お金の本を”うさんくさい”と思っているあなたへ読んでほしい一冊
「これをやるだけで1000万!」「たった一日で億万長者!?」これらは全部ウソです。そんな方法あるならその本は世界で一番売れるはずです。
こちらの有名な言い回しを知っていますか?
「これから無人島で生活する奴隷に、魚を与えても意味がない。魚の釣り方を教える事が大切である。」
本書はこの考えのもと、お金の増やし方について触れている本です。
僕は学校では教えてくれない「お金」の知識が知りたいなと思い、この「バビロンの大富豪の教え」を読みました。この本はプライム会員の方はKindleで無料で読めます。しかもマンガ形式で面白い。
冒頭のストーリー
主な登場人物は2人です。バビロニア王の補佐的な役割を担っているアルカドと貧乏な武器職人の家生まれの主人公バンシル。
アルカドは年老いていて次の後継者を探していた。ふと、武器職人の店を訪れるとそこにはバンシルがいた。バンシルとアルカドは武器の値段をめぐって交渉をする。バンシルの巧みな交渉術に才能を見たアルカドは彼を後継者にしようと決意する。
ある日、アルカドはバンシルに2つの袋を見せ、質問をする。1つは「お金」の入った袋。もう一つは「知恵」の入った袋だ。
「この2つの袋、片方だけ選べと言われたらどちらを選ぶか?」
バンシルは「知恵」の袋を選びそのなかの知恵を使って金貨を稼ぐ旅に出る。
おすすめポイント「広く刺さる内容」
お金の内容についての本だと”うさんくさい”内容だと想像したりしませんか?しかし、この本はそうではないです。ストーリー全体を通して、節約の大切さやお金についての考え方を説いていると感じました。
おすすめポイント②「わかりやすい」
バンシルがアルカドに教えてもらう形でストーリーが進んでいくので、僕たち読者はバンシル目線で教えてもらえる。物語に没入していたほうが内容もスッと入ってくるし、なにより読んでて楽しい。
おすすめポイント③「ちゃんと具体例まで出してくれてる」
なんとなく内容がわかったら次は具体的にどんな行動をすればいいか知りたいのが人ってものです。
大丈夫、ちゃんと具体例まで出してくれています。
この本が紹介しているのは外国株式のインデックスファンドに投資をすることです。注意してほしいのがあくまで参考にするだけ、結果は自己責任。
自分のお金の使い道は自分で考えるのが良いですね。
ここが刺さった!
バンシルが一度全てのお金を失い、そしてダバシアに励まされるシーン
バンシルは金貸しのダバシアに借金をして生活が上手くいかなくなり、奴隷になることを決意します。そこでダバシアが奴隷だった頃の話をします。その話を聞いたバンシルが諦めないことを選択し再び頑張る場面。
「ダバシアかっけぇ」と思いました。
ここが残念
アルカドの死
残念ながらアルカドは死んじゃうのですが死ぬ際に言い残した言葉が
「守るべきものをもつ屈強な壁となれ」という言葉です。
たしかにそうだなとは思うのですが、ちょっとありがちな展開にして、良い話にしてやろう感を感じてしまいました。
これは個人の意見です。不快になった方はごめんなさい。
詳しく知りたい方は
この本は人気のベストセラー本なのでたくさんの人がレビューしています。「本の内容が知りたいんだよ!」というあなたはこの方のブログを参考にしてみてください。
紙で手に入れたい!というときはここから
追伸
急に寒くなってきましたね。10月は毎日更新するので良かったらフォローしていただけると嬉しいです。いろんなジャンルの話をするのでうざいかもしれませんがよろしくお願いします。noteを通して成長していく姿を見届けてもらえると幸いです。それでは。