≪Vol.247≫厳しい現実と生きやすいコミュニティ~外国人と働く~
日本に住む世界中の外国人と共に仕事をしたり、遊んだりとコミュニケーションをとることが、一般的な人よりも僕は多いと思っているのですが、ご多分に漏れず、いろんな国の人がいるという事は「いろんな考え・文化・教育」があるので、「価値観の相違」がたくさんあります。
日本人が外国人に対して優位な状況もあれば、日本人が不利な状況もあったり、アジア人が不利だったり、欧米人が有利だったり、差別・区別的なことでもあるので、具体的に書くようなことでもないのですが、いろんなことが現実的にはあるものです。
これは別に外国人に限った話ではなくて、日本人同士でもよくあることなのですので、誰もが身に覚えがあることだろうと思います。
そんな中で僕は日本の課題解決の手段の一つとして、「日本に多くの外国人が来て共に日本社会を作る」という活動をしているわけですが、僕の身の回りのコミュニティでは割と「ポジティブ」な空気感があるのですが、それが日本全体の総意ということではない、という事も理解はしています。
「外国人なんて来なくてもいい!」ということもあります。
過剰に反対する人もいたりはします。
これは日本に住む外国人だけに対してではなく、今でいう「インバウンド観光客」も同じで、「外国人観光客なんて来なくてもいいんだ!」と思っている人もそれなりにいるわけです。
「ルールを守らない」とか「混雑して生活に支障が出る」とか、いろんな事情もあり、外国人の訪日をネガティブに考える人もいます。
人それぞれ、いろんな考え方があってもいいと思いますし、倫理観が保たれている範疇であれば反対意見を述べるのもそれはその方の意見です。
現実を受け止める
僕は観光の仕事をしているので、観光客数に関するニュースなんかも見たりしているのですが、ふとYahoo!ニュースでこのような韓国に来る外国人数に関するニュースがありました。
「2月に韓国訪問の観光客、中国からは34.4万人で圧倒的1位…日本は18.4万人」
へぇ~、韓国はこのくらいの人数の外国人観光客が来ているんだぁ、なんて読んでいました。
日本人はまだまだ少ないな~とか。
(韓国人の2024年2月の訪日数:818500人)※その差60万人以上
といったように、日本以外の他国はどうなのかなと見たりもしています。
そしてそのYahoo!ニュースには、どんなコメントがあるのかなぁ~と思って見たら結構衝撃でした。
ただの数値に関する記事でそれ以上のことは何もないニュース記事なのに、かなりネガティブなコメントが多かったです。政治的な要素があるような記事であれば、まだ理解の範疇でしたが、そうではない割と無機質な数値の記事だったのに・・・と思ったりしました。
自分がいるコミュニティとは
僕は普段はいろんな国の人と、お互いを理解し合いながら、受け止め合いながら過ごすコミュニティ内で働くことが多いので、国同士に関する罵詈雑言などは基本的にはないです。
歴史的な背景とか、個人的な体験によって、承認しえないという人もいるのは確かです。これは日本だけのことではなく、どこの国でもそうだろうと思います。そんな簡単なことでもないのだろうと思います。
最後に僕が意識しているのは、
どの意見も間違いではないし、どれが正解でもない。
だからいろんな意見は出るのですが、でも社会生活において必要以上に「辛い思いをする人」は減らさないといけない。
そうはならないように、まずは自分が持つコミュニティはそうでありたいと思っています。
センシティブなことなので、慎重には書いていますが、現実も理解しながら、自分ならではの過ごしやすい環境・コミュニティを持つことも大切です。という思いでした。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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