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豆腐をソースに位置付けた「ほうれんそうの白あえ」を提案したい
幼いころはあまり意識しなかったけれど、ここ最近ほうれん草の白あえがお惣菜コーナーに並んでいると、手を伸ばすようになった。
お惣菜コーナーにあったら手を伸ばしちゃうトップ10くらいに入るおかずである。ほうれん草やにんじん、しめじなどの野菜が、なめらかな豆腐にあえてあるあの料理だ。
でも...
あっというまになくなっちゃう!!!
豆腐の比率が多いと、それはそれでおいしいんだけど、見た目よりボリュームが足りなかったりする(わたしだけだろうか)
ということで、自分が満足いくまで食べられる手作りのよさを生かして、ほうれん草を味わう食べ応えある白あえを作る。
食べ応えあるほうれん草の白あえをつくる
<今回使った材料>
・サラダあかり(ほうれん草)…200g
・絹ごし豆腐…120g(水切り前)
★合わせ味噌、砂糖、醤油…各小さじ1
★すりごま…お好みで(今回は大さじ2)
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水切り前の豆腐:ほうれん草=2:3~1:2くらいの比率で。豆腐足りなくない??と思っても大丈夫。むしろ、足りないと思うくらいがちょうどよい。
豆腐はソースと位置付けて、ほうれん草を十分に味わうレシピだ。
<作り方>
①豆腐を水切りする。
わたしは今回時間があったので、キッチンペーパーに包んで豆腐より一回り小さい容器のうえに1時間ほど置いて水切りした。
時短したいときは、キッチンペーパーに包み電子レンジ500Wで1分加熱。あたらしいキッチンペーパーで水気をふいて完了。
②ボウルに豆腐を入れ、泡立て器で 滑らかになるまで混ぜ、★を加えてさらに混ぜる。
③ゆでたほうれん草を食べやすい大きさに切って水気をしっかり切る。
④ ②にほうれん草を混ぜて完成!
わたしはもちろん、追いすりごました(分量外)。
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なるべく手軽に作りたいが、どうかここは気をつけて!
・豆腐の水切りを怠らない。
どんな方法でもよいが、水切りができていないと水っぽくまとまりが悪くなってしまう。キッチンペーパーをかえたとき、ほんのり水分がつくくらいまで水切りできるとベスト。
・豆腐がとにかく滑らかになるまで混ぜる。
すり鉢いらずだが、混ぜが甘いとほうれん草との絡みが悪くなる。泡立て器で根気よく混ぜてほしい。
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ほうれん草を入れる作業もこのボウルで完結する
・ほうれん草の根っこは切り落とさないで!
ほうれん草の根っこ部分は甘みと歯応えがあり、捨てるにはもったいない部位。ボウルに水をためて振り洗いして土を落とそう。
先に、ほうれん草の根っこに包丁を十字に入れておいてもよいかも。
ん?「サラダ」ほうれん草とはなんだ?
サラダほうれん草と耳にして、
「サラダってことは生で食べられるの?」
「ほうれん草はゆでるほうがいいんじゃなかったっけ?」
と思ったことはないだろうか。
サラダほうれん草とは、生食用に改良された品種で。あるいは水耕栽培されたもの。アクが少なくやわらかで色はやや薄い(※1)。
ほうれん草は茹でたほうがいいのは、えぐ味の原因となるシュウ酸が含まれるから(※2)。シュウ酸が少なく品種改良されたサラダほうれん草だから、生で食べてもおいしくいただけるのだ(※3)。
とすると、今回のサラダほうれん草の一種であるサラダあかりを使った白あえは、サラダほうれん草界にとっては邪道かもしれない。
でも、ほうれん草の白あえが好きだから(!)今回はサラダあかりで白あえを作ってみた。
こうして調べてみると、今回はサラダあかりを茹でたが、サラダほうれん草ならば、水洗いしたあとに切って、電子レンジで加熱できそうだ。
そうすれば、茹でたあとに「あちちっ!」と言いながら水切りしなくてよいし、ほうれん草を切ってからレンジ加熱するので、包丁を何回も登場させる必要がない。もっと手軽に調理できる。次回は、ぜひそうしてみたい。
👩🌾🥬
このシリーズは、東京・瑞穂町の多品目野菜農家 Base Side Farmさんとの共同企画です。
\Base Side Farmのサラダあかりを購入できる場所はこちら💁♀️/
・のーかるバザールさん
・TKG(東京キッチンガーデンマーケット)羽村 富士見公園無人販売所
(火曜、水曜、木曜10時-16時半)
\note・インスタグラムはこちら/
<参考文献>
※1 高橋書店 白鳥早奈英・板木利隆監修「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」(2017年)P.99
※2 学文社 吉田勉監修「調理学ー生活の基盤を考える<第3版>ー」(2016)P.50
※3 東京化学同人 小澤美奈子発行「食品学ー食品成分と機能性ー」(2016)P.193