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社是・社訓を見れば、どの様な会社か分かる。

ユーシロです。

会社には社是や社訓を掲げている所が多いでしょう。中には朝礼の時に口に出すところもあるでしょう。

「社是なんて、古くさくて面白くない」と言う人は多いですが、社是を調べると、色々な事が分かります。例えば、素晴らしい社是は経営者が言葉の1字1句を考え抜いてつくっているから、その社是には力があります。


言葉こそ、人の心を動かすことが出来る最強の武器なのです。


社是とは、会社が目指す理念やビジョンのこと。一方、社訓とは社員が守るべき規範のことを言います。会社がこれらを作成する理由はただ1つ、社員教育のためです。

もしかしたら、中には「会社には仕事に行っているのに、なぜ理念まで理解する必要があるのか」と思う人もいるでしょう。教育が必要な理由について、世界的な経営学者のドラッカーは、著書『マネジメント』の中でこのように述べています。

「(従業員)それぞれが『われわれの事業は何か。何であるべきか』について答えを持っている。従って企業自らが、この問いについて徹底的に検討を行い、答えを出しておかなければ、上から下に至るあらゆる階層の者が、それぞれ相異なる事業の定義に従って決定を行い、行動することになる」と。

つまり、組織の中で予め共通のものの見方や考え方を共有しておかないと、その組織を維持することが難しくなる、ということです。

それでも、「社是・社訓にはキレイごとしか書かれていない」と言う人もいますが、上っ面を眺めているだけでは、どんな言葉も絵に描いた餅に過ぎません。最大のポイントは、

①トップが自らの社是・社訓に本気であること
②日常でしつこく浸透させる仕組みを持っていること

もしかしたら「キレイごとだ」と言ってる人は、社是・社訓を「出来るか出来ないか?」で判断しようとしているのかもしれません。しかし、大事なのは「やるかやらないか?」です。

実際、これらが単なる上辺だけの言葉で終わるか、それとも「あの会社の社是・社訓は素晴らしい」と評価されるかは、社員が仕事に活かしているかどうかで決まります。意味もわからず、毎日唱和しているだけでは「つまらない」で終わるでしょう。

社是・社訓の中には、その会社がもっとも大切にしていることが詰まっています。そのため、その内容を仕事に取り入れ、どう実践していくかが、評価に直結するでしょう。

これを機に、ぜひ自社の社是・社訓を見直してみることをオススメします。

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