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中国茶・お茶淹れ1000人チャレンジ宣言

中国茶ナビゲーターの ゆえじ ちゃんこ です。

今回は心に決めたことがあって
記事を書いています。

最近気づいてしまったこと


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わたしは長年、
中国茶の魅力を伝える活動を続けてきました。

ちょっとしたカミングアウトなのですが、
実はいま商業出版を目指して
人生初の「出版塾」に参加しています。

そもそもの参加の動機はこんな感じです。

・昔から「本」という媒体が好きで憧れがある
・中国茶が飲みたくなるような、シズル感のある本を世に出したい

先日とある有名出版社の編集長さんを
講師にお招きしてのセミナーがありました。

わたしは香港に滞在していたので
直接お話を伺うことはできなかったものの、
参加者の方がシェアしてくださったメモを通じて
おおまかな内容を知ることができました。

そのメモを読んで戦慄。

編集長さんからの問いかけは2つありました。


質問1
「あなたはなぜ本を出したいのですか?」

わたしの答えは、

→より多くの人に中国茶の魅力を知ってもらいたいから
→出版を通じてワンランク上の世界に行き、出会える人の幅を広げていきたいから

質問2
「それは、出版以外でも実現できますか?」

→できます


そうなんです。できるんです。

というよりは、
わたしが伝えたいと言っている「中国茶の魅力」は
本だけでは伝えられないことなんです。

お茶の味と香りと体験は、文字では伝えきれない。


「あれ、わたし、本じゃないじゃん」


ということに今さら気づいてしまったのです。
出版塾にまで来たのに。


「わたしはなぜ中国茶?」


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本を出すって大変なこと。

それは分かっていたつもりだったけど、
実のところまったく分かっていなかった。
ということを痛感させられました。

「出版を通じてワンランク上の世界に行きたい」
は、完全な甘えだった。

もっと正確に言うならば
「出版を実現させるためにはまず自分が、
現在地から何段階もレベルアップしなければならない」

心のどこかで
「ワンチャン出版社に引き上げてもらえる」
みたいに思っていたところがあったんです。
甘え以外のなにものでもない。


出版塾に入って
セミナー、グルコン、壁打ちを通じて
自分の企画を練り上げる作業の中で

他にもいろんな飲み物があるのに
なぜわたしは中国茶?

中国茶のどんな魅力を伝えたいのか?

魅力を伝えた先で、どうなってもらいたいのか?

ということをずーーーっと考えてきました。

こういう問いはもちろん今までも
自分なりに考えていたつもりだったけど、
今回はわたしの人生でいちばん深いところまで
掘り下げて考えています。

まだまだ考え中ですが
とりあえず今、現時点での
わたしの目指すところ。

わたしのミッション


中国茶を「伝える」「届ける」「居場所をつくる」


※本当はもっとわかりやすい、印象に残るような言葉にしたいけど今はまだ思いつかないので一旦こんな感じで。言葉選びはもっといいのが見つかったら変えていくかも。


わたしのビジョン


日常的に茶葉にお湯を注ぎ、おだやかでていねいな生活を送る人を増やす
 ▼
お茶を通じて心身が満たされ、自分と人にゆとりのある社会をつくる

ビジョン20211114

日常にお茶を取り入れることは、QOL(生活の質)の向上につながります。

「なによりも大切にすべきは、
ただ生きることでなく、
よく生きることである」
            ソクラテス

「より多く」よりも「より良く」

「物質的な豊かさに満たされた生活」ではなく
「毎日が充実し、心身が満たされた生活」

そんなイメージ。

デジタルデトックス
お茶を淹れる時間はパソコンやスマホから離れられる
→目や頭(脳)の疲れがとれる
作業効率を維持するためには適度な休憩も必要
オフ時間を豊かにするパートナーにお茶を添えて
満足感、幸福感をプラス

マインドフルネス
茶葉にお湯を注ぐ静かな時間
“今ここ感”を噛みしめる心地よさ
自分を深める、自分の内面とつながる、ブレない自分を手に入れる
▶︎中国茶は計量器やタイマーを使わずに淹れることが多い、感性を磨くのに適している

セルフケア、ヘルスプロモーション
お茶のそのものがゼロカロリー
自分体質に合ったお茶を選ぶ選択肢の幅の広さ
知ることでマインドが変わり健康意識も高まる
茶ポリフェノールなど健康効果の研究も進んでいる
▶︎中国茶は無糖で楽しむスタイル
▶︎中国茶は緑茶から紅茶まで種類が世界一豊富
 体質にあわせた飲み分けに適している

