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ポジティブ心理学について

ポジティブ心理学について話しているTEDの内容を要約していきます。


ポジティブ心理学とは?

私たち一人ひとりの人生や、私たちの属する組織や社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そのような状態を構成する諸要素について科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域。

と定義されています。

幸せと言っても人によって異なった種類の幸せがあり、それらを測定できることが発見されたとの事です。

(下記webサイトから幸せを計るテストを受ける事が出来るらしい。)

自分がどうやってポジティブな感情や意味 フロー(没頭感)に達するのか。
数万人と比較することができます。

性別ごとの割合、どのようにその項目が定義されているか、どのように診断するか、何がそれを伸ばし、何がそれを阻害するかなど、強みと長所の分類などがわかり、ポジティブな心理になる原因、脳の左半球と右半球の活動がどのように幸せに影響するのかを解き明かすとの事です。

心理学の分野としては、精神疾患者対象にマイナスからゼロの状態になる事の研究が主流でしたが、ポジティブ心理学は患者向けよりも健常者に向けた、ゼロからプラスに作用するもの。


苦しんでいる人と通常の人とで何が違うのか。

メンタル的に苦しみやすい人とそうでない人とでどう違うのか研究では、違いを調べてみると、信仰心が強いわけでもない、体型が良いわけでもない、お金がたくさんあるわけでも、見た目が良いわけでもない、良い出来事が多いわけでも、悪い出来事が少ないわけでもない。

違うことはただひとつ。彼らはすごく社交的。という事だそうです。
良い恋愛関係を持ち、いろんなタイプの友人がいます。
※単に相関があるだけで原因を示しいるものではないので注意。



ポジティブ心理学が示す3つの幸せの分類

冒頭でも合った通り、幸せと言っても異なった種類の幸せがあり、ポジティブ心理学では幸せを以下の3つのカテゴリに分けています。


1:快楽の人生(ポジティブ感情)
単純に快楽を手に入れるように最善を尽くす生き方。多くの快楽とポジティブ感情。

ただ、快楽の人生はデメリットがある。
それは、ポジティブ感情は約50%遺伝性であり元々ポジティブ感情な人とそうでない人とで分かれる。次に、快楽の感情は慣れるので、次第に快楽は無くなる。つまり「もっともっと」とエスカレートしていく。

memo:
よく(?)「陽キャ、陰キャ」と人のタイプを分けて示す事があるが、このように人間には遺伝子レベルでポジティブ感情を持つか持たないか50%の確率であるのであれば、あながちこのような言い方も間違っていない。

2:夢中を追求するの人生
(エウダイモニア(幸福)のフロー状態)
フロー(没頭)状態になっていること。強力な集中状態。一体になり時間が止まる感覚。

3:意味のある人生
自分より大きな何かに捧げるために自分の最も高い強みを知ること、それを使うことから成り立つ

この3つの人生の関連性だが、快楽の追求は人生の満足にほとんど関係がなかったのです。
意味の追求がもっとも強力であり、夢中の追求にも強い関係がありました。

つまり、3つが全てそろった生き方は3つの総和よりも大きいが、3つの生き方も空っぽの人生はそれぞれの生き方よりも小さいものになってしまう。

「快楽」は「夢中」になることと「意味」をもってこそ役に立つのです。

これを社会に当てはめて考えてみると
生産性や健康は、快楽・夢中・意味に関係があると言えるのか?の問いに対して、どちらも「関係あり」と言えるでしょう。

心理学の問題はテクノロジーとエンターテイメントとデザインの問題に似ている。


時にテクノロジーとエンターテイメントとデザインは、破壊的な目的のために扱われてきています。(煽ってくる広告が代表的な例である。)
しかし、逆に苦難や不幸を取り除くためにも使う事が出来ます。

マイナスな感情をゼロに出来てもプラス感情には出来ない。
マイナスとプラスは別物と考える。
同じことがテクノロジーとエンターテイメントとデザインにも言えます。

幸せとポジティブ感情を増やすことが可能で一般的にも使われてきました。
しかし幸せを分解してみると、ポジティブ感情だけでは不十分で、人生の中には夢中(フロー)と意味も欠かせないことがわかったのです。

テクノロジーとエンターテイメントとデザインは、人生の中に意味のある夢中を増やすことが出来る。
私たちがこの星に生きる人類の幸せの総量を実際に増やすことが可能なのです。


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YUCCA
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