ユーシロです。 10月21日の夜、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第6戦、巨人VS横浜戦は手に汗握る激戦だった。2対2で迎えた9回表、牧のタイムリーで勝ち越し、9回ウラを抑えて3位からの下克上で日本シリーズ進出を決めた。 こうしたドラマチックな展開が非常に多く、客席が大いに盛り上がる。一体なぜCSは熱戦が多いのか? CSはペナントレースで勝ち残ったチームが、長いシーズンの熱気をそのままに激突する。しかも相手はシーズン中に何度も対戦し、作戦を知
ユーシロです。 監督3年目の新庄剛志監督は、チームを2年連続最下位から2位に押し上げたと同時に、多くのスター選手を育てた。その背景には、選手の個性に合わせたマネジメントが見られたと言っても過言ではない。 選手たちに平等に機会を与え、成長を促し、時に厳しさも見せた新庄監督。健全な競争、公平な評価とともに新庄采配で目立ったのが、選手の個性に合わせた接し方だ。 代表的なのが清宮幸太郎だ。新庄監督は就任当初から清宮に対して厳しい態度で接し、2021年の秋季キャンプでは減量を提案
ユーシロです。 アメリカ大統領総選挙や自民党総裁選など社会情勢は大きく変わり、日本経済、日本企業の立ち位置も大きく変わっている。近年の日本および日本企業の世界での立ち位置を数字で確認すると、この20年で「その地位」が大きく下落していることに改めて落胆する。 なぜ、日本企業はこれほどまでに、世界と差がついてしまったのか。 世界の時価総額ランキングトップ20を見ると、35年前の1989年にはなんと14もの日本企業がランクインしていた。 しかし、そこをピークに、日本企業の存
ユーシロです。 会社には社是や社訓を掲げている所が多いでしょう。中には朝礼の時に口に出すところもあるでしょう。 「社是なんて、古くさくて面白くない」と言う人は多いですが、社是を調べると、色々な事が分かります。例えば、素晴らしい社是は経営者が言葉の1字1句を考え抜いてつくっているから、その社是には力があります。 言葉こそ、人の心を動かすことが出来る最強の武器なのです。 社是とは、会社が目指す理念やビジョンのこと。一方、社訓とは社員が守るべき規範のことを言います。会社がこ
ユーシロです。 ロッテの佐々木朗希は13日に右上肢の疲労回復遅れのため、一軍登録を外れ、出場選手登録抹消は今季2度目になる。この話題になると、たびたび注目されるのが、「メジャーは早過ぎではないか?」「中4~5日のタイトなスケジュールで投げれるのか?」などという懐疑的な意見が出てきます。 メジャーの登板間隔を聞いたことがある人もいますが、日米の先発について、深く掘り下げてみましょう。 メジャーでは、先発投手は1試合100球を目安とし、中4日の間隔でマウンドに上がる。それに
ユーシロです。 日本銀行の発行する紙幣のデザインが来月の7月に新しくなり、新紙幣の発行が意外なところに影響を与えています。 例えば、出版業界では4年前に新紙幣のデザインが発表された時、3人の伝記が売れたそうです。 その3人とは、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎。それぞれ、新紙幣の顔になる人物で、中学受験にはこの3人についての問題が出題されるとも噂されていました。 そして、これから影響を受けるのが、僕たちの財布だ。それは、財布の中に入っている紙幣が変わるという単純な話では
ユーシロです。 新入社員が入社して1ヵ月も経って、これからなのに「静かな退職」という言葉が話題になっています。 2022年にアメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quitting」の和訳で、企業を辞めるつもりはないものの「出世を目指してがむしゃらに働く」ことを選択しないあり方であり、最低限やるべき業務をやるだけで、積極的に仕事に対しての意識がないことが特徴とされています。 今回は、こうした「静かな退職」を選ぶZ世代が、会社や仕事に対して冷めている5つの要因
ユーシロです。 新入社員が企業に入社して右も左も分からない状況でも迷いながら仕事に取り組んでいますが、そんな新入社員にアドバイスを送りたいと思います。 上司から毎日、指示があると思いますが、その場合は 上司から指示があった場合は、その目的と背景を確認してください。 一般的に、会社が何か行動を起こそうという時には、必ず「なぜそれをやるに至ったのか?」という背景と、それを行うことによって得たい目的があるはずです。この2つをあらかじめ抑えておけば、自分の仕事が「会社がやろう
