック。