宇宙を見上げて予想通りにはならなかったけど : 独り言
アトラス彗星をみたい。
いや、見るつもり。
そうおもっていたけれど、
何故か夕暮れになると雲が集まりだし、
厚い雲に覆われたり、
雨が降り出したり。
朝から快晴のある日、
殆どの人が知る事のない山に登る事にした。
わざわざ山に登るのには理由がある。
住んでいる地域は東側で、
西には山が鎮座しているし、
山から離れていても建物で空が見えない。
完璧に見える場所は、
あの場所しかない。
小さい山だけど山登りの斜度が
かなりきつくて、
息が上がる上に、
若干吐き気をもよおした。
運動不足なのが明らか。
そして。
辿り着いた。
ひゃー!!
まるで天空に来てしまったみたい。
白いピラミッド?
ウユニ塩湖?
ん?
んんん?
雲!!
多くない?
しばらく待っていたけれど、
西にある雲は微動だにせず、
おわったーーーーー。
「は〜。」
そう思って、
振り返ると…。
なんとも
幻想的な満月が背中側で光っていた。
そういや、
今日はなんとかムーンだったと、
気付いた。
人の息遣いが感じられない場所で
天空に
ぽっつり満月。
西にはアトラス彗星
東にはフルムーン
その間で宙を見上げていた様だ
東の雲はどんどん流れて動くのに
西の雲は同じ場所に止まっている。
不思議だね。
またいつか、
この場所に来るだろうか?
そして次は
何を探すのかな?