【Newspicksブックnote1】 THE TEAM ~5つの法則~ から考える教育への転用アイデア
本読んだ後は必ずnoteすることにしました。
今日はこれ。まぁ読んでみたところを記録します。ちなみに要約ではないです。
https://www.amazon.co.jp/TEAM-5つの法則-NewsPicks-Book/dp/4344034546
疑い深い私は、巻末のエビデンス・セオリー箇所のキーメッセージからまとめていきます。
一番この記録で強調しておきたいことは、今目の前の生徒や、同僚を『グループ』なのか、『チーム』なのか分けて接したい、ということです。
グループなら、まったりそのまま接する必要もあると思います。
チームとみる場合、以下の得た学びを活かしたい。
i. Aimの法則について
以下引用です。
チームのパフォーマンスは、目標設定に大きく左右されます。
もしも、あなたのチームが誰かから与えられた目標をただやみくもに追いかけているだけのチームなのであれば、自分たちの目標を見つめ直して下さい。
適切な目標設定がなされていなければ、メンバーのあらゆる努力が、無に帰すと言っても過言ではありません。
その際に大切なことは、きちんとチーム活動の意義が設定されていることです。
自分たちのチームは何のために存在するのか。
数字や作業を積み上げた先に何を実現したいのか。
チーム活動の意義が明確に言語化されてはじめて、メンバーたちは自主性や創造性を発揮し始めます。
意義から遡って、やるべきことややるべきでないことを自ら探し、自ら見つけるチームへと生まれ変わっていくのです。
その時、今までになかったブレイクスルーが、あなたのチームにもたらされるはずです。
□そのチームの活動の意義が明確になっているか?
□そのチームの創出すべき成果が明確になっているか?
□そのチームは推奨している行動が明確になっているか?
□そのチームでは活動の意義と創出すべき成果、推奨している行動が適切に接続されているか?
□あなたはそのチームが活動する意義、創出すべき成果、推奨されている行動を日常的に意識できているか?
以上引用(一部改変)でした。
担任・授業者として、考えることは、このチェックリストはあくまでマネージャー的な成果に責任を持っている立場で考えているように思い、良いチームをつくることは、誰かが「良いチームをつくる」チャンスを摘んでしまうことになります。
ここにパラドックスが潜んでいると思い、自分はこの理論を知りましたが、誰かにこれらを体験させたい場合、良いチームをつくることをあえて放棄する必要もある思いました。
良い授業や良い指導を考えていると「お膳立てしすぎ」現象がおきます。
気づいたら生徒の「先生くどいよー」反応が出てしまうことも。
任せてあげることも引き出しとして準備できていれば、すごい良い考え方だなぁと思いました。
探求であったり、アクティブラーニングであったり、部活動であったり、クラスやラボメンバーを結成する中で、「ここの部分は外せない」っていうポリシーが色々ありますが、グループになっちゃってる事って結構あるなぁと。
「この集団はチームなんだ」と立ち上げの時に明確に言える準備をしようと思います。
ⅱ. Communicationの法則について
チームやクラス、みんな育ったバックグラウンドが違っているからこそ、チームメンバーを次の二表で分類し、コミュニケーションをとるということでした。
例えばAさんがアタックタイプで、父性的な性格の場合、「Aさんの統率力はすごいね!○○を頼めないかな?」なんていう一言で、生まれるわけですね。
これは良い意味でです。洗脳的な悪い意味では捉えたくないですね。
自分は、パキッとわかれないかもですが、シンキングタイプで外交的?などと考えながら、『確かに!』と納得できる部分がありました。
きっとこれで全部うまく、なんていうことはないと思うけれど、生徒への声かけなど、若手の私は意外と経験則的なところだったので、声かけの一つの軸になりそうです。
以下、上図に沿うコミュニケーションを生むための引用です。
□そのチームはルールを明確化できているか?
□そのチームは、メンバー同士がお互いの過去や特徴を理解するような機会を持てているか?
□そのチームは問題やアイデアをメンバーが安心して共有できる雰囲気をつくれているか?
□あなたはチームメンバーの過去や特徴を踏まえたコミュニケーションをとれているか?
□あなたはチームメンバーに恐れや迷いなく、自分が感じる問題やアイデアを発信できているか?
以上引用。
学級経営において、まったく固くない、雑談やダイアログ的な時間をとり始めたら、途端にクラスの状況が一変したと言う経験があります。
お互いがお互いのことを知らないだけで、憶測が憶測を呼び、デフレスパイラルのような状態になっていく。
そんなことは大人でも起こりそうなことだなぁと、クラス担任として見ていたことを思い出します。
この人はこう言う人だと受け入れる、そんな時間がチーム運営に必要なのかもしれません。
また心理的安全についてもこのようなことが書かれていました。
ぞっとする項目もあります・・・。
ⅲ. エンゲージメントについて
ここはチェックリストのみ引用します。
生徒のカウンセリングに使いたい材料です。
ここは最初のAimの法則にも少し食い込んでるように思います。
生徒理解を促進思想なリストです。(まぁ、生徒に金銭報酬はないわけですが。)
以下引用。
□そのチームでは金銭報酬や地位報酬だけでなく、感情報酬がメンバーに提供されているか?
□そのチームではメンバーに何に共感してもらうかが明確になっているか?
□そのチームにはメンバーがチームの魅力を感じる仕組みが埋め込まれているか?
□あなたは自分が何を求めてチームに参加しているかを明確にできているか?
□あなたはチームがメンバーの共感を生み出すことに貢献できているか?
以上引用。
まとめますが、生徒にや同僚に対して、チームと認識させる場合においては、このようなことを意識してみたいと思いました。
何か一つずつ選んで実行しないと、ノウハウとしては少し多めですよね!
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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