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映画感想「アシュラ」絶望の中で生き抜く男たちの物語😎



『アシュラ』のあらすじ

混沌の中で踊る男たちの狂気

映画「アシュラ」は、腐敗した都市アンナムを舞台に、刑事ハン・ドギョン(チョン・ウソン)が生き残るために奮闘する物語です。彼は病気の妻の治療費を捻出するため、市長パク・ソンベ(ファン・ジョンミン)の不正に手を貸していましたが、捜査当局の圧力と内部抗争に巻き込まれていくうちに、次第に出口の見えない泥沼へと堕ちていきます。ドギョンが己の信念を保ちながらも、周囲に翻弄される姿は、観る者に凄まじい緊張感を与えます。この映画は、腐敗、裏切り、そして絶望の中で生き抜こうとする男たちの物語です。

『アシュラ』の感想

人間の醜さと闇が炸裂する極限バトル

「アシュラ」は、物語のテンポが非常に速く、観ている間ずっと心拍数が上がりっぱなしの作品でした。一見、登場人物全員が問題を抱えた人物に見えるんですが、だからこそ逆に「この中で誰が本当に生き残るの?」って最後まで気になってしまいます。特にチョン・ウソンが演じるドギョンの苦悩は、その冷徹さと情けなさが交錯して、彼の葛藤に思わず感情移入してしまいました。

また、ファン・ジョンミン演じる市長パクのキャラが強烈すぎます。もう、この人が出てくるだけで画面全体に緊張感が走り、空気が一気に張り詰める感じがするんです。正直、「こんな上司絶対イヤ!」って全力で思ってしまうけど、その威圧感が物語の緊張感をグイグイ引き上げていて、ある意味中毒性があるんですよね。

映像面でも見どころが多く、特に雨の中でのカーチェイスシーンは、光と影のコントラストが美しく、まるで一枚の絵画のような美しさがあり、ただのアクションシーンではなく芸術作品のような印象を受けました。音楽も良い感じに狂気を煽ってくるので、観ているこちらまで「もうやめて!」ってなってしまうくらい緊張感がハンパなかったです。

『アシュラ』の見どころ

POINT 1: チョン・ウソンの迫真の演技

ハン・ドギョンが徐々に追い詰められていく様子を、チョン・ウソンが緻密に演じているのが素晴らしい。彼の表情の変化や疲れ切った姿からは、彼がどれほど絶望の中で足掻いているのかがリアルに伝わってきて、観ているこちらまで息苦しくなるほどです。

POINT 2: 狂気の市長パク・ソンベ

ファン・ジョンミンが演じる市長パクは、この映画の「狂気」を象徴する存在。彼の笑顔の裏に隠された残酷さは、どのシーンでも視聴者に強烈な印象を与えます。特に部下を平然と裏切る場面などは、背筋がゾクッとするほどのインパクトがあります。

POINT 3: 雨の中のカーチェイスシーン

映画全体のクライマックスとも言える雨の中でのカーチェイスは圧巻です。光と影のコントラストが美しく、激しいアクションの中に詩的な美しさを感じさせるシーンで、まさに息を呑む瞬間です。

『アシュラ』はこんな人におすすめ

普通のサスペンスに飽きた人、ドロドロでちょっと狂気じみた映画が好きな人、予測不能な展開が好きな人へ

この映画は、最初から最後まで混沌と狂気に満ちた展開が続きます。特に、登場人物全員が「誰が一番ヤバい奴?」ってレベルで闇を抱えているので、そのドロドロ感がクセになること間違いなし。個人的には、チョン・ウソンの必死に足掻く姿に思わず応援してしまいましたが、誰も信用できない世界で、ハン・ドギョンが必死に足掻きながらも何とか生き延びようとする姿には、観ているこちらもハラハラさせられます。彼が追い詰められた状況でどんな選択をするのか、その葛藤と成長をぜひ見届けてください。

作品データ

作品タイトル(原題または英題): アシュラ (Asura: The City of Madness)
監督: キム・ソンス
脚本: キム・ソンス
出演: チョン・ウソン、ファン・ジョンミン、チュ・ジフン、クァク・ドウォン、ユン・ジヘ
ジャンル: クライム / サスペンス / アクション
公開年: 2016年
上映時間: 133分
製作国: 韓国
配給: CJエンタテインメント
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