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弓道四字熟語:目標にいかがですか?一射絶命
数は少ないですが、弓道に関連する四字熟語があります。
※弓道の「慣用句」「四字熟語」、
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今回は目標として掲げるのにオススメな
【一射絶命】(いっしゃぜつめい)
です。
✅一射絶命とは
この一本の矢を射ることが一生に一度しかないこととして、すべてをこの一射にかける覚悟で臨むことを言います。
「次の矢(2本目)があると思い甘えるのではなく、今この1本の矢に己の命をかけるくらいであれ」
というのが一射絶命の考え方です。
次の矢があるからと、どこかしらで甘えて気を抜いている慢心に釘を刺し、今この瞬間に命をかけるぐらい集中し最善を尽くすという意味です。
弓道の教えの中には、「一射にかける気持ちの強さ・大切さ」を説くものが多々あります。
「一射入魂」・「正射必中」・「千射万箭」もしかり。
そのなかでも「絶命」という表現、響きは一射にかける気持ちをより一層奮い立たせるものがありますね。
✅弓聖と言われた阿波研造
「一射絶命」という言葉は、弓聖と言われた阿波研造の言葉と言われています。
阿波研造(1880-1939)
宮城県出身の大日本武徳会弓道範士で
大日本射道教(大射道教)を開き自らその教主となり
弓聖と称えられている人物
阿波研造の弟子であるドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲル氏が著書「弓と禅」でこう書き記しています。
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