ココ・シャネルから学ぶ、ブランディングで大切な3つの要素
こんにちは。
今日は、私が最近見た「ココ・アヴァン・シャネル」の映画から学んだことを綴っていこうと思います。
シャネル
女性なら一つはシャネルのアイテムを持っている人も多いはず。
誰もが知っている高級ブランドのシャネルが、どのように生まれたか知っていますか?
シャネルは「ココ」という女性が、流行に流されること無く自分のスタイルを貫き通し、世界に新しいファッションを作り出したことがきっかけで始まったブランドです。
今も多くの人に愛され続けるブランドは、一体何が違うのか?ざっくりとまとめてみました。
・ココが感じた「疑問」
当時のフランスでは、裕福な女性の服装は飾りのついたボリュームのあるものが流行しており、ロングスカートやつば広帽子のために男性の補助が必要となるほどでした。更にウエストの締まった洋服が主流だったため、コルセットも欠かさず着用していました。この服装は富裕層の象徴でもあったので、女性たちも拒む人はいなかったそうです。
しかし、ココは違いました。
なぜ女性たちはあえて身動きの取りづらい服を着るのか?
彼女はボリュームのあるドレスよりもコルセットが必要のないスッキリとしたシルエットを好み、帽子はシンプルな作りで、色味は落ち着いたものを身に着けました。
他にも、当時では女性は滅多に履かないズボンを自分用に仕立てるシーンもあります。
このように当たり前と思われていることに疑問を抱き、自分のスタイルを確立していったんですね。
・周囲の人に与える「印象」
そんな彼女を周りの人は「変わった趣味」と思っていましたが、そのスタイルが次第に受け入れられ、ココは婦人用の帽子職人として自分の店を持つまでになります。
”他とは違う何か”があると人は印象を受け、差別化しますよね。
人の頭の中に大きなインパクトが残れば、◯◯=あの人 のようなイメージが生まれます。
ブランドには欠かせない影響力です。
・「宣伝者」の存在
一度ココの帽子を被った人たちはその機能性やデザインを気に入り、街ではココの作った帽子をかぶる人が増えていき、女優たちも愛用するほどでした。
現代のようにCMや広告が無くても、人から人へ伝染していったことでブームが生まれ、根強いファンができたんですね。
そしてたちまち人気になったシャネルは、帽子に合うアクセサリーや洋服、そして香水のほか化粧品も販売するようになり、世界のファッションに大きな影響を与えるブランドへと成長していきます。
いかがでしたか?
「疑問・印象・宣伝者」この3つが揃って、唯一無二の存在となり
初めてブランドというものが生まれるんですね。
逆にいうと、この3つどれか一つでも欠けていたらブランディングは難しいということ。
なんだか映画を見終わったあとに、とっても考えさせられました。
周りに流されず、自分の確固たる信念を持って、自分自身をセルフブランディングするってとっても大切だなぁと。
ブランディングに興味がある方には、是非観ていただきたい映画でした!
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