なぜ人は変わらないのか?
もし、あなたが腰が痛かったら、どうしますか?
痛み止めを飲む?
とりあえず、安静?
病院、または整体に駆け込む?
私の場合は…。
とりあえず、動かしてみて、
どの程度動かせるかと、痛みの場所を探ります。
そして、痛みの我慢できる程度に動きます。
あ、骨折や捻挫、半月板損傷などは、別ですよ。
って言っても、痛くて動かせないと思うんですが。
その際は、すかさず保冷剤やアイスノンでアイシングです。
話しを戻しますが、
腰が痛い、膝が痛いは、肩が上がらないは、
歳を取れば現れる症状でしょう。
そんな症状で、私の所にやってくる人が沢山います。
まずは筋膜を緩め、痛い場所をほぐし、
少しずつ動かすと治っていきます。
でも、それだけでは一時的に痛みをとるだけなので、
「この運動をやって下さい。
毎日でなくて構いません。週に3日で大丈夫。」
と言って、運動の仕方も説明します。
大体、1週間は、治っています。
でも、1ヶ月も経てば元の痛い状態に戻ってしまいます。
そして、また、治して運動をやって下さい…を、
繰り返す。
すると、
「やっても治らないんだ。」
…が、出来上がります。
アレ???
治ってたよね???
と、私は不思議でたまりませんでした。
そうなんです。
良くなると、運動しなくなるんです。
そして、
運動なんかしなくても、もっと簡単な、
「痛くなったら、痛み止め飲めばいいじゃ〜ん。」
になるんです。
そのうち、
「やってもらっても治らない。」
「痛み止め飲んでも効かない。」
になってしまいます。
痛いのはイヤ!!
治すなら即効性のある魔法の様なものが欲しい…
なのです。
簡単な運動を週3日するだけなのに…と、
私は不思議でしょうがありませんでした。
答えは、『夢を叶えるゾウ』に載っていました。
人間て、
コツコツやるのはイヤ。
即効性のある秘訣が知りたい…なのだそうです。
だから、みんな賢者の教えを知っていても、
自分が賢者になる事は出来ない。
賢者の教えを無視して、即効性の効果を欲しがるのです。
…まぁ、誰もが賢者になる必要ないですけどね💦
それを読んで思い浮かんだのがピカソです。
どの美術館に行っても、
ピカソのラフやリトグラフの数に驚きます。
「描きまっくってるじゃないか!!」
常にピカソはあらゆる構図、あらゆる色彩を考えて、
それを紙に起こしていたから、
次々に、新しい絵を速攻で描くことが出来たんだと思います。
しかも素晴らしい絵!!
そして、出来るという経験を積み上げて行くから、
更なる境地に進んで行くのでしょう。
話しを、腰の痛みに戻すと、
痛みは、適切な運動で治せる…と言う、
経験がないためとも言えます。
ある一定の年代は
生まれた時代のせいなのでしょうが、
痛かったら安静。
痛かったら薬を飲む…が、普通になっている所があります。
結局は、治すを選んでいないのです。
痛み止めって、治してくれませんよ。
痛みの信号をブロックしてるだけなので…。
痛みが止まったら運動しないと…。
キツイ事を言ってしまいますが、
「誰かが治してくれる」
「薬で治せばいい」
では、治りません。
「治らない」を選んでいるのは、自分自身です。
でも、
「運動やってますか?」
と、声をかけるたびに、
「またか!!」
と言う顔をされるので、
最近は、何を選ぼうとその人の自由なのだ…と、思っています。
強要はいけません。
痛くなったら、またいらっしゃって下さい。
ちょっとしたお手伝いはさせて頂きますので。
流行らせ病が治ったら、ヨガの伝道師をやってみたい。
(…まず、自分を鍛えないと。)
痛くなくなる…を、経験して頂くには、
それが一番な気がします。
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