コミュニケーション
「お茶しようよ」人と会う誘い文句になる
おいしいお茶を囲むと自然と会話が弾む
お茶を味わう時間は会話がなくても成り立つ
最終的には言葉のいらない「誰もがそこにいていい居場所」をつくりたい
▶︎中国茶はひとつのお茶をシェアするスタイル
 一体感を得やすい

エシカル
茶器をたのしむ、使い捨てではなくものを大切に使い続ける楽しさ
▶︎中国茶には茶壷を使い込んで育てる「養壺(ヤンフー)」の習慣がある

サステナブル・エコロジー
安いお茶をガブ飲みするのではなく
高くても品質の良いお茶を少しずつていねいに味わうプチ贅沢
▶︎中国では国家をあげてエコな茶産業の発展に取り組んでいる

品質の良い茶葉は豊かな自然の中から生まれます。

そうしたお茶を飲む人が増えれば
地球環境や生態系と調和しながら
持続可能な経済発展を実現することに
つながるはずです。

中国茶は煎が効くものが多いので
かるく半日はおいしく飲み続けられるのも特徴。

まずはわたしが1000人の人たちに、お茶を淹れよう


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では中国茶の書籍を出版することができれば、
わたしの描くビジョンは達成できるのか?

当然、それだけじゃ実現できません。

わたしはこのビジョンを達成するために
本当に全力で活動できていたか?

もちろん活動はしてきました。

でも、なりふり構わず、
わたしの全体重を乗っけて
やってきたかというと、違う。

言い訳や逃げ道は常に用意していた。

「リアルの素の自分」と
「中国茶ナビゲーターとしての自分」を
切り分けて活動してきたのが何よりの証拠。


出版を実現させたい。

でもそれはあくまでわたし自身の活動の勢いを
加速させるためのブースターにすぎない。

プレゼンに向けて企画書を書いていると
「どんな企画書なら手をあげてもらえるか」という
目の前の目標に囚われてしまってどうしても
視野が狭くなってしまう。浅くなってしまう。

そうじゃなくて、その前に、

わたしはもっと自分の活動に
自分自身のすべてをかけて
今まで以上に真剣に
取り組まなきゃいけないんだ。

ビジョンに向かう道の通過点に
出版があるだけだから。


「あなたはなぜ本を出したいのですか?」
という問いと同じ深度で

「それは、出版以外でも実現できますか?」
を考えたとき、ふっと降りてきたものがあります。

わたしはもっとお茶を淹れたい。

茶葉に熱湯を注いで引き立つ
中国茶の香りと味を、その感動を
より多くの人に伝えたい。


じゃあまずはわたしが
1000人の人たちに、お茶を淹れよう。

【お茶淹れ1000人チャレンジ】だ!