ユーシロです。 最近、よく耳にする「セルフブランディング」、いわゆる「自分の強みをブランドとして確立する」という言葉ですが、自分がブランドにできるほどの強みなんてあるのかと悩む人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、やり方を教えます。 セルフブランディングを極端に言えば、 「自分はこうなれたら幸せ」=「自分のブランド」を一致させることです。 では、「自分のブランドって何だ?」という話ですが、それに効果的なのが他者の視点です。自分のことは、案外自分では見えてい
ユーシロです。 突然ですが、「目黒のさんま」のお話はご存知でしょうか。落語好きの方なら知っていると思いますが、知らない方のために簡単にあらすじを紹介しておきます。 ある秋の日、殿様が目黒まで鷹狩に出かけたときのこと。仕えていた者が弁当を忘れるという失態を演じます。腹を空かせている殿様一同のもとに秋風に乗っていい匂いがしてきました。 「あれは何じゃ?」 殿様が尋ねると、家来は「これはサンマという下々の者が食す魚を焼く匂いです」と答えます。「食べたい」という殿様に、家来は
ユーシロです。 「いまどきの新入社員は何を考えているかわからない」「パワハラと訴えられるのがこわくて部下に注意ができない」「リモートワークの導入で部下の仕事が見えず、どう評価していいかわからない」など、部下との関係に悩む上司は後を絶ちません。最近では、部下に遠慮して言いたいことをがまんしてストレスをためている上司も多いようです。 今までの上司が経験してきた成功体験、指導方法は、基本的に通用しないと考えるべきです。なぜなら、現在の若年層である「Z世代」には、理解しがたいもの
ユーシロです。 皆さんは、自分の会社の企業理念を知っていますか? 経営者が書いたビジネス書には、必ずといっていいほど「理念」の重要性について説かれています。しかし、なぜ理念が大事なのかを理解している人は少ないようです。そもそも、自分の会社の企業理念さえ知らない人も多くいます。 「理念」とは何かというと、その会社が社会にどのような価値を提供しようとしているかを語っているもので、そこで働く人たちにとっては「働く目的」になるものです。 なぜその会社で働くのか、なぜその仕事を
ユーシロです。 2024年から始まる新NISAでテレビ、雑誌で話題になっており、私の会社でも今まで株に興味を持たない人が話すようにまでなってきており、上半期の流行語になる位、世間で浸透しています。 それに合わせて「今後も米国株の上昇は続くのか」「どの銘柄がオススメか」といった議論が、専門家の中で色々なされています。 そもそも株価とは常に企業の実態価値を表しているとは限りません。そのため、割安であったり割高であったりすることは常に起こります。割高が行きすぎると1980年代
ユーシロです。 明けましておめでとうございます。新年が始まり、世の中の変化は目まぐるしく回り、政治的・経済的問題も解決の見込みがないまま山積みしています。そこで、2024年に日本企業を取り巻く環境、直面しそうな問題などについて、見通しを整理して2024年に臨んでいきたい。 問題1:人手不足が引き起こす産業の新陳代謝 日本の多くの産業で、人手不足の問題が深刻化している。高齢化社会の影響、若者の職業選択の偏向、そして「2024年問題」と言われる労働時間の上限規制など法制度の
ユーシロです。 アイドルから、アーティスト、声優まで何か特定の対象を応援する「推し活」が老若男女を問わず一般に広がっています。11月23日に公開された北野武監督作品の「首」を観に行った際、50代の北野ファンがいて、「この日を楽しみにしてた」と童心に帰るような喜びようだった。 「推し活」ブームについては、単身者の増加や孤独感との関連で語られてきた。また、その熱狂ぶりから「宗教のようだ」と言う人も少なくない。カリスマ的な人物と崇拝者という関係性が宗教っぽく映るのだろう。 単
ユーシロです。 まずはこの3つの言葉を頭に入れて話を読んでください。 「囚われない、侮らない、恨まない」 人は誰しもが失敗しますが、失敗する要因をたどっていくと、ほぼこの3つのいずれかにたどり着くのではないでしょうか。事例を見てみることにしましょう。 ある会社の主任のお話です。その人は会社に勤めて数年経っており、自分の仕事に自信を持つようになっていました。ところがある時、自分では「昇進間違いなし」(囚われる)と思っていた課長に選ばれず、他の人が選出されました。 その