前々職のある人事制度に20年経った今でも感謝しているという話
私は今でこそ個人事業主として働いておりますが、前職は外資系の会社、前職はバリバリの純日本企業に勤めていました。
前々職の会社では、毎朝全員で「社歌」を歌っていました。
そして、各部署毎に持ち回りで「所感発表」というテーマフリーのスピーチがあり、週に1度は創始者の理念、「七精神」を全員で唱和しました。
前職の外資系IT企業に転職してからこの話をしたら、とても信じられないというリアクションをもらってましたね。
とはいえ、私は良い経験だったと思っていますし、それほど悪いものではないと思っています。まあ、外資の社風からしたら信じられないでしょうねw
そんな前々職の制度で一番感謝しているものがあります。
それは「私の5年後の将来像」を1年に1度考えるという人事制度です。
1年間の自分の目標を立てて、その結果を人事に報告するということは多くの企業でやっていると思います。
それに加えて、前々職では自分の5年後の将来像を1年に1度見つめなおしその将来像を元に次の1年のアクションプランをたてていくというものが人事制度として存在していたのです。
この自分を見つめなおすことを自己観照といいます。
5年後の自分の姿を毎年考えてもそんなに変わらないだろうよ、意味あるのか、と思われる方もおられるかもしれません。
私もそう思ってました(笑)
この習慣、前職の会社に転職してからその素晴らしさを実感しました。
前職では特に自分の将来像を考えるといった人事制度はありませんでした。
良くも悪くも自己責任なのですね。
なので将来の姿を設定し、活動するということは「自分で意識して」取り組まなければなりません。
この自分の将来像を中長期でとらえ、その将来像に向かって行動するという「意識」をもつことはとても重要なことだと歳を重ねるごとにわかってきました。
それが会社の人事制度に組み込まれているというのは、前々職の会社は人材育成に対する意識が本当にすごかったんだなぁ、と改めて感じたのでした。
おかげさまで、今でも年1回の将来像の自己観照は自分の中で当たり前の習慣となっています。
5年後の自分はどうなっているか。
意識するだけで本当に変わってきますよ。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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