自炊に大事なのは「自分で選んだ食事に納得できていること」
この記事は、9/12にアイスムさんの主催で行われた「山口祐加さん&星野概念さん 対談トークイベント」の感想noteです。
トークイベントの主題である山口さんの著書「自分のために料理を作る 自炊からはじめる『ケア』の話」の詳細はこちらから。
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いちばん心に残った言葉
おふたりの言葉が、とても腹落ちしたんです。
最近、「自分の意思で選択せねば」と思うシチュエーションが増えたのですが、選択を迷ったり、選択が分からなくなるのは、自分の声を聞けていない(知らんぷりしていた)からかもしれないなあ、と。
食事だけでなく、すべての行為に通じることですよね。
本当は、自分の意思を分かっているし、「こうしたい」と思う気持ちはある。
だから、今ある環境でどう工夫できるか、が重要であると強く思いました。
おふたりの「話し方」で印象的だったこと
トークイベントって、テキストでは書ききれない対談者の言葉選びやあいづちに発見があることが多い気がします(音声メディアにも似た魅力を感じます)。
例えば、山口さんが本を執筆したきっかけ。
とのこと。
気づく→考える→行動する→本を出す
PDCAじゃなくて、全部Doなのが面白い!
「こんなことが書いてある本です」と説明するだけでなく、出版するに至るプロセスをご本人の言葉で聞けることにワクワクしました。
もう一つは、最初の反応は必ずポジティブに。そのあとに自分なりの考察を。
「どうしても自炊ができないときはどうすればいい?」の問いかけに対し、
質問者が救われるような言葉選びに、居心地の良さを感じました。
早速、自分の声を聞いてみた
帰り道、初台や新宿の誘惑を交わし、どうしても食べたくなった茶碗蒸しをこしらえてみました。美味しかったなあ(しみじみ)。
食べたいものを問いかけられる脳みそのキャパがあって、好きな食材は外食よりも多めに入れて(むきえびや大葉とか)、好きな味にして、温かいうちにいただく。
毎日自炊をすることが正義ではないけれど、私はこんな生活を1日でも多く過ごしたいんだということを再確認しました。
これからやってみようと思っていること
①まずは、本を読了しよう。
②「夜ごはん、何食べる?」を自分に問いかけて、自分の声を聞き逃さない練習をしよう。
③Doを繰り返そう。今置かれている環境で工夫してみて、ダメだったら次の行動に移ってみよう。
トークイベントの帰り道、ふと思ったのが、秋田道夫さんの「自分に語りかける時も敬語で」というキーワード。
自分に問いかけるとき、強い口調になっていたり、「これくらい分かるよね?」というスタンスでいたら、自分自身を苦しめ、自分が声を発することに鍵をかけているのではないかと気づきました。
優しい言葉で(甘やかす意味ではなく)、自分に聞いてみる練習をすることにします。
改めて、学び多きひとときをありがとうございました。