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ショートケーキ🍰に使うスポンジについて解説します。
スポンジには主に2種類あります。
卵黄と卵白を一緒に泡立てる、共立て法で作られたスポンジをジェノワーズと言い、代表的な使い方はショートケーキですね。
卵黄と卵白を別に泡立てて、一緒にする別立て法で、作られたスポンジをビスキュイと言い、代表的な使い方はロールケーキなどになります。
今回はショートケーキに使われる、ジェノワーズについて解説していきたいと思います。
レシピ
マンケ型15cm 1台分
卵(M) …100g(2個)
グラニュー糖…60g
薄力粉 …60g
無塩バター …20g
かなりオーソドックスな配合になります。はちみつを入れて保湿を高めたり、牛乳が入ったりとお好みでレシピは変えましょう。
☆薄力粉は優しく2回ふるってください。空気を抱いて軽くなり、合わさりやすくなります。
ジェノワーズ仕込み方
バターはボールに入れて湯煎で溶かしておきましょう。
①卵とグラニュー糖を合わせたボールを、湯煎で50〜60℃まで温めミキサー(またはハンドミキサー)にかけます。
☆量が少ないためハンドミキサーの場合は、ある程度泡立つまで湯煎にかけながら泡立てましょう。ミキサーの場合は、ミキサーボールごと湯煎で温めることで、温度が保ちやすくなります
②ある程度泡立ってきたら、湯煎から下ろして、速度を中低速に落として数分間ましておきましょう。
☆ハンドミキサーの場合は速度が変えられないのでそのままで大丈夫です。
③しっかりと泡立てた②に、ふるっておいた薄力粉を入れながら、底からすくい上げるようにしっかり混ぜます。
④温めたバターに生地の1部を入れてしっかり合わせます。それを③に戻したらさっくりと合わせて、マンケ型に流します。
⑤180℃のオーブンで約30分焼き上げて、オーブンから出す際は、マンケ型をテーブルに軽く叩きつけて、オーブンシート等を敷いたケーキ網にひっくり返したら完成になります。
仕込みのポイント
↑①卵は温めることによってコシがきれて、泡立ちやすくなる性質があるため。
↑②高速で泡立てたままだと、大きい気泡と小さい気泡が混在している状態なので、きめの細かい気泡にする為に、速度を落とします。
↑③生地は油脂が入った時に、死にやすくなります。しっかりと泡立てていれば、粉を合わせただけでは死にづらいので、ここでしっかり合わせておきましょう。
↑④バターに生地の1部を合わせる理由は、比重の重い(バター)ものに、比重の軽い(卵生地)1部を合わせることで、比重を近づけて混ぜやすくする為です。
混ぜやすくなれば、それだけ混ぜる回数が減るので、生地が死にづらくなるという理屈になります。
↑⑤焼き上げて叩く理由は、スポンジ内部の空気を抜くことで、焼き縮みを防ぐことができるからです。
まとめ
基本的なスポンジの仕込み方を説明しました。
他にも、はちみつや、水飴を入れて保湿を高めたり、バターに加えて牛乳を入れたり、全卵の1部を卵黄に置き換えてコクを出したりと、レシピはいくらでも変えることができます。
作り方のポイントは、配合が変わっても生かせるので、是非スポンジを焼く際に参考にしてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
また次のnoteでお会いしましょう。