茶席を作って告知をして
ただ誰かが来てくれるのを待つのではなく
「わたしのお茶を飲んでみてくれませんか?」
って自分から頼みに行こう。ひとりひとりに。

遠くに住んでいる人がいるなら
茶葉と茶器を持って会いに行こう。

47都道府県めぐるのも楽しそうだ。
考えるだけでワクワクする。

いや、ワクワクするだけじゃなくて、
行動に移そう。実行しよう。
イメージを具現化させよう。

1000人という数字に根拠はない。
ネット上では少なく感じるかもしれないけど、
実際に会おうとすると大変な人数。

カッコつけていられない。
なりふり構わず全体重かけて動かないと
到底達成できない数字。

リアルの身近な知り合いにも、
声をかけていかないと。


そこで。
やっと気づきました。


今まで中国茶の魅力を伝えたくて
もちろん真剣に活動をしてきたけども。

わたしは
わたしのところに来てくれる人しか
見ていなかった。

ああそうだ、わたし、いちばん身近で大切な家族、
夫に対して真剣にお茶を淹れたことがなかった。

一緒に住んでいる義理のおばあちゃんにも。
東京にいる実の両親にさえも。

高校・大学時代の友人、会社員時代の同僚、
その他いろんなところで出会い
つながっている友人知人。

みんなわたしが中国茶好きで
その活動をしているのは知っている。

でも「飲んでみたい」と言われなかったから、
わたしは無理にみんなに勧めることをしてこなかった。

遠慮していた。
興味ないのに迷惑にならないかって。

怖かった。
めんどくさいなと思われたら嫌だなって。


そんなのぜんぜん本気じゃなかったじゃん。
涙が出てきた。自分が情けない。

中国茶の魅力を伝えたい、と言いながら
伝える努力をしてこなかった。

中国茶を本気で
日本に広めたいと考えているなら、
中国茶に興味ない人にも
振り向いてもらわなきゃいけない。

本当に、本気でやるなら、
まずは身近な人たちからはじめなきゃ。


1/1000人目

お茶淹れ1000人チャレンジの1人目。

まずは夫に飲んでもらう。
いちばん大切なわたしの夫からはじめよう。

さっそく声をかけてみた。

「午後あなたにお茶淹れたいんだけど、いい?」

「え、お茶? 自分に?」

聞き返された。でもすぐに

「うん、いいよ」

驚いたような不思議そうな顔で
でもまんざらでもないような
なんとも言えない表情。

でもすんなり快諾してくれて
嫌がられることも
面倒そうにされることもなかった。

「ありがとう」とお礼を言って
部屋に戻って、ちょっと泣いた。

わたしが遠慮して逃げていただけだった。


2/1000人目

2人目。
香港でいっしょに住んでいる
義理のおばあちゃんにもお願いした。
ニコニコ笑って付き合ってくれた。

おばあちゃんにはどんなお茶を淹れよう。

カフェインあまり得意じゃないから
濃く出しすぎないようにしよう、とか。
サッと淹れて香りを楽しんでもらおう、とか。

おばあちゃんに
少しでも喜んでもらえるお茶にしようと、
わたしなりに考えて淹れてみた。

この数年、おばあちゃんの存在は
わたしにとって大きな精神的支えになっていた。
夫が長期不在している期間は特に。

感謝の気持ちがいっぱいある。
想いを込めて丁寧にお茶を淹れてみた。

いつもはそれぞれ自分の時間を
過ごすことが多いわたしたち。

普段とちょっと違う時間。
みんなでお茶を囲む時間。
「家族」って感じがした。

おばあちゃんはゆっくり味わってくれた。

「香りがすごいね」
「飲み終わった後にかえってくる甘みが心地いい」
「いいお茶だ」

わたしの目を見て
ニコニコ笑いながらほめてくれた。

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▲おばあちゃんと娘とわたし(撮影:夫)
無修正、ビックリするほどピンボケしてた(笑)


3/1000人目

3人目。
香港で日頃お世話になっている日本人、
焼肉焼くのがめちゃくちゃ上手な焼肉おじさん。
(と勝手に呼んでいる)

夫が家族ぐるみで懇意にしている
広東レストランの個室で
焼肉おじさんとランチする予定があった。

その個室席でのランチ前に
お茶を飲んでもらいたかった。

「今日わたしのお茶を飲んでもらえますか?」
と焼肉おじさんにLINEでメッセージを送った。

10年以上の長い付き合いだけど、
今までこんなことお願いしたことなかった。

焼肉おじさんのメッセージはいつもシンプル。
「いいよ」とか「了解」とかの一言が返ってくると思っていた。

すると秒で返ってきた言葉は

「もちろん」


この「もちろん」の4文字が妙にうれしかった。

「いいよ」でも「了解」でもなく「もちろん」

泣けた。


ふだんはお茶用の煮水器や
電気ケトルを使ってお茶を淹れる。

でもその広東レストランには
ちょうどいいサイズのケトルがなかった。

今からはじめる1000人チャレンジ、
いろんなところでお茶を淹れるなら
その場その場で臨機応変に
対応できるようにならなきゃな。

ふだん香港でお茶を飲み慣れているであろう
焼肉おじさんに選んだ茶葉は鳳凰単叢の碑頭。

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▲広東の烏龍茶・鳳凰単叢(ほうおうたんそう)

このお茶はなんといっても香り。

その香りを最大限引き立てるためには
なるべく熱湯で入れたかったので
かなり巨大な保温ボトルのお湯を
直接茶葉に注いだ。

茶葉への当たり方が心配だったけど
キラキラしたお湯が出てきたのでひと安心。

焼肉おじさんはひとこと
「うん、おいしい」と。

蓋碗の中の香りを味わってもらった。

「なんだろうこれ、
フルーティーでおもしろい香りがする」
と驚いてくれた。うれしい。

お茶を淹れた後は料理が運ばれてきて
いつものランチが始まったけど、
焼肉おじさんはそのまま何煎も
わたしのお茶を飲み続けてくれた。



実際やってみて感じたこと


わたしの身近な人からはじめることで、
わたしの活動の実存性が増す感覚がありました。

充実感。安心感。安定感。

「リアルの素の自分」と
「中国茶ナビゲーターとしての自分」
がつながって、より本物の、本気の想いを込めて
全体重をのせて前に進んでいるような実感。

そしてよくわからないけど、
毎回なんか泣ける。

相手がどう受け取るかは関係ない。
まずはわたしが声をかけるところから、
伝える努力を今ここから、
もう一度始めよう。


お茶淹れ1000人チャレンジはじめます


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わたしのミッションは、
ひとりでも多くの方に
中国茶の魅力を伝え、届けること。

