「ずっとママと一緒にいたい、、」その言葉の裏側に隠れている気持ち【息子が泣かずに幼稚園へ行けるまで⑥】
再び息子の幼稚園へ行きたくない気持ちが高まってしまった。
少し調子が悪くなり、1日休ませたら翌日泣きながら、ママと離れたくない、、、とべったりになった。朝の機嫌も悪い。
何でも思う通りにならないと癇癪を起こす。
息子が具合が悪い時って、甘やかして何でもやってあげてしまう。
その結果、元気になっても王様気分が抜けない。
息子の気持ちの中で、病気の時はあんなに優しかったのに、どうして、、、?そんな気分になっているのかもしれない。
ご飯も食べさせてくれたのに、元気になったら自分で食べなさい❗️と言われる。
今まで普通に行けていた幼稚園も、かなり我慢と頑張りが必要なことに気がついたのかもしれない。
その変化に対応出来ないのかもしれない。
息子は「幼稚園へ行きたくない、、、。」とは言わない。
制服にもきちんと自分で着替える。
行かなければならないことは分かっている。
でも、ママと離れなくない気持ちが押さえきれない。だから、泣きながら訴える。
何かをどうにかして欲しい訳ではなく、ただ気持ちを受け止めて欲しい。分かって欲しい。
ただ、それだけなのだ。
たぶん、、、。
お迎えに行こうか?そう聞いてみたが、首を振られた。
そういう事ではないのだ。
大人になると、他人に自分の気持ちを理解して貰えることはないと学ぶから、そこまで自分の気持ちを伝えたりしない。
でも息子は、きっと私に伝えれば分かってくれると思っている。
どうしようもない気持ちを聞いて欲しい、理解して欲しい、ただそれだけのために全身全霊で訴えている。
息子の「ママとずっと一緒にいたい、、、。」が始まると私の気持ちはブルーになる。
またか、、、。
出来れば元気に幼稚園へ行って欲しい。
「そんなこと言ったって何も変わらないよ。」
心の中から沸き上がってくる気持ちを、言葉にしないようにぐっと堪える。
「そうだよね、そうだよね。分かっているよ。ママと離れたくないんだよね。」
頭をナデナデしながら引っ付いて離れない息子に何度も繰り返す。
そうすることで、息子は落ち着く。
幼い子どもにとって共感することが、どれだけ大切なことなのかを学んだ。
自分の言っている事を受け入れてくれる人がいる、その事が不安を消し去って強さを与えてくれる。
この事は、大人になってからも心の強さとなって現れるだろう。
怖がりな息子には、我慢しないで思いを伝えられるママという存在が必要不可欠なのだろう。
幼稚園でも我慢している。
パパといる時も頑張っている。
だからママには、甘えても良い。
それが息子のスタイル。
これから夏休みが始まる。
また、私とべったりな毎日が待っている。
楽しい日々の後には、再び我慢の日々が訪れる。
幼稚園の一年目とは、こんなものなのだろう。
社会の一員になるって大変だね。
私の朝のコーヒータイムも、しばらくお預けだ。