HSP「私って弱いんですかね…?」に対してのお返事
こんにちは!HSPアドバイザーのゆうです!
個別相談をしていると「私って弱いんですかね…?」「ゆうさんから見て、私って弱いですか?」というお悩みが非常に多いです。
なので、本日はそれに対しての私なりにお答えいたします!
あくまで私個人の意見にすぎませんので、「そんな考え方もあるんやな~」と参考程度に見てくださいね。
結論「そもそもメンタルに弱い・強いの物差しを使わない」
私も前は「自分のメンタルって弱いのかな…」と沈んでいた時期があるので、そう思ってしまう気持ちもめちゃくちゃ分かります!
あの時間ってアリ地獄に落ちたみたいにずっと考えちゃうし、それがまた「弱いメンタルの人」っぽい漠然としたイメージがあって、自己嫌悪に陥るんですよね…。
ただ、よくよく考えてみて欲しいのですが、いったい誰と比べて弱いだの強いだの言っているのでしょうか?
職場のできる同僚?凄腕上司?人として出来た友人?それとも優秀な親兄弟?
誰でも構いませんが、そもそも「弱い・強い」という言葉は、誰かと比べなければ出てこない言葉です。
私は色々な人と交流を重ねる中で、「メンタル」という「曖昧で概念に近いもの」に対して、誰かと比較することはナンセンスだと思うようになりました。
もちろん、比較が悪いわけではありません。
自分以外の人物と比べることで足りない部分を認識し、成長に生かすことは大事ですし、それは生きるうえで必要なことだと思います。
しかし、四六時中、自分が病むまで誰かと比べて何かメリットはあるでしょうか?
そもそも「そんなに自分をいじめて楽しいですか?」
↑(かつて、とある人から言われた言葉です…笑。)
成長したくて比べるなら良いですが、その時も「自分に足りないもの」ばかりを見ているとツラいだけなので、見つけた足りないものと同じくらい「今の自分にもあるもの」の数に目を向けて欲しいと思います。
どうして病むまで比べるのか?
さて、ここまでくると、どうしてそんなに病むまで比べてしまうのかと疑問に思いませんか?
私もずっと考えてみたのですが、簡単にいうと「クセ」なのだと思います。
例えば、小学校の頃を思い出してみてください。
既に低学年の頃から「できる子」「できない子」という区別がありませんでしたか?
先生や周りの子たちから「○○君はできるよ」「○○ちゃんの方がすごいよね」という風に、他人と比べられていませんでしたか?
それが小学校から始まり、人によっては大学までテストという目に見える形で「他人」と比較されてきたと思います。
そんな生活の中で「自分と他人を比較する」というクセがつくのは、仕方のないことですし、非常に自然なことだと思います。
しかし、社会ではそうはいきません。
人とのコミュニケーションの中に、一気に「比較できないこと」が増え、もし誰かと比較しようものなら、むしろ白い目で見られることさえあります。
そんな社会と相反するクセを持っているのですから、悩んでしまうのも当然。
早めに「比較」をうまく使えるようにしておかないと、病んでしまうのも時間の問題です。
分かってるけど比較しちゃう…
そのお気持ちもよく分かります。
「そうは言っても」「頭では分かっていても」つい比較してしまうものですよね。
なので、無理やり比較するのを止める必要はないと思います。
その代わり、自分がどんな時に、どんな人と比べているのかを考えるようにしてみてください。
特に「比較対象が誰なのか?」は重要です。
その比較対象は、いわば自分のコンプレックス……つまり、自分の中でまだ気持ちが整理できていない相手のことが多いからです。
このコンプレックスの人は、必ずしも優秀な人とは限りません。
もしかしたら「不器用な人」、もっと言うと(言い方が悪くて恐縮ですが)「できない人」に対してのコンプレックスが強い可能性さえあります。
・「できない人」ではあるけど、いつも仲間に囲まれている…。
・仕事は早くないけど、上司たちに可愛がってもらっている…。
・ミスするけど、いつも笑って許してもらってる…。
この2つの例を聞いて胸の中がザワザワした方は、ぜひ昔を思い出してみてくださいね。
他人と比較しない最終手段は……
これは最終手段であり、かなり荒治療なのであまりオススメできませんが……。
「はるか彼方のレベルに達している、自分や知り合いの誰よりも凄い人」に会って「この人には敵わない」と実感することです。
どこかでも書きましたが、どんなに頑張っても辿り着けないようなレベルに到達している人に会うと、「あ、比べても仕方ないな」と心が納得することもあるのです。
私の場合、人生でそのような方には2名ほど会ったことがあります。
どちらも違うタイプなのですが、どちらも「あ、これは敵わないわ」と本能的に感じた方々でした。
あなたももしそのような人に会ったら、ぜひ少しでも話してみてください。
きっと視野が広がり、もっと気楽に世界を楽しめるようになると思います。
HSPの中でも特に
・人間関係がめんどくさい……
・ずっと考えちゃう…
・どうしてツラいのか、具体的に分からない…
という方向けに電子書籍を書きました!
気になる方はぜひ読んでみてくださいね◎
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