実現したい夢・ビジョンは、
日常的に茶葉にお湯を注ぎ、
おだやかでていねいな生活を送る人を増やすこと。
そして
お茶を通じて心身が満たされ、
自分と人にゆとりのある社会をつくること。

中国茶を通じて実現したい日本の未来があります。

共感していただける方
一緒に目指してくださる方
ぜひ「お茶淹れ1000人チャレンジ」の輪に
参加していただけるとうれしいです。

わたしの淹れる中国茶を
飲んでみていただけますか?

「飲んでやってもいいよ」という場合は、
よろしければご連絡先を教えていただけると
うれしいです。

2021年現在、コロナの影響で以前のように頻繁に
日本へ帰ってくることはできなくなっているので、
お会いできるまで時間かかってしまうかもしれません。
タイミング等について個別にご相談差し上げます。

最初のスタートは数人かもしれません。

それでも少しずつつながりの輪を
大きくしていくことで
より多くの方に中国茶の魅力を届けていきたい!
そう考えております。


▼「お茶淹れ1000人チャレンジ」概要
✔️開催場所:日本国内(拠点は東京近郊)、香港、福建どこへでも行きます
✔️日時:1席20〜60分程度、都度相談
✔️人数:1席1〜6名様(おひとりさまもグループでのご参加も大歓迎!)

▼わたしが提供できること
✔️みなさまのご希望に合わせた中国茶をお淹れいたします
✔️おいしい中国茶の淹れかた、茶葉や茶器の買いかた、お手入れのしかた等わたしが知りうる限りの情報をご提供いたします
✔️ご希望の方にはおいしい茶葉おすそわけします

▼お願いしたいこと
✔️アンケート回答:お茶を飲んだ率直なご感想を教えてください
✔️写真撮影:わたしと一緒に記念撮影をしてください

▼「お茶淹れ1000人チャレンジ」参加方法
以下のいずれかの方法で直接ちゃんこまでお気軽にご連絡ください。
詳細は個別にご相談させていただきます。

✔️LINE \ おすすめ! /
https://line.me/R/ti/p/%40747xsikj
※友だち登録後「1000人チャレンジ」と返信ください
※活動の告知や報告の第一報はLINEでつながってくださった方にまずご案内します

✔️Twitterダイレクトメッセージ
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✔️Instagram ダイレクトメッセージ
https://www.instagram.com/cpchanko/

「お茶淹れ1000人チャレンジ」はわたしの個人的な挑戦です。

進めていくにあたって
わたしが自分と守りたい約束事は
「家族をおろそかにしないこと」

チャレンジ達成のスピード感よりも、家族との予定を優先させます。
時間はかかるかもしれませんが諦めません。


さいごに

この「お茶淹れ1000人チャレンジ」は今のわたしにできる最大級の“等身大のチャレンジ”だと思っています。わたしが目指すビジョンを実現させるための最短最速最善の方法ではないかもしれません。それでも、まずはひとりひとりに、伝える実感とともに前に進んでいきたいです。

「もっとこうしたらいいんじゃないの?」「こんな方法もあるよ」というアドバイス大歓迎です!わたしひとりでは達成できないことなので、みなさんのお知恵もぜひお借りできるとうれしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

ゆえじ ちゃんこ


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発信者プロフィール

ゆえじ ちゃんこ | 中国茶ナビゲーター

中国茶の淹れ手として、日本最大規模の中国茶イベント「地球にやさしい中国茶交流会(通称エコ茶会)」はじめ、全国各地で中国茶の魅力を伝える活動を10年以上継続中。


オンラインではSNS総フォロワー7000名以上の方に向けて中国茶の魅力を伝える情報発信を行っています。2021年に立ち上げたオンラインコミュニティ『中国茶&台湾茶だいすきクラブ』は参加メンバー490人を突破しました。

Amazonで販売中の電子書籍『世界一わかりやすい中国茶のはじめかた』は新着売れ筋ランキング1位獲得!!

現在は福建、香港、東京の3都市を拠点に活動中です。


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