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【本屋さん訪問記】本屋ロカンタン(神戸市長田区)

「名前は、呼ばれるためにある」

神戸市長田区の「本屋ロカンタン」の店主、萩野亮さんの言葉が印象的だ。

自らが営むお店の印象的な名前について店主に尋ねてみると、声に出したときの響きを大切にしたとのこと。

ちなみに、この名前は小説『嘔吐』の主人公の名前でもある。
分かる人には分かる架空の人物の名前。

そんな「呼んでもらえる名前」の本屋ロカンタンは、2024年10月に東京・西荻窪から神戸の新長田に移転した。

神戸のなかでも下町と呼ばれる場所に構えた自宅兼店舗。
「冬は東京よりこっちのほうが暖かい」と店主。
温暖な瀬戸内海式気候の影響はもちろんだが、人情味あふれる地域の人々にもう愛されている証のような気がした。

本を買ってお店を出たとたん、鉄板焼き屋からほんのりと漂う「ぼっかけ(牛すじとコンニャクを甘辛く煮込んだご当地料理)」の美味しそうなにおいに、思わず腹が鳴る。
その帰り道は、言うまでもなく暖かかった。


本屋は階段を上がって2階。2階に干してある布団は、実は店の看板になっている


映画批評家でもある店主の選書が素敵


本棚はすべて店主がDIYで作製したのだそう


コンクリ風の壁も、ウォルナット風の床も、とにかくおしゃれ


このアングルの写真、いいでしょ


足を運んで見てみてとしか言いようがないけど、面白い作りのお店


書店情報
本屋ロカンタン
神戸市長田区久保町9-1-4 丸吉ハイツ2F

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