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転職後3ケ月の振り返り

転職して4ヶ月が過ぎました。
今回の転職にあたり、特に転職直後に気をつけることを頭に入れるべく読んでいた本がこちら。

この本には、転職、部署異動、転勤、昇進、職務分野の異動など、仕事上の大きな移行をうまく進めるためのアドバイスが書かれています。

基本的には上級管理職の方が対象のようですが、私のような一般社員にも役立つ点がいくつかありましたので、この本を参考にしてみて良かったことや気になったことなどを振り返ろうと思います。

フェーズごとの行動リスト

まずは本をひと通り読みながらメモを取り、転職時に必要な行動を「求人応募前、求人閲覧や採用選考中、入社後」の3つに整理しました。

求人応募前

  • 心身の健康を安定させる。

  • 希望の生活スタイルや生き方を明確にする。

  • 家庭状況を安定させる。

  • 移行のタイプと難易度を認識する。

求人閲覧や採用選考中

  • 希望の生活スタイルや生き方を叶えられそうな会社かチェックする。

  • キーパーソンが思う成功条件を確認する。

  • 成功条件を90日で達成できる戦略を立てる。

  • 会社全体のビジネス、組織文化、政治をわかる範囲でまとめる。

入社後

  • キーパーソンが思う成功条件を改めて確認する。

  • 90日間の達成戦略を実行しながら微調整していく。

  • 会社全体のビジネス、組織文化、政治を社内の人に解説してもらう。

求人応募前は順調

心身の健康については睡眠を毎日たっぷりとったり、虫歯など気になるところを治療。家庭に関しては入籍やハネムーン、新居への引越しなど大きなライフイベントを済ませておき、転職後は仕事に集中できる環境を作るようにしました。

また、希望の生活スタイルや生き方については、3年前から取り組んでいたライフプラン作成の過程で少しずつ固まってきていたので、それを自分の中で改めて整理。ちなみにライフプラン作成の振り返りは下記の記事でまとめています。

そして移行のタイプと難易度は、本に記載の表で確認しました。
私の移行タイプは2つ。

  • 新しい業種または専門への移行

  • 新しい会社への転職

どちらも新しいことへのチャレンジなので、難易度はそれぞれ10段階のうち10と自己評価しました。

気になる求人を見つけ入社決定

そうやって自分自身や家庭環境を整え終わった頃、気になる求人を1つ発見。職務内容や勤務場所、労働時間が希望に合っていて、給与は高くはないけど許容範囲。なので希望の生活スタイルを実現できそうでした。

そして中小企業だけど取引先が信頼できるところが多く、念のため帝国データバンクで簡易な決算資料を取り寄せてみたら、きちんと利益が出ている様子。応募してみると書類選考も面接もトントン拍子に進み、入社が決定しました。

「キーパーソンが思う成功条件」が面接でもよくわからなかったのですが、今回の転職は職種変更をするので実務経験が乏しいのと、職位も一番下の一般社員としての入社なので、相手企業も私に対してそこまで高いものを求めていないのだろう…という考えに至り、とりあえず面接で伺った担当職務をきちんとこなせるようになることを成功条件と仮定。

また、人事制度を少し前に導入したが社外秘なので入社後に説明しますということだったので、成功条件や90日間の達成戦略はそれを聞いてから考えればいいか、ということで初出社にのぞみました。

成功条件は自分で想像するしかなかった

しかし入社後、人事制度の説明はまったくありませんでした(笑)
こちらから聞こうかと思いましたが、おそらく人事制度については役員が担当しているようで、部署長に聞いても答えが返ってこなさそうな雰囲気だったので、成功条件は「担当職務をきちんとこなせるようになること」「会社やチームに馴染むこと」だろうと想像し確定。

そして入社3ケ月が過ぎた今、それらの成功条件にとって一番大事だったのは、「仕事で一度教わったことはその時点で確実にメモしておき、同じことを相手に二度聞かない」ことだったと感じています。

というのも、これは失敗談ですが、入社直後しばらくは教えてもらったことをあまりメモできていなかった時期があり、その時に教わったことを後でまたやらないといけない時に、やり方が曖昧だったので先輩に聞くと「前に言いましたよね?」と不機嫌な顔をされることが何度かあったからです。

これがあると実務の先輩との空気が悪くなってしまい、その後の仕事で質問したくても聞きにくい=担当職務の遂行に支障が出る、そしてチームに馴染みにくくなる…という悪循環になってします。

また、「会社に馴染むこと」について大事だったのは、今回の私の場合ですと「現場のヘルプ業務を断らない」ことだったように思います。

私の担当は経理なので事務作業が基本ですが、現場が繁忙期で人出が足りない時は事務員にも手伝ってほしいという依頼が来ます。現場の業務を手伝うことは強制ではなく任意だったものの、これは会社全体に馴染むためには必要だろうと思ったので可能な範囲でお手伝いをしました。(経理の先輩方はやらない方が多かったです)

現場の仕事は会社全体を統括している役員の方が特に重視しているようで、ヘルプ対応をしたのちに電話でお礼を言われたため、任意とはいえやって良かったと思っています。

まとめ

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」の内容を振り返ってみて、特に、求人応募前に自分自身や家庭を安定させておくというのがかなり有効だったように思いました。

また、成功条件の確認やその90日間の達成戦略を描くというのは私の場合には難しかったですが、自分なりに考えてやれる事はやったので致命的な失敗はせずに済んだと思います。

転職や異動等、働く環境が大きく変わる方におすすめの本です